「THE都心!」での、子育ては可能なのか?~第2弾~ 港区・中央区の、子育て事情に迫った!
こんにちは。毎度ご好評の「子育てしやすいおすすめの区」の記事、そして前回アップしました「THE都心!」での子育て分析 第1弾 新宿区・渋谷区 編に引き続き、
今回は、「THE都心!」での子育て分析 第2弾、港区、中央区 編です。
これまでの記事↓
・「東京23区のうち子育てしやすいおおすめの区はどこ?ファミリーが住みやすい区はどこ?~第1弾~」
・「東京23区のうち子育てしやすいおおすめの区はどこ?ファミリーが住みやすい区はどこ?~第2弾~」
・「THE都心!」での、子育ては可能なのか?~第1弾~新宿区・渋谷区の、子育て事情に迫った!
皆さん、「港区、中央区で子育て」と聞くとどのような印象をお持ちでしょうか?
個人的には、子育てするイメージがあまり浮かびません(笑)。ヒルズ族、マダム、シロガネーゼ、ザギンでシースー・・・といった、生活感をあまり感じない造語が浮かびます(世代を感じさせるワードばかりですみません)。
しかし、もちろん「子育て」されている方もたくさんいらっしゃるわけで、どういった制度があり、どのような課題があるのかますます気なります。検証してみましょう。
今回は、第一弾の新宿区、渋谷区に続き、第二弾として港区、中央区、いわゆる「the 都心!」と呼ばれるエリアの子育て事情に迫ります。これまで同様、子育て制度の紹介に加え、弊社のAIで分析した、治安や待機児童数などのデータも活用して発表させていただきます。
子育て事情「the 都心!」版、第二弾は、
1.港区
2 . 中央区
です!早速いってみましょう。
1.子育てしやすいか?港区
港区は、東京23区のうち面積は20.37km²。人口は26万人です。
港区と言えば、六本木、麻布十番、芝公園、白金、広尾、大門、台場など一言では説明しきれない独特な顔を持つ街がいくつもあります。
また、港区住民は、10人に1人は社長という統計データも出ており、どうやって仕事を両立させていらっしゃるのかも気になるところ。専業主婦の方もいらっしゃるかと思います。
子育て制度をうまく使いながら、頑張ってるお母さん、お父さん、家族を応援する想いも込めて、分析します!
引用:社長が住む街ランキング
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治安も街によって違いそうなので、多くのデータを用いてご紹介したいと思います。では、詳細を見ていきましょう。
①港区の子育て制度
港区は、区のサイト内に、子育てについての詳細ページを設置しております。
以下、港区の子育て制度について一部まとめてみました。
・出産費用一時金+α
(多くの区は42万円/人 まで支給が多いです。しかし、港区は73万円までなら追加で助成金として支給してくれます。 詳細後述※1)
・子ども医療費助成
(中学3年生(15歳に達する日以後の最初の3月31日)までの子どもが、医療機関等で健康保険による診療・調剤を受けた時に、医療費の自己負担分を港区が助成する制度です。所得制限なし)
・児童扶養手当(ひとり親家庭のサポート手当て:10180円~43160円 所得制限あり)
https://www.city.minato.tokyo.jp/kodomokyufu/kodomo/kate/teate/jidofuyo.html
・児童育成手当
(お子さまに障害や父母に障害がある方、DV等で保護命令がでてる家庭
:育成手当 児童1人につき 月額13,500円
障害手当 児童1人につき 月額15,500円 所得制限有)https://www.city.minato.tokyo.jp/kodomokyufu/kodomo/kate/teate/jidoikuse.html
・特別児童扶養手当
(お子様に、重度、中度の障害がある家庭:
重度 児童1人につき 月額52,500円、中度 児童1人につき 月額34,970円 所得制限あり)
https://www.city.minato.tokyo.jp/kodomokyufu/kodomo/kate/teate/fuyoteate.html
・児童手当
(15歳になるまでの児童を養育している父母等のうち主たる生計維持者の方に支給: 1万~1.5万円/ 所得制限あり・・・父母いずれか高い方の所得が622万以上は5000円支給)
・産前産後家事、育児支援サービス ( 家事支援、産後ドゥーラ 詳細後述※2)
・妊婦健康診査
・子どもの一時預かり
・ショートステイ
・2人目以降の保育料が無料(詳細後述※3)
・コミュニティバス乗車券の発行
(3歳未満の子どもがいる区で定めた所得基準内に該当する世帯の保護者に、コミュニティバス乗車券を無料で交付します 詳細後述※4)
https://www.city.minato.tokyo.jp/kodomokyufu/20170401.html
では、各制度をピックアップして詳細をみていきましょう!
