![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/161810508/rectangle_large_type_2_1ec386169e3b791e8ad5ca42a8e919f3.jpeg?width=1200)
欧州海外大学のススメ【Erasmus+がすごい】
先日、Erasmus+ Blended Intensive Programme courseという、欧州のERASMUS加入している数カ国から集まった学生たちがいる7日間集中コースに参加してきました。
Erasmus+とは?
![](https://assets.st-note.com/img/1731569265-Sv3tC5DabXJFxLAzQsH4y8RO.png?width=1200)
「Erasmus+(エラスムスプラス)」は、欧州連合が教育、研修、若者、スポーツに関するプログラムとして2021年から2027年まで実施しているものです。このプログラムは、世界中の高等教育の学生、スタッフ、機関に対して様々な機会を提供しています。
要は、ヨーロッパの学生たちが国を留学したり、インターンシップをすることに対して支援をするよーといったプログラムです。奨学金も出たりと、手厚く支援してくれます。
「ふーん留学とインターンか。」と思っていたら、ヨーロッパにある研究プロジェクトや集中コースプログラムも支援しているではありませんか!自分はこの恩恵にあやかり、参加することになりました。
どうやってプログラムを見つけた?
無数にプログラムやプロジェクトが存在しています。Erasmus+ projectと検索するだけで該当するウェブサイトや、プロジェクトを保持する大学のウェブサイトがヒットします。
自分の場合は、在籍している大学からこんなのがあるよーという案内メイルが来て、そのままアプライしたという流れになっています。
前述の通り、Erasmus+のプロジェクトに該当するウェブサイトはたくさん存在しているのですが、あくまでもErasmus+のファンドで運営しているところが多いので、(例)「2021年-2023年の間だけのプロジェクトです」みたいな記述を見つけることもしばしばあります。
実際にどんなものに参加したの?
自分は欧州の森林政策や保護について学んでいるので、その関連プログラムです。具体的には自然攪乱の増加、気候変動、EUの新たな政策に対応するエストニアの森林管理を学びました。
座学やグループワーク、プレゼンテーション、そしてフィールドワークで構成されていました。アイスランド、スウェーデン、ノルウェーから、フィンランド、チェコ、様々な国から学生や先生が集まりました。
期間中はランチも移動費も全部無料。このErasmus+プログラムが負担してくれていました。
![](https://assets.st-note.com/img/1731565984-8GiOFhqzPIJfMVQgTkdevS2E.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1731566214-AcwtvjGdyfW1s29ibghqHX6E.jpg?width=1200)
先生にコメントをもらっている様子。
新鮮でびっくり&利点だと思ったこと
1."教授"が教壇に立たず、リサーチャーが授業・説明をする
自分が参加したErasmus+プログラムでは、基本的にリサーチャーと教授の上下関係は全くなく、むしろ進んでリサーチャーに教鞭をとってもらう、といった雰囲気が感じられました。(ここでのリサーチャーはprofessorでないPhD卒業後の方々を指します)彼らにとっても、集中コースだからこそ培える経験があるのかなと思っていました。学生と距離も近いので、もちろん一緒にフィールドワークもいきますし、学生と同じように質問もするので、この境界線が無い雰囲気が良い!クールだ!となって興奮していました。
2.同じ分野の人が集まったと思ったら、いろんなバックグラウンドの人がいる
森林生態学や環境学を学んでいる人が多いものの、いろんな背景を持つ学生が集まっていました。40歳までエンジニアでその後学びに戻り、現在大学院生してるという人もいれば、専門はビジネスだけど森林に関する教養授業を取っていて、興味を持ったから来た!という学生もいて、面白かったです。自分も元々ビジネスや経済学を学んでいたけど、それってここでは特段珍しいことじゃないことがわかりました。いろんな人が集まって、化学変化が起きることもメリットの一つだけど、年齢もバックグランドもバラバラの人が集まると、学びのハードルが下がることが前提なんだなと気づきました。
3.フィールドワークが自由で楽しい
一応タイムテーブルが設定されるものの、集まった学生の興味に合わせてフォーカスするポイントを調整しているのが見てわかりました。
フィールドワーク中にレッドリストに入っているキノコを見つけて、その解説がいきなり始まったり、自然公園で探検したり、沼に落ちたり、、
みんなが自由すぎて時間は毎回押すのですが、バス移動で家の近くにおろして欲しいと言えば、わざわざ寄っておろしてくれるし、柔軟な雰囲気が心地よかったです。最終的には家まで送ってくれたのですが、その時のノリで家に入ってきたのは計算できなかったですが。。笑(そして結局1時間くらいいた笑)
![](https://assets.st-note.com/img/1731569714-PcsvD7IG6QwyMFCrjUfhpmR3.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1731570434-oZBmOSlej3gMGIKaC7xbdhFD.jpg?width=1200)
これからもアンテナはりつつ、機会を逃さないようにしていきます!
Erasmus+のプログラムに参加できる、欧州大学院進学はおすすめです!