【2024】ニューヨークを満喫するためのガイドブック(4泊7日)
「ブロードウェイでミュージカル観たいよね」から決まった我が家のニューヨーク旅行。
実際に現地で回ったところと、苦戦したことなどをまとめました。
スケジュール概要
実際に動いたログなので、上記に沿って行動すれば同じように回れます。(..とても疲れます。)
詳細
1日目
行きは、トランジットで台湾に到着🇹🇼
次の便まで6時間もあるし、オンラインで入国カードをサクッと申請。
あれ、台湾ってこんなに簡単に入れるんだ。
あまりのスムーズな入国にルンルンしていたら、荷物を預けるロッカー探しで、1時間格闘し、結局プラマイゼロ。
ロッカーは、ゲートを出て右の突き当たりを曲がり、そのままズンズン奥へ進めばあったのに、途中で引き返してしまったのがダメだった。インフォメーションスタッフが言っていた「奥」って、ほんとに奥だったんだね。
どうにか荷物を預け、近くの華泰名品城というアウトレットに向かいました。
移動中面白かったのが、前髪にカーラーをつけた女の子たちが堂々と歩いている光景(それも複数人)。後でその話をいろんな人にしたら、「私もアジアで見たよ」と。
ググってみたら、どうやらこの習慣、韓国発らしい。前髪命の女の子が、本命に会うギリギリまでカーラーをつけてるんだとか。
でも、台湾で見かけた子は恋人らしき人と一緒に歩いてカーラーをつけてた。
「ん?あれは本命じゃないの??」
さらに調べてみたら、"韓国の女優さんが撮影前にセット中で自撮りしている姿を真似てる"っていう説も発見。真実は謎のままだけど、来月また台湾に行く予定だから、真相を突き止めたいなあ。
アウトレットでは、好きな台湾ブランドの「à la sha」に行ったり、フードコートで安定の黒糖タピオカミルクを飲んだり。大体、1時間半くらい滞在しました。
空港には3時間前にはいたい派ですが、出国手続きも超一瞬で済み、帰るのは2時間前でも良かったのかなとか思ったり、。
脱線しますが、桃園空港内では、白菜推しかと思うほど、たくさん白菜を見かけます。
翠玉白菜という国宝作品で、白菜は子孫繁栄を願う縁起物として、昔はよく彫られていたらしいです。
あと、空港内にあるこの大判焼が甘すぎず、とても美味しいのでおすすめです。特にピーナッツカスタード。
台湾満喫記事になってきたので、
NYの話に移ります。
15時間ほどのフライトを経て、アメリカに着いたのは夜中。
空港からホテルまでシャトルバスで向かう予定だったのが、HPには"着いたら電話してください"と記載が・・・。見てなかった。どうしよう。電話付きのsimを買う?でも、そもそも言葉が通じるのか不安だし。
結果、タクシーで行くことに。
外に出たらタクシーがいっぱい!
HAPPY!…じゃない。
タクシーの運転手が「どこまで?」って聞くから「そこのヒルトンホテルまで」と伝えたら「OKOK!乗って!」
いや待って、いくらか聞かないと。
「いくらです?」「メーターで決まるよ!」
「いくらくらいですか?」また「by the meter」。いやいや、だから、具体的にいくらか聞いてるのに!
粘ったら結局「$87だよ」
「・・・(10分の距離で?)」
白タクしかいなかったので、Uberを使いました。
ここからが大変で、また苦戦。
というのも、空港前は白タクが道路を占領しているため、普通のタクシーがなかなか通れない。あと、道を挟んで車線が6車線くらいあるので、どの車線から来るのかが分からない。
結論:車線が分かれる端まで行って待つことをお勧めします。そこなら車線を行ったり来たりする必要がないし、簡単に捕まえられます。
深夜1時ごろ、ようやくホテルに辿り着き1日目が終了しました。
2日目
ホテルで無料の朝食を済ませ、中心街まで移動します。
次の宿泊先に荷物を預け、ニューヨーク近代美術館まで向かうのですが、ニューヨークの第一印象が、とっても最悪。
とにかく臭い、汚い。
臭い原因は4つあって、大麻・下水・生ごみ・ホームレス。これが混ざってしんどすぎる。
後になって分かったのですが、初日が酷すぎただけでした。
その日偶然にも、National Dominican Day Paradeというイベントがあり、お祭り騒ぎで特に酷かったようです。そういえば交通規制がしっかりありました。そんな心象で、美術館をざっと巡り、
「Junior's Restaurant and Bakery」でランチ。
席数も多く、予約なしですんなりと入れました。
チーズケーキが有名らしく、店内はポップでとても可愛らしい雰囲気です。
パストラミサンド、オニオンスープ、カプチーノ、りんごのチーズケーキを注文しました。
どの料理も味は濃いめですが美味しいです。
チーズケーキはだいぶ甘めでしたが、とても濃厚。(甘いもの好きな方はペロリと完食しそう)
そして、お次はお目当てのミュージカル。
お店から徒歩数分のアンバサダー劇場へ向かいます。
劇場内では開演までの間、売り子のお兄さんがお菓子やドリンクを売っています。
そのお兄さんが、音楽家のバッハのようなくるくる長髪で、「お菓子はいかがですか〜?ウーウウー♪」とご機嫌に歌っており、今もその風貌と音程が忘れられません。さすがです。お兄さん。
さて、鑑賞した感想ですが、
最高!!!!
