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「Fallout 76」トロコンしたゲームだけ紹介するコーナー

※このnoteは広告を含みます

せっかくなのでトロコンしたゲームの紹介とネタバレを含む感想でも残そうと思う。便宜上トロコンという言葉を使用しているが、正確にはプラチナトロフィーの獲得である。本編リリース後に追加されたトロフィーの獲得を含めていないことはご了承いただきたい。
尚、あくまでトロコンしたゲームの紹介であり、おすすめのゲームを紹介するコーナーではない。

どんなゲームなの?

さて、本作Fallout フォールアウト76であるが、発売当初はかなり酷評されていた。私が本作をプレイしたのはここ1年ほどの話であり、概ねバグなども減ったことで評価もある程度は好転した後である。
もっとも、エラー落ちは頻繁に起こるので何とも言えない部分もある。

それよりもシステム面の話ををしていこう。
本作はFallout 4のシステムを大きく踏襲しており、その分だけ既視感を覚えることも多く、Fallout 4から本作に手を伸ばしたプレイヤーは勝手を知るのも早いと思われる。

・オープンワールドゲームには大抵の場合ファストトラベル機能がある。Falloutも例に漏れずその機能が搭載されているのだが、本作ではMAPマップ各地に点在する無料のファストトラベル地点を除いて、基本的に距離に応じてキャップというゲーム内での金銭を支払う必要があり、序盤はあまり気軽に使用できない。

・本作においても当然所持アイテムには重量が設定されており、自身のキャパシティを超えた分のアイテムは捨てるか売るかC.A.M.P.キャンプに格納する必要がある。C.A.M.P.とは拠点のようなものであり、MAP上の好きな地点に設置し、そこから半径数十mほどの空間に自分好みの拠点をつくることができる。
また、遠方へのファストトラベル1回分くらいのキャップで引っ越しが可能。その際に図面として建物が保存されるが、これにはあまり期待すべきではない。
ログインした際に他のプレイヤーのC.A.M.P.が設置されていた場合には自分のC.A.M.P.を移動させなければならないが、嫌ならログインし直せば良い。
このC.A.M.P.に格納ことができるアイテムの量は意外と少なく、計画的に整理しないとすぐに容量オーバーになってしまうので注意が必要である。

・本作のクエストは大きく分けて「MAINメイン」「SIDEサイド」「DAILYデイリー」「EVENTイベント」の4種類となっている。
特筆すべきはEVENTイベントである。これはマルチプレイを前提に設計されたクエストであるので基本的にお祭り騒ぎとなる。参加への敷居の低さから、現実時間で20分に一度ランダムで発生するパブリックイベントがある意味メインコンテンツと言っても過言ではないだろう。
これらのクエストは通常のクエストよりも報酬が良く、またソロプレイでは味わえない感覚も楽しめるので積極的に参加することをおすすめする。
ただ、参加する前に必ずカメラの振動を無効にした方が良い。

・本作ではレベルアップすると任意のPERKカードを1枚入手することができ、

またレベル50まではS.P.E.C.I.A.L.に1ポイント数値を振ることができる。S.P.E.C.I.A.L.とは以下のこれの頭文字をとったものであり、

数値に応じてステータスが変化する。レベルアップ時に割り振ったポイントはパンチカードマシンを利用することによっていつでも変更可能である。
先述したPERKカードにはコストが設定されており、S.P.E.C.I.A.L.に割り振ったポイントの分だけカードの効果を有効にできる。カードの付け替えも任意のタイミングで行えるのでビルド変更の自由度は高い。

・本作には変異というシステムがあり、放射能を浴びすぎると肉体に変異が起きる。それには便利な点と不便な点があり、自らのプレイスタイルによって選り分ける必要がある。現在は血清を使用することでより気軽に変異が可能になった。

・本作におけるセーブはリアルタイムで更新されており、大胆な行動の前に保険でセーブする、ということはできない。もし死亡してしまった場合は、ダンジョン内なら入口、外なら死亡地点を中心にリスポーン地点を選択できる。なお、死亡地点から遠ければファストトラベル同様にキャップを消費する。

・本作ではFallout 4で存在したコンパニオンお供が不在であり、オンラインゲームとなったことを加味すれば当然ではあるものの、ソロプレイをする場合は基本的にぼっちである。
ゲームのシステムに「チーム」というものもあるが、これはチームを組んだ際に得られるボーナスと、チームのメンバーとそのC.A.M.P.が無料のファストトラベル地点となることを目的として組むきらいがある。
よってチームを組んでもほぼほぼソロでプレイしているのが実情だ。逆に言えば大抵それらが目的なので、コミュニケーションを心配せず積極的にチームを結成するのも良いだろう。ちなみに以下のような表示となる。奇跡の組み合わせ。

