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ゴリラJAPANについて少し話そうか?Vol.3

病気か?

絶対タイトルやめた方がいいって。ずっと言ってる。過去2回変わるチャンスあった。自分を変えるチャンスめちゃくちゃ与えられてきたのに。

これがゆとりだ、見たか??

このタイトルやめた方がいいだろって言うのも飽きてきたぐらいだ。

自分で自分のやってることに反対するの武藤遊戯だから。強い自分と優しい自分が闘っちゃってるから。システムが武藤遊戯。

これがゆとりだ、見たか??

Vol.1〜3まで全部これでやってきてるから。やめろって自分で言って、自分で抵抗して。何と戦ってるんだよ。

長くなる要因もここにあるから。反省反省。

最近ちょっと考ぇすぎかも(汗)ショボーン

ょし、切り替ぇだッ!

今日ゎ部活だったょー(o^^o)

おい、どこから「高2バスケ部女子@誰でも気軽にフォロミー★」になったんだ!?!??

いつのまに!?あぶねー!!ほとんど魔法のiらんどじゃねぇか!!前略プロフしてましたわ!!!っぶねーー!!誕生日欄「プレゼントよろーワラ」じゃねぇ!!!最後のリンク欄に親友の独り言サイト貼るなよおい!!!彼氏のこと「ゥチの旦那ワラ」って言うな!!!!!!

…えー、激おもしろツカミということでね…

始めますけども。

これがゆとりだ、見たか??

あれ、なんか熱?あるかも。疲れたな。今後体力持つ気がしないオープニングだったな。


ゴリラJAPANについて Vol.3

これまでのあらすじ

ゴリラJAPANについて少し話そうか? Vol.1

ゴリラJAPANについて少し話そうか? Vol.2


馴れ初め(社会人編 後期)

僕の相方への見下しもピークに達しようとしていた、そんなある日、相方に居酒屋に呼び出された。

幼稚園からの付き合いともなると、誘い方ひとつで何かいつもとは違うなと感じた。激しい雨が降る夜だった。

(何かここは「劇的なきっかけ」みたいにしたくて上記のような表現をしたけど、本当はいつもどおりにしか感じてなかった。)

(雨も降ってなかった。)

居酒屋=串 だと思っている相方がチョイスした串焼きの店に向かう。

串みたいな相方が「ここにいるよ」と手を振ってくる。僕もすぐに「そばにいるね」とアンサーソングを返す。

僕「で?何?」
相方「まぁまぁまぁまぁお酒でも」
僕「抱こうとしてるだろ???」
相方「してねぇだろ(笑)」
僕「いや合コンとかでも無難なツッコミだけしてモテにいくやつのお酒のすすめ方じゃん」
相方「お前何言ってんの??」

こんな感じで最初のターンが終わる。

僕らは昔から「要件だけ先に済ませる」や「結論から言うと」に向いていない。

お酒が運ばれてきて乾杯をし、またも僕のターンから始まる。

僕「え、私別れるつもりないよ!?」
相方「付き合ってないだろ」
僕「そしたらいよいよ話って何!?」
相方「なんで候補それだけなんだよ(笑)」

続ける必要のない会話は長々と続く。

彼の癖(へき)なのかなんなのか、なかなか本題を言わない。よく焦らされたもんだ。

テーブルに、ししとう串が運ばれてくる。

彼は、ししとうが大好きだ。女子で言う「チーズいももち」ぐらい、ししとうを必ず頼む。多分ししとうとチーズいももちの見分けがついてないんだと思う。色も同じだと思ってるに違いない。

「ほら、ししとうお前も食えよ、うまいぞ」と、まるで自分のところで採れたししとうかのようにすすめてくる。ファーマーぶんなよお前よ。確かに畑はお前のフィールドかもしれないけど。

しかも全部2本ずつ頼んでるんだから言われなくてもだいたい食うだろ。メンバー2人の場合食うから。ずっとそうしてきたろ。ししとうのタイミングぐらい自分で決めてきたろ。