これまでのNYの嫌なことは全て吹き飛び、
ああ、来てよかった、、と思いました。
席は前から3列目で、大迫力。
劇場内は割と小さく、舞台もコンパクトなため、限られた空間内でハシゴを使うなど演出をとても工夫されていました。
露出の多い服でセクシーなダンスもありますが、全く嫌な感じはなく、筋肉に見惚れっぱなし。(ただただかっこいい。。)
そして、また凄いのがほぼずっと歌って踊っていること。
体力とパワフルさに脱帽です。
おすすめの座席としては、近め&全体も見える位置が良かったら、4,5列目でも良さそうです。私がいた3列目では、顔を左右に動かしながら鑑賞したので。
とっても大満足すぎたミュージカルを終え、次は、RiseNYに向かいます。
RiseNYは、ニューヨークの歴史や観光地を体験できる室内型アトラクション。
行く前は、これ本当に面白いのかな、、でも口コミは良いんだよなあと、あまり期待せず参加しました。
が、これが思った以上に良かったです。
アトラクションは、USJのバック・トゥ・ザ・フューチャーに似ていて(そこまで動きは激しくないけど)、あれに乗って、ニューヨークの景色や観光地を巡る体験でした。
座りながら体験できるし、ニューヨークってこんな町なんだなあと、回った気分になれます。
3日目
朝食は、VANDERBILT MARKETでと思ったのですが、ピンと来るものがなく、隣にあったカフェ「{petite} maman」でいただきました。
大盛りサラダで満杯になり、
ブルックリン散策に出かけます。
ブルックリンでは、
「endipity bk」でマンゴージェラートを食べ、
「LEIF — Home & Gift」でインテリア雑貨を見る。
「Doughnut Plant」でドーナツを食べ、
「ビーコンズ クローゼット」で大きな古着屋さんでお宝探し。
と、食べては見るの繰り返し。
雑貨屋「Feng Sway」では、エスニックなものや面白いものが置いてありました。(ここの店員さんが70年代コーデらしき超絶お洒落なお兄さんで、一緒に写真撮ってもらえば良かったなんて今更ながら思う。)
そして、阪急うめだで知ったお茶屋さん「Bellocq Tea Atelier」に。
だが、開いてない、、。
気を取り直してマンハッタンに戻り、
スパイ博物館の「SPYSCAPE」に行きます。
SPYSCAPEでは、嘘発見器やエニグマ、スパイグッズなどが展示されており、暗号解読や嘘を見破るテストなどのアクティビティも体験できます。
そして、ミュージカルの次に楽しみにしていた、
ジャズクラブの「ブルーノート」に。
中に入ると、この席はどうだい?と案内されるのであそこがいいとか要望を伝えます。開演前には、立ち見含め会場が満杯になるので、早めに行くのがおすすめです。(会場内とても寒いです、お気をつけて)
この日は、「PLUMB」というバンドが演奏しており、カンパリを飲みながら、約3時間のジャズを聴きました。
即興で音がばんばん飛んでくる環境は刺激的で、こんなにもたっぷりジャズを聴くのは中々ないので、東京のブルーノートも行ってみたくなりました。
4日目
朝食は、ホテルの隣にある「Something Sweet Cafe」でクロッフル。
お腹を満たして、アメリカ自然史博物館に向かいます。
とても広いので、今日の体力と予定を考えて、見たいところをバーっと回ります。
集中力的にも2時間で大満足です。
ランチは予約していた「The Modern」。
入り口が分かりにくいけど、ニューヨーク近代美術館の並びにあります。
お値段は2人で約5万円。チップが高い、。
美味しい。もちろんめっちゃ美味しいけど、日本だったら半額で食べれるよ..
さて、ここから駆け足です。メトロポリタン美術館を2時間で回り、
閉店間際の「Chocolat Moderne」に滑り込み、チョコレートを買います、
「Harry Potter New York」に寄って、
またまた「Stick With Me」のチョコレートショップ。
ここのStick With Meのチョコがvery good!!
