超ゆるく絵を描く
最近、超ゆるく絵を描いている。一枚の絵に10時間もかけるのに疲れたのだ。
前にとある練習法(過去記事を見てください)をして、うまく描けるようにはなった。なったのだが。
何時間も絵にかけないと満足できなくなってしまった。完璧でないと、自分の絵を認められなくなってしまった。
この頃は、「完璧な」絵を描くのが嫌になって、それでもやめられなかった。それしかハイクオリティーな、みんなからも評価がもらえて、僕の納得できる絵の描き方を、知らなかったから。
最近は違う。なんと2分で人体を描いている!
10時間→2分、である。300分の1である。
具体的に言えばジェスチャードローイングをしている。
↓砂糖ふくろう先生のツイートを参考にしている。本二冊分が無料公開されている……ありがてぇ……。
初日がこちら。まずは豆もやし。
一分で安定して描けるようになったので円柱に移行。
まぁこんな感じで、ゆるゆる~と描いている。もやしたちの総数は150を突破した。
気づいたことは、「めちゃくちゃおもしれぇ~! たのしい~!」ということである。
だって2分で絵ができるんだぜ!? は!? 最高か!?
街中を歩いているだけで、人々のLOAを感じ取ってしまう。カフェに行くだけで、座っている人の椅子の背で隠れている部分がなんとなくわかる。
世界にはいろんな人がいて、みんないろんなペースでいろんなことをしている。世界は回っている(悟り)。
俺もいろんなことをしてもいい。
あと圧倒的に円柱の圧縮が足りてないことに気づいた……。体育万年ビリの空間把握の力のなさをなめてはいけない。これは大きな進歩である。
さらに、図書館でこの本を借りた。
ここに「現代建築もいい! いろんなところから知識集めたり影響を受けよう!(意訳)」というのがあり、なんと初めて立体の展示と個人の個展に行った。
めちゃくちゃおもしれかった……。俺の作品にはないうねりがめちゃくちゃあって、参考にしたいと非常に思いました。
そして、絵に「自由」が生まれた。
オリキャラに植物をはやした。
マンガを描いた。
絵日記を描いた。
抽象画を描いた。
いろんなことに手を出しているのだが、おもしろいんだなこれが。
あと、SNSから距離を取った。でも別になにも悪影響がない。楽だ。
別にすごい絵を描かなくてもいいんだなって気づけた。10時間かけなくていいんだって、みんなに評価されるような絵を描かなくていいんだって、気づけた。
そんなことしてても苦しくなるだけじゃんね。描きたい人は描きゃいいさ。俺はしないね。
このnoteも下書きも展開もなにも考えずにぶわーっと書いている。目次も作ってない。太字の強調も一切していない。脳みその中身をそのまま出力しただけの文章。一人称もぐちゃぐちゃ。きっと評価は芳しくないだろう。
でもいいのさ。ただ、創ることが楽しいんだ。
今は、それだけでいい。