うまいことも知ってるから。何度もお前と食ってるから、毎回。リセットすんなよ。なんで「ししとう食ったことない人」になってるんだよ。

そもそもししとう…ししとう何回言うんだよ。

そんなししとうを食べながら、相方が口を開く。

相方「俺ら社会人になって4,5年経つよなぁ」
僕「…別れ話?」
相方「別れんな!!!!!」
僕「いや別れたくないみたいになってるから」
相方「(笑)」
僕「経つよなぁじゃないんだよ空見上げんな」
相方「まぁその…」
僕「別れんな!!!!!」
相方「別れ話じゃねぇって(笑)」
僕「付き合ってもねぇって(笑)」

全く話が進まない。

店員さんが次のししとうを運んでくる。

ししとうどんだけ頼んでるんだよ。いつのまにオーダーしたんだよ。「次の」ってなんだよ。早く話すすめろよ、次のししとうとやらが出てくる前に。

相方「いやまぁ最近何か刺激たりなくない?」
僕「……ししとうの話…?」
相方「あの、ししとうは刺激たりてます」
僕「なんなら唐辛子だしな」
相方「いやだから、何かやりたくない?」
僕「…何かやりたくない?みたいな??」
相方「そう言ってるだろ」

店員さんが次のししとうを運んでくる。

発注間に合う?????

ししとうの発注大丈夫かな?????

「ししとうのテーブル」って厨房で話題になってるから。

みどっっ!!!俺らのテーブル緑(みど)っっ!!!みどすぎるから。

ししと…そんな中、僕の方からついに核心をつく。

僕「え…何かって、お笑い??」
相方「そう、コントライブやろう」
僕「やろう」

多少の表現に違いはあるものの、こんな感じだった。

引くほどあっさり決まった。

「私のこと好き?」「うん、好き」「…私も」みたいな感じで決まった。

1番肝心なところは3行で通った。

これはお互いに意識していないとできないやつだ。幸い2人とも事前に両想いなことが確信できてから告白をするタイプだった。

そこからの僕たちのイチャつきは早かった。

ししとうを全力で食べた。体が緑色になるぐらい食べた。体のどこをちぎってもししとうが出てくるぐらい食べた。

さらに両想いでアツアツな僕たちは、ホットな内にその場でライブ会場を探した。

「都内1Kの一人暮らし用の部屋をSUUMOで検索する」という超おもしろボケもした。どうだおもしろいだろ?

言うな、そんなこと。

それが確か、2017年の2月。

「コントのネタを20本ぐらい用意して、単独ライブをその年の5月3日に開催しよう」という話が決まった日だった。

そして、

ゴリラJAPANが結成された日だった。


現在のゴリラJAPAN

あれから3年半ほど経った。

単独ライブを4回開催したり、他のライブにも呼んでもらえるようになったり、MCをやったり、賞レースに出たり、結婚したり、子どもができたり。

こんなご時世だけどこんなご時世なりに何かを微量ながらやって、

なんとかゴリラJAPANを保っている。

相変わらず僕は相方のことを人一倍下に見ている。

特に僕が何か仕掛けているわけではない。あいつが勝手に僕の下を行く。

相方は常に僕の下にいる。

好きか嫌いかで聞かれたら幼馴染としても相方としてもとにかく最悪的に嫌いだけど、

まぁ根が悪いやつではないな、とは思う。

先日。

実家でこんな昔のアルバムを見つけた。

幼稚園の卒園アルバムだ。

そこには確かに、ゴリラJAPAN2人の名前が並んでいた。

そして今、その2人は並んで「やりたいこと」をやっている。

相方は今、横と下にいる。

少しページを進むと、幼稚園の頃の「将来の夢」が書いてあった。

すっかり忘れていたけど、僕はびっくりした。

なぜなら僕たち2人は今、その僕の小さな「将来の夢」に向かって、

一歩ずつ、一歩ずつ、

叶えるために近づいていたのだから。






























あとがき : 相方の将来の夢は「ドラゴンボールになりたい」だった。


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島崎の書きたい日常
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