もちろんNY価格ではあるけど、華やかで美味しくてお土産におすすめです。
一旦ホテルに帰り、夜まで休憩したら、
22時入場のSUMMIT One Vanderbiltに向かいます。ここは景色を一望できる展望台で、映えスポットが多く、みんなテンション高め。
1時間ほど滞在して帰宅しました。
23時すぎの街中を歩くのは不安でしたが、案外大丈夫でした。
ちなみに、SUMMIT One Vanderbiltは、行く時間が読めなくて前日にチケットを買ったのですが、ほぼ売り切れ。夕日を見たいとか行く時間が決まっていたら前もって買う方がいいです。
余談ですが、ホテルでくしゃみをしたら、「bless you」と声をかけられて、あほんとに言われるんだと、異文化体験ができテンションが上がりました。Kevin's English Roomで予習してて良かった!
5日目
朝は近くにSoHoがあったので、散歩がてら本屋さん「McNally Jackson Books SoHo」に。
割と目立つところにあった「IKIGAI」という本。
気になって調べると、スペイン人2人が沖縄県大宜味村で長寿の秘訣を調査した本とのこと。69か国で出版され、500万部超えの世界的ベストセラー。特にインドとアメリカで売れているらしいです。(参照リンク)。
日本では、生きがいは求めない方がいいと言っている人もいるけど、IKIGAIが哲学として高く評価されているとはつゆ知らずでした。禅とかその並びで理解されているのかも。
帰りは、「Drip Drop Café, coffee shop」でオーツラテをテイクアウト。
ランチは「Gramercy Tavern」でハンバーガー。
シェイク・シャック創業者のお店で、シンプルでリッチなバーガーをいただけます。
バーガーを食べながら、ミュージカル「CHICAGO」が良すぎて、他のミュージカルも観たいねと、急遽「サーカス象に水を」を鑑賞することになりました。
こちらの作品は結構会話が多く、聞き取りに苦労しましたが、観てよかったです。でも、「CHICAGO」が圧倒的に面白かった。
そして、お次はHudson Yardsに向かいます。
Little spainで缶ワインとチュロスを食べ、
The High Lineでバス停まで歩きます。
お土産を買いにトレーダージョーズに行きましたが、どれも1袋の量が多いし、美味しそうなものも見つけられず、。
NY最後のご飯は、チェルシー・マーケットでタコス。
パクチーがアクセントになっていて、お肉とソースの相性抜群。
量もちょうど良く、美味しい!
世界の最先端な町だと言われるNY。
初日は、汚くて臭くてガチャガチャしていて、早々に帰りたくなったけど、複数の地域を巡って、現地の方と話して、時間が経つと、じわじわと好きになっていました。
公園や緑が多く、店員の方は親切で愛想が良くてニコニコしているし、一週間という短い期間で表面しか分からないけど、本当に様々な人種が集まっていて、きっと日本人が持つ共通の概念や前提は形成しづらくて、みんな違って当たり前とひしひし感じました。
最後は、NYで見つけた私のお気に入りのストリートを紹介します。
4日目に滞在したワシントンスクエアホテル前の道です。
ビルや都市的要素というのは日本もNYも既視感があり、町感があまりない。でもそんな地域は少数で、少し離れれば一気に漂うローカル感。
ガラが悪すぎず、緑があって、のどかな雰囲気を持つこの道はNYも住めそうだなあと安心した場所でした。
完。
Q&A
Q. チケット類は事前に購入した?
A. 一部だけ。「ニューヨーク サイトシーイング デイパス」を買ったので、ほぼこのパスで済みました。たくさん観光地に行くならお得で便利です。
あまり数を回らない&学生なら、ISICカードを取得して学割価格でチケット購入がおすすめです。
Q. 街中は何で移動した?
A. 電車とバス。電車は地下まで潜らないといけないし、匂いも気になるから、ほぼバス移動でした。バスも電車も、apple payやgoogle payが使えて、全てスマホのタッチ決済で支払えました。
後になって分かったのですが、ぎり乗り放題の「Unlimited Card」を買った方がお得でした。
Q.気温はどう?
A.快適。半袖ですが外を歩き回っても汗をほぼかかない涼しさです。
電車やお店はクーラーがんがんなので屋内は上着を着て過ごしていました。
Q. 他に行きたかったところはある?
2件あります。今回場所と営業日的に行けなかったご飯屋さん。
1.Blue Hill at Stone Barns
場所が少し離れていて諦めたところ。
フードピクトによると、Blue Hill at Stone Barnsは、アメリカでオーガニックの母と呼ばれるアリス・ウォータースの教え子であり、第三の皿を提唱するシェフのダン・バーバーが2004年に造った、Farm to Table(農場から食卓まで)の世界観を体現する農場併設のレストラン。(参照)
シェフの哲学とこだわりが詰まった食体験を愛する自分としては人生に一度は行ってみたいところです。
2.Frevo
夏季休業中で、断念せざるを得なかったところ。
外観は、普通のギャラリーで、中に入って奥に進むとレストランという、お洒落なアート系ご飯屋さん。
ライブキッチンでカウンターでいただけるので、料理を作っているところを間近に見られます。
ああ、美味しそう、、
詳しくは→NYグルメ|アートの向こうに広がる極上の食体験。ニューヨークを体現するギャラリー×レストラン「フレヴォ」