ゴミ拾いからぼた餅
①ぼく、職場のゴミ収集がめちゃくちゃ好きなんですよね。ゴミを集めて、いかに1枚の袋を存分に使うことができるか、にチャレンジしていくことがめちゃくちゃに楽しい。ゲーム的な楽しみもあるし、ケチな自分にもぴったり。自分が珍しい苗字が好きなんやってこと、ゴミ収集も得意なんやっていう2点はいまの職場で教えてもらったこと。自分のこだわる部分に対してほかのひとはそこまでこだわらへんこと、そしてこだわりを発揮することがそのまま業務の向上に活かされるということを教えてもらったのでした。
で、今日もゴミ収集をしてたんですけど、最近会得したテクニックとして、シュレッダーで出た細かいゴミを復路の隙間に入れていくことによってスペースの有効利用をすること、またゴミと外界の緩衝材にもなって、一石二鳥みたいになることに気付いて、これいいんすよね~とかって雑談しながら収集してた。
ゴミ一袋分がなくなりそうになったときに、上司の名刺入れが出てきた。うっかり屋さんの上司やから、これは果たして意図して捨てたのか、そうでないのか。帰ってきたあとに聞いたら、普通に「あー、ありがとう」ぐらいあっさりしとって、何?って思った。いろいろツッコミどころ多すぎる。名刺入れ間違えてゴミ袋までたどり着くか?っていうのと、見つかった割にリアクション薄いなっていうこと、ぼくと同じくなぜそこで見つかったのか、あなたは全然気にならんのかってこと、あとはうっかり屋の上司の物やからそうかもって思ったは思ったけど、ほんまにそうやったんかい、みたいな。おあつらえ向きのネタみたいになって、めっちゃ笑った。最後に出てきたっていうのもすごかったな。RPGの財宝みたい。たぶん、ぼく以外があの作業やっとったら一つひとつきちんとは見ーひんから、気付かれへんかったと思う。よく見つかったなっていうのと、ゴミ収集についてのテクニックをシェアしてたときやから、またこのタイミングで?っていうのがいろいろ重なって、めっちゃおもろかったわ。
②上司が忙しいのにイベントチラシ(あんまり優先順位高くない)づくりに熱心になっとって、「〇〇さん違う作業していいですよ」みたいにみんなで声かけしとった。雰囲気的には急いで終わらせてほかの仕事やってください、的な空気になってて、完成したタイミングで文字校正を頼まれてぼくのとこにまわってきてんけど、ブラッシュアップライフっていう言葉が載ってたから「あ、これドラマの影響ですか?」ってなった。近くにいた別の職員2人が、意外とドラマけっこう観るひとたちやったみたいで、それこそぼくもここ1年半くらいドラマにハマってるから「へー、あれ観るんですね」とかなんとか雑談してたら、チラシ作ってくれた上司から「早く見てください!」って言われ、一同爆笑。ひとを急かしといて、めっちゃまったりしてもーた。仕事中やのに、それを忘れるくらいしょーもない話で盛り上がった。「確かにこれはあかんかったわ」ってそこにおった職員3人で笑いあった。展開からオチが典型的なコントみたいで、めっちゃ笑ったわ。
③退職する職員の色紙をまたしても任されてんけど、3文字目でミスったからお詫びせーへんとあかん。ラとマが混じった文字。下書きしとったのになぜかミスった。ほかにも、マジックで書いたところの下書きの鉛筆消せへんくなってもーたりとかいろいろポカやらかしてるからお詫びもしつつ渡さへんとあかんねんけど、なんか色紙づくりから渡すまでに言い訳も一緒になってついてくる、一つのパッケージみたいになってきて、めっちゃニヤニヤしてもーた。言い訳つきの色紙とかたぶん世の中にあれへんやろ。それにしても、色紙うまくつくれるひとすごい。めっちゃ頼りになりそう。まったくぼくの柄にもあれへんことやってるからな、なぜか。
④上司がチラシに川柳載せとったから、雅号つけましょうよっていう話になったから出したのが、「まつおだしょう」。これ本名出さへんとわからへんやつやからここまでに留めとくけども、これ言うた最初のときから2人くらい笑ってくれてんけど、まつおばしょうとかけてるっていうことあとから説明したら「あ、そうなんだ」ってなって、自分の考えたこの雅号の核心部分は伝わってへんかったんや、って思ってちょっぴりえーってなった。それでも笑ってくれるからありがたい。ほっこりした。
こうやって言語化してると、今日はめっちゃネタが多かったな。こんな毎日送ってるとしたら、めっちゃ幸せやぞ、客観的に見て。