※1【出産費用一時金+α】
多くの区は42万円/人 まで支給が多いです。しかし、港区は73万円までなら追加で助成金として支給してくれます。つまり、42万円を超えた場合でも、出産費用を区が約+30万円くらいは出してくれるという制度です。手厚いですね。
(以下、港区HPの出産助成金の図 引用)
※2【産前産後家事、育児支援サービス】
サービス内容としては、家事支援と産後ドゥーラというものがあります。
・家事支援・・・・日常的な食事の支度・掃除及び整理整頓・洗濯・買い物(原則、一度ご家庭に訪問後の買い物となります。) ・検診の付添い
・産後ドゥーラ・・・・上記の家事支援・沐浴の援助・授乳時の見守り・子育て相談・産後における生活設計の相談
※家事支援をキャンセルする場合は、24時間以内に連絡しないと、1時間あたり2475円がかかりますので、ご注意ください。
※3【2人目以上の保育料無料】
引用: マイナビニュース
なんと、2人、3人目以降のお子様の保育料が無料です。
2人目から無料なのは港区だけですね。お子様がたくさんいらっしゃる方は大変助かりますね。
※4【港区コミュニティバス(ちぃばす)】
ちぃばすとは、六本木ヒルズを中心に芝浦地区と赤坂地区を結ぶ8つのルートを運行のバスのこと。
未就学児の乗客に同伴する2人目までは無料とのこと。同伴者も無料になることがあります。
ⅰ.小学生以上
1乗車100円
ⅱ.未就学児
無料 (就学児以上の乗客に同伴する2人目まで)
(1)未就学児のみで乗車する場合
(2)就学児以上の乗客に同伴する場合は3人目から運賃をいただきます。
②待機児童数
待機児童数は0人です!(2019年、2020年ともに)
2020年は、港区、目黒区、世田谷区、杉並区、豊島区、千代田区の6区が待機児童ゼロです。このうち、港区と杉並区は前年2019年も待機児童ゼロを達成していました!
(弊社AIで分析した、待機児童対策における区の特徴)
③入園決定率 42.9%
補足1:港区では独自の認可外助成制度「港区保育室」があり、ここに入れている児童も含めると入園決定率は68.1%(2019年4月)になります。「港区保育室」は保育料や入園手続が認可保育園と同じですが、基準が少し低くなっています。
補足2:また、令和3年に私立認可保育園の開設予定もあるそうです。
港区のHP から引用: https://www.city.minato.tokyo.jp/hoikusien/r3-shinkikaisetsuen.html
待機児童数だけでなく「入園決定率」にも着目することをオススメします。
「入園決定率」とは・・・保育園の入りやすさといえば、待機児童数を思い浮かべがちですが、もうひとつ注目したいのは、保育園の「入園決定率」です。 「入園決定率」は保育園を考える親の会が独自に調査している数字で、認可の保育施設に新規の入園を申し込んで認可の保育施設に実際に入園できた児童の比率を表しています。
④治安情報
港区の主要な街として、以下の街を弊社AIが調査しましたので、結果をまとめます。
・六本木
・麻布十番
・芝2丁目
・白金
・台場
・芝大門
・海岸1丁目
上記主要エリアの治安情報を弊社AIで分析した結果です。
・六本木・・・「注意が必要と言えます」というAI診断が出ました。
・麻布十番・・・「注意が必要と言えます」というAI診断が出ました。
・芝2丁目・・・「非常に良いと言えます」というAI診断が出ました。
・白金・・・「非常に良いと言えます」というAI診断が出ました。
・台場・・・「非常に良いと言えます」というAI診断が出ました。
・芝大門・・・・「注意が必要です」というAI診断が出ました。
・海岸1丁目・・・「注意が必要です」というAI診断が出ました。
以上から、港区は子育て制度は充実していると言える一方で、治安に関しては、地域によって差があると言えそうです。
また、港区は入園決定率が低いので、お住まいの近くの園の状況を調べたり、新しくできる園を調査する必要がありそうですね。
お住まいを選ばれる際には、より細かいエリアにこだわってみると良いかもしれません。
