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#システムリソース不足(#原因 #解消法 #対処法)パソコンの「#リソース不足」の重い・動かない特徴とは

リソース不足とは、コンピュータのOSが利用しているメモリの領域が足りなくなり、アプリケーションの起動や動作をさせることが出来なくなることです。これは、どの種類のOSを利用していても発生する可能性があります。そもそもシステムリソースとは…


パソコンのシステムリソース不足とは

リソース不足とは、コンピュータのOSが利用しているメモリの領域が足りなくなり、アプリケーションの起動や動作をさせることが出来なくなることです。これは、どの種類のOSを利用していても発生する可能性があります。

そもそもシステムリソースとは、コンピュータにインストールされている全てのアプリケーションが共通して利用するメモリ領域のことです。

この領域として指定されているメモリ容量はOSによってあらかじめ決められており、ユーザーが自由に変更することは出来ません。

メモリ領域は増えることがない

ハードウェア的にメモリを増設し、容量を増やしたとしてもOSが決めているメモリ領域は増えることがないのです。そしてリソースにはUSERリソースとGDIリソースの二種類が存在します。

USERリソースは、アプリケーションを操作したときに開かれるウィンドウや警告ダイアログといったユーザーが操作するために必要になる情報が入っており、GDIリソースは、アプリケーションの画面を表示する際に使う文字や画像といったグラフィック関係の情報が入っています。

パソコンそのものがフリーズする

リソース不足は、この二種類のリソースのうちどちらか一つのリソースが利用するメモリ領域が足りなくなると発生するのです。

リソース不足の状態になってしまうと、アプリケーションが起動できなくなったり、表示されるべきものが表示されずうまく動作しなかったり、場合によってはコンピュータそのものがフリーズすることもあります。

リソース不足の特徴(症状)や原因

リソース不足になると、アプリケーションを起動する際に必要となる情報が取得できず、アプリケーションを起動させることが出来なくなるのが特徴です。

症状が重いと、動作を全く受け付けなくなりコンピュータの電源を落とさざるを得なくなることがあります。これは、複数のアプリケーションを同時に起動していたり、コンピュータを長い時間連続して使用していることが主な原因です。

メモリ領域を多く利用するアプリがある

特に複数のアプリケーションを同時に起動していることが問題となることが多いのです。アプリケーションによっては単体でもコンピュータに大きな負荷がかかり、メモリ領域を多く利用するものがあります。

画像編集ソフトや、未加工状態で保存されたデジカメなどの写真を現像するソフトがその代表で、こういったアプリケーションは単体で使用していてもリソース不足になることがあります。

Webブラウザもリソース不足の原因に!

普段インターネットをする際に利用しているWebブラウザもリソース不足の原因となることがあります。近年では動画サイトの急速な発展と撮影機材の高性能化に伴い、高画質の映像が手軽に見られるようになっています。

動画をWebブラウザで閲覧すると、メモリ領域を多く利用することになり、リソース不足の原因になります。このような大きな負荷がかかるアプリケーションを同時に利用すると、アプリケーションとメモリとのやりとりの量が増えるとともに処理が複雑になり、リソース不足になる可能性が大きくなってしまうのです。

リソース不足の対策

リソース不足に陥らないためには、いくつかの対策をしておくことが重要です。まず第一に、アプリケーションを複数同時に起動させないことです。

実行しているアプリケーションの数が多ければ多いほどメモリ領域を使用するので、実行しているアプリケーションの数を減らせばその分使用されるメモリ領域が減り、リソース不足が起こりにくくなります。

パソコンで行う作業を同時進行させない

コンピュータで行う作業を同時進行させず、ひとつひとつ行うことが対策となるのです。第二に、メモリ領域を大量に利用する、いわゆる「重い」アプリケーションを利用しないことです。アプリケーションは多くの機能を持っています。

ユーザーはその機能を利用して作業を行いますが、一つのアプリケーションに機能が詰め込まれすぎていると、単純な作業しかしていないのにメモリ領域を多く利用してしまうことがあります。

シンプルなアプリケーションで行うように

アプリケーションによっては機能を絞ったシンプルさを売りにしているものもあります。自分が行いたい作業がそういったシンプルなアプリケーションで行えるようであれば、そちらに乗り換えるのもリソース不足の対策になります。

少し難易度が上がりますが、インデックス作成を無効にしておくという方法もあります。多くのOSに、ファイル検索を高速に行うためにあらかじめインデックスを作成するという機能が搭載されています。OSの種類によって無効にする方法が異なりますが、この機能を停止させることも対策になるのです。

リソース不足の解消方法

リソース不足の解消法は複数あります。リソース不足はOSが管理するメモリ領域の使用量が増え、不足することが原因となって発生するので、メモリ領域を解放することで解消できるのです。

実行しているアプリケーションを終了させることです。現在行っている作業に関係ないアプリケーションは、いつまでも起動させたままにせず、作業が終わったらすぐに終了させる習慣にしておくと良いでしょう。

PCのアプリケーションを終了させると効果的

とくにメモリの使用率が高いアプリケーションを終了させると効果的です。メモリの使用率は、OS付属のタスクマネージャーという機能で確認することが出来ます。まれに、アプリケーションを終了させてもメモリの使用率が減らない場合があります。

この状態をメモリリークといいます。メモリリークしてしまったら、コンピュータを再起動させましょう。コンピュータが再起動するとメモリ領域が初期状態に戻されるので、メモリリークも解消されます。

再起動してもメモリ使用率が高い状態が続いている場合、コンピュータの起動と同時に実行されるアプリケーションが原因であることがほとんどです。

アプリケーションが実行されないように設定

スタートアップというフォルダに登録されているので、そのアプリケーションが実行されないように設定しましょう。他には、リソース不足を解消するアプリケーションを使うという方法もあります。

コンピュータ内部に溜まっているキャッシュと呼ばれるファイルを削除し、メモリ領域を開放してくれるソフトです。

リソース不足解消のまとめ(未然に防ぐ方法など)

コンピュータには、インストールされている全てのアプリケーションが共通して利用するメモリ領域というものがあります。これをシステムリソースといいます。

リソース不足とは、OSが利用しているメモリ領域の容量が足りなくなり、アプリケーションの実行や動作をさせることが出来なくなることです。

ユーザーが自由に設定することも出来ません

このメモリ領域の容量はOSによって決められているので、コンピュータの性能によって増減することはなく、ユーザーが自由に設定することも出来ません。

リソース不足になると、アプリケーションを起動することが出来なくなったり、コンピュータがフリーズしてしまうこともあります。その原因は、複数のアプリケーションを同時に起動していたり、コンピュータを連続して使用していることです。

複数のアプリケーションを同時に起動させない

リソース不足を未然に防ぐには、複数のアプリケーションを同時に起動させたり、「重い」アプリケーションを使用しないことが大切です。

特にメモリ領域を大量に利用するアプリケーションはリソース不足を発生させる原因となることが多いので、機能を絞ったシンプルなアプリケーションを使うなど、工夫すると良いでしょう。

パソコンのメモリ領域を初期状態に戻すのも必要

それでもリソース不足になってしまった場合、メモリの使用率が高いアプリケーションを終了させたり、メモリ領域を初期状態に戻すためにコンピュータを再起動するといった方法が挙げられます。

メモリ領域を開放するアプリケーションを使うことも有効です。リソース不足は、原因と対策を知っていれば回避することが可能なのです。

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