リアルな就活Q&A #11『自分に向いている仕事が分からないことが不安です。』
結論から申し上げます。
わかるハズがありません!
そんな私も全くわからないまま就活を進めていました。
というか、いまだに向いているのかどうかよくわかりません(笑)
正直なところ、向いているかどうかはやってみないとわからないのです。
やってないけど向いているかどうかを確信するには、極端な話、タイムマシーンで未来の自分を見る以外にないでしょう(私のようにやってみてもわからない人もいますが…)。
ちなみに、今までの経験から向いているかどうかを判断することは可能ですが、今までの経験は今までの経験でしかありません。
例えば、「細かい作業が好き」「黙々と取り組むことが好き」「人と話すことが好き」などというのは「好き」なだけであって向いているとは限りません。
さらに、「別に好きとかではないけど、部活動で主将を任されて、自他ともに認めるリーダーシップを発揮し、日本一のチームに育て上げた」という経験がある場合は、人をまとめ先導していくことに向いていると考えられますが、ここで挙げた例はそのチームだったからこそできたことに過ぎないかもしれません。
社会に出ると環境も人も何もかもが変わりますので、社会の組織では全く通用しないということもあります。
向いていると思っていたことが過信に過ぎなかったという状況に陥ると、大きなショックを受け、「やっぱり向いていなかった」と自尊心を低下させてしまいかねません。
「じゃあ、適性検査があるでしょ」
というご意見もあると思いますが、適性検査の結果は「今」を反映しています。単に経験が無いからとか避けていたから適性なしと出たのかもしれません。やれば実は出来る(向いている)ことはやらなければわかりません。
ただ、今までに多種多様(年齢・性別・人種・国などを問わず)な組織に属し、それらすべてで大きな実績を上げてきたのであれば話は別ですが、少なくとも学生の内にそのような経験が出来たという方は非常に稀だと思いますし、そういう人は組織に所属するのではなく起業した方が良いと思います。
つまり何が言いたいのかというと、
「向いているかどうか」で就職先を決めてしまうのはリスクが高いため私的にはあまりオススメできません。
着眼点を少し変えてみましょう。
「やってみたいかどうか」で取捨選択してみてはいかがでしょうか。
興味のありなしとも言えますね。
逆に言うと、やってみたいと思えない仕事は切り捨てればよいと思います。
そんな単純な...
と思うかもしれませんが、向き不向きの判断軸よりは数段前向きに、かつ仮に向いていなかった時の反動も小さく済むと思いますよ。
もちろん、この前段階としてしっかりとした自己分析は必要となります。
(参照 #3「自己分析??なんじゃそりゃ!」)
ちょっとでも興味があれば受けてみればいいですし、興味がなければ受けなければいいです。
受験企業すべてで合格することは至難の業ですが、最終的には合格した企業から1社を選択するしかありません。
自分が苦手だと感じていることでも、「やってみると案外できるじゃん!」ということもありますし、その逆もまたあります。
私としては初めから向いていない仕事はないとも考えています。
所属した組織の環境と自身の成長度合いによって、数年後・数十年後に「あぁ、こういうのが向いてるんだな」と感じることができるのではないでしょうか。
向いている仕事が分からなくて当たり前!
不安に思う必要は一切ない!
という言葉を最後にお伝えさせていただきます。
全ての就活生が良い企業に出会えますように☆彡
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