また、港区にはいくつか大きな公園・園もあります。
・港区 HP https://www.city.minato.tokyo.jp/shisetsu/koen/index.html
地区ごとに、公園をまとめたページがございます。是非、ご覧ください。
さらに、資産形成の観点からも、港区はオススメと言えそうです。下記は、港区の人口の、過去と未来予測のデータです。
「港区の人口増加率表」
出典元
・区の過去の人口については、総務省統計局の人口データ
・将来の人口については、総務省統計局の将来人口予測データで分析しています。
・東京都総務局統計部 「住民基本台帳による東京都の世帯と人口」(令和2年1月)
・東京都総務省統計局 地区面積
港区は、今後も数十年は人口増加が見込めます。
「人口が増えると、地価も上昇する」という人口と地価の相関関係は、国勢調査でも裏付けられているようで、不動産投資家にとっても、お住まいになる方にとっても、港区はオススメの区と言えそうです。
(出典:https://www.smtb.jp/others/report/economy/75_2.pdf)
続いて分析する、「the都心!」の区は・・・
2.子育てしやすいか?中央区
中央区は戦後1947年、それまでの日本橋区、京橋区を併せ成立しました。その名の通り東京23区のど真ん中に位置し、面積は10km²、人口は約17万人の区です。東京駅や銀座、日本橋といったオフィス街、高級ブランド店が立ち並ぶ地区があると思えば、下町だった勝どき、月島、晴海は埋立てられ超高層マンションが立ち並ぶセレブタウン化が進んでいる様子です。
また、中央区は、港区同様、独特な顔を持つ街がいくつもあります。例えば、港区には、銀座、築地、日本橋、人形町、晴海、勝どきがあげられます。地域によって治安も違いそうなので、調査してみたいと思います。
では、詳細を見ていきましょう。
①中央区の子育て制度
中央区は子育てについてまとめたページがございます。
https://www.city.chuo.lg.jp/kosodate/index.html
また、中央区民マガジン https://chuo9.tokyo/というサイトもございます。中央区民にはかかせない情報がたくさん掲載されております。
中央区の子育て制度について一部まとめてみました。
・ハッピー買物券
(通常、区から区内共通買物券をお子様が生まれたお祝い金として、3万円支給。コロナ禍のため+2万円=合計5万円 2020.10 発表)
・ひとり親世帯臨時特別給付金
(基本給付)の再支給(新型コロナウイルス感染症の影響により、子育てと仕事を一人で担う低所得のひとり親世帯に支給:1世帯あたり5万円 第2子以降1人につき3万円加算)
https://www.city.chuo.lg.jp/kosodate/teate/1111.html
・子ども医療費助成 (所得制限はありません 詳細後述※1)
・児童手当
(所得制限あり。父母のどちらか高い年収で算定 年収833万円以上で制限がかかります 詳細後述※2)https://www.city.chuo.lg.jp/kosodate/teate/jidouteate.html
・児童扶養手当
(ひとり親家庭または配偶者が重度の障害の場合のご家庭、所得制限は236万円からかかります)
https://www.city.chuo.lg.jp/kosodate/teate/jidoufuyou.html
・ひとり親家庭等医療費助成
・未熟児養育医療
・自立支援医療(育成医療)
子育て制度は、中央区独自のものがありますね。いくつかピックアップして詳細を見ていきましょう。
※1【子ども医療費助成】・・・全国で行われていますが、区によって、年齢、全部負担、一部負担かの違いもあります。下記、中央区の対象者の条件等になります。
対象者:区内に住所があり、健康保険に加入している子ども(義務教育修了前児童)を養育する保護者
対象の子ども
ⅰ.乳幼児(6歳到達後の最初の3月31日まで)乳幼児医療証(マル乳)
ⅱ.小・中学生(15歳到達後最初の3月31日まで)子ども医療証(マル子)
