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吉田誠治さんの「絵」

背景グラフィッカーとして活躍されている吉田誠治さんの「ものがたりの家」が、「本屋さんイチオシの100冊」のうちに選ばれて書店に並ぶとのこと。
https://yoshidaseiji.fanbox.cc/posts/3892144

以前からコミケで目を惹く画家さんで、この「ものがたりの家」も海外版を合わせると10万部を超えそうという話であり、とてもめでたい。

僕の苦手なパースやレンズ効果についての同人誌は読んでいてとてもためになる。
また、ご両親が図書館司書でいらっしゃったということで、子供の頃から絵本に囲まれて育たれた、そのひとつの結集がこの「ものがたりの家」である。

悪党っぽい兵士がいる城壁、儲かってなさそうな和風の古書店、七人の小人たちの家、ディーゼル機関車乗りの姉妹、水没した都市の船、人形に魅入られた女性の館、等々、本当にありそうなリアリティのある絵が、物語を自然に思い浮かべさせてくれる。

ラフ画や色塗りの手順、そして制作現場(ご自宅)のページも見逃せない。

「ものがたりの家 -吉田誠治 美術設定集-」(パイ インターナショナル・刊)
https://pie.co.jp/book/i/5358/