中古物件写真は「愛」してます。
中古物件の情報を見るとき、そこに掲載された物件写真には不動産販売担当者からのメッセージが込められています。
売り主から委託されている販売担当者が、物件を悪く言うはずはありません。不動産屋は基本的に売る側の味方であって、買う側は金さえ払ってくれれば良いのですから、売り主優先なのは避けられません。
物件には必ず良い面と悪い面があり、安い物件であるほど、築年数が経っている物件であるほど欠点が多いですが、できるだけ良い点を主張しないと売り主が怒ります。というか、なにより物件を悪く言っていたら売れませんから、ネガティブな情報は積極的には開示してくれません。
とはいえ、不動産販売担当者も人の子、根っからの悪人というわけではないので、多少の良心が咎めて物件写真に「ほんとうのこと」を写そうとしてくれています。買う人はそこから「察する」器量が求められます。
次回はその「ほんとうのこと」を物件写真から読み解く方法について考えてみたいと思います。
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