(中央区の助成の範囲)
・通院、入院にかかる保険診療の自己負担分
・入院時の食事療養標準負担額
手厚いですね。
※2【児童手当】
所得制限はありますが、15歳以下のお子様のいる家庭は申請をすればもらえます。
23区どこの区でも行っておりますが、区によって内容は多少違ってきます。
中央区は、実際どれくらいもらえるのか見てみましょう。
図:中央区のHP 児童手当の支給表
中央区HP:https://www.city.chuo.lg.jp/kosodate/teate/jidouteate.html
②待機児童数
待機児童は202人(2020年)、197人 (2019年)です。
23区の中では、待機児童数が多い区です。
AIも、「待機児童対策が進んでいない区だといえます」と総合判断をしています。
(弊社AIで分析した、待機児童対策における区の特徴)
③入園決定率 57.7%
保育園への入りやすさを判断するには、待機児童数だけでなく「入園決定率」にも着目することをオススメします。
「入園決定率」とは・・・保育園の入りやすさといえば、待機児童数を思い浮かべがちですが、もうひとつ注目したいのは、保育園の「入園決定率」です。 「入園決定率」は保育園を考える親の会が独自に調査している数字で、認可の保育施設に新規の入園を申し込んで認可の保育施設に実際に入園できた児童の比率を表しています。
④治安情報
中央区の主要な街として、以下の街を弊社AIが調査しましたので、結果をまとめます。
・銀座5丁目
・築地
・日本橋
・勝どき
・月島
・湊
・人形町
上記主要エリアの治安情報を弊社AIで分析した結果です。
・銀座5丁目・・・「注意が必要と言えます」というAI診断が出ました。
・築地・・・「非常に良いと言えます」のAI診断が出ました。
・日本橋・・・「非常に良いと言えます」のAI診断が出ました。
・勝どき・・・「非常に良いと言えます」のAI診断が出ました。
・月島・・・「非常に良いと言えます」のAI診断が出ました。
・湊・・・「非常に良いと言えます」のAI診断が出ました。
・人形町・・・「非常に良いと言えます」のAI診断が出ました。
以上から、中央区は、治安はごく一部を除いて全体的に良いと言えます。一方で、小さなお子様がいるご家庭の場合、待機児童数が多いことに関しては注意が必要そうですね。子育て制度が多いことに関しては安心ですね。
さらに、港区と同様、資産形成の観点からも、中央区はオススメと言えそうです。
下記は、中央区の人口の、過去と未来予測のデータです。
「中央区の人口増加率表」
出典元
・区の過去の人口については、総務省統計局の人口データ
・将来の人口については、総務省統計局の将来人口予測データで分析しています。
・東京都総務局統計部 「住民基本台帳による東京都の世帯と人口」(令和2年1月)
・東京都総務省統計局 地区面積
中央区は、今後も何十年という長きにわたって、人口増加が見込めます。「人口が増えると、地価も上昇する」という人口と地価の相関関係は、国勢調査でも裏付けられているようで、不動産投資家にとっても、お住まいになる方にとっても、中央区はオススメの区と言えそうです。
(出典:https://www.smtb.jp/others/report/economy/75_2.pdf)
さて、「THE 都心」と呼ばれる区をいろいろと見てきましたが、いかがだったでしょうか?
意外と制度が充実していたり、待機児童対策が進んでいたり、子育てしやすい環境整備に力を入れている様子が感じられましたね。
区によって、同じ制度でも対象年齢や所得制限の額が違うので、もっと深く調べてみるのも良いかもしれません。
以上、「THE都心 港区、中央区」の子育て事情分析でした!
ありがとうございました!
次回の記事も、また是非お楽しみに!また、前回の、
・「東京23区のうち子育てしやすいおおすめの区はどこ?ファミリーが住みやすい区はどこ?~第1弾~」
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