2021年8月21日「悩みのるつぼ」

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 どういう経緯でその発言をした張本人とそういう話をすることになったのかはわかりませんが、気にしなくてよいのではないでしょうか。普通やったら、ひとはひと、自分は自分、という古くから伝わることわざ一つで終わってしまいそうな話ですが、なぜそれで終わらなかったのか、ということのほうがむしろ気になります。このことがなぜ悩みになっているのか、ということですね。その発言をしたひと以外にも、同じようなことを言うひとがいるのでしょうか。親とか、まわりの友人や知り合いとか。あなたの書きぶりからは「自分はこう思うし、あのひとの言ってることが間違ってると思うんだけど、そう思っていいんだろうか、そう信じてもいいんだろうか」という迷いも裏面にあるような気がします。

 いまのあなたが浪人してまで大学に行こうと思ったのであればその行動は正解のはずですし、もっと言えば、いくらでも人生は正解にしたり不正解にしたりすることができます。あとからいくらでも修正できるんです。

 だから、せいぜい反面教師にしておきましょう。あなたがいま力を向けるべきところは、もちろん勉強であるし、もっと言えば浪人するという人生を選んだ自分自身です。他人は関係ありません。「しょーもないヤツがいたな」くらいで、乗り越えていきましょう。たぶん、相談してみたら同じことを言って応援してくれるひとのほうが多いと思います。自分を奮い立たせるためにも他人に支えてもらいつつ、健闘を祈ります。

 あ、でもそのひとのことも責めたらダメですよ。そのひとの言っている意見にぼくは同意しないですが、そのひとがそういう意見を持つこともまた自由なはずです。他人を変えようとするとそれはまた、あなたがされたことと同じような気持ちを相手に与える可能性がありますので、注意してくださいね。

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 相手のひとが言っていたことの意味を分析しているところ、その上で詭弁であることをロジカルに導いてる。あと、学びの意味を清田さんの言葉で書いて、相談者の後押しをしているところが回答の説得力をつくっていると思った。

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