武器や防具には耐久値が設定されており、壊れた時、あるいは壊れる前に修理する必要がある。

少し希少なアイテムを消費するので序盤は厳しいかもしれないが、中盤以降は特に困ることはなくなり、むしろアイテムがかさばることに悩むだろう。

・発売当初はマナーの悪いプレイヤーが話題にあがったが、現在では滅多に遭遇することはなく、「平和主義者モード」の存在によって対人戦自体を避けることができる。
このゲームに興味はあるがPvP対人戦は嫌い、という場合でも問題ない。そもそもトロフィーを狙わないならPvPをする必要がない。

で、面白いん?

私個人の見解ではあるが、ドラマからゲームに手を伸ばすのならまずFallout 4から始めるのがおすすめである。Fallout 76は当然だがオンラインに偏重したゲームであるので、じっくり世界観に浸りたいのであれば本作を4の後にプレイした方が楽しめる。

・核戦争後の荒廃した世界を散策するというFalloutならではの楽しさは健在であり、それはオープンワールドゲームとしての楽しさとも相乗効果を生んでいる。

・やはりどうしても認識しなければならないのは本作がオンラインゲームであることだ。スカイリムやFalloutの過去作が好きなプレイヤーには少し想像と違ったゲーム体験となるだろう。実のところ私自身がそうだった。Fallout 4のようなストーリーを期待するなら少々がっかりすることになる。

・正直、「敵…多くない…?」と不審に思ったクエストもあり、マルチプレイ前提の難易度ではないかといぶかしんだ時もあった。しかしリスポーンを駆使すれば達成困難なクエストはほとんど無かったと言える。ソロだからクリアできないということはまずない。

・イベントクエストなどに大人数で挑むという経験はソロを前提とした前作では味わえないので、Falloutの世界観やシステムでそれを楽しめるのは新鮮であり興味深くもあった。

・本作がオンラインゲームであることを活かしたシムテムが「ベンダー」である。MAPの線路沿いにはいくつもの駅があり、そこでNPC相手にアイテムの売買が可能なのだが、プレイヤー自身もC.A.M.P.にベンダーという施設を置くことによって、自身の所持するアイテムを自身の設定した値段で売ることができる。
つまり他のプレイヤーがこちらのC.A.M.P.を訪問し、気に入った品が買っても良いと思える値段であれば購入してくれる。
これがC.A.M.P.建設をより面白くしている要素である。
自由に建設したC.A.M.P.で自由に店を出せるという沼る人には沼りそうなシステムだ。人に見られることを意識するとC.A.M.P.建設もより手の込んだものになり、やりがいも生じてくる。これはオンラインゲームとしての面白さであろう。
同時に他のプレイヤーの個性が反映されたキャンプに訪問する楽しさもあり、意外と飽きが来ないゲームである。

プラチナトロフィーは難しい?

よくよく思い返してみると、対人戦を前提としたトロフィー以外の獲得難易度は低い。ソロ攻略をしてきて最も難しいと感じたクエストは「I Am Become Death」であったが、これはエラー落ちへの恐怖が大きい。
ただ、アサルトロンが徘徊する中、施設を修理しなければならないタスクだけは時間制限が少々キツかった。
核ミサイルを発射するためのコードは毎週変更されるが、解読結果を公開しているサイトを利用すれば特に問題はない。
ファウンデーションやクレーターの好感度稼ぎ等、面倒な作業はあるものの本編トロフィーとは無関係であり、苦痛を伴う反復作業はほとんどない。
私は対人トロフィーの獲得ではフレンドに協力してもらったが、クエストは全てソロでプレイした。
はっきり言って、対人系のトロフィー以外は極めて簡単に獲得できる。取り返しのつかない要素もないのでプラチナトロフィーの取得率に反して難易度は低い。
トロフィーバグも初期の頃は酷かったようだが、かなり改善されたようで私は一度も遭遇しなかった。

ネタバレ感想と小ネタ

・プレイ中の死因は5割は「肥大した光りし者発光デブ」にしばかれたこと、3割は「アサルトロン」に消し炭にされたこと、2割は「爆発の★★」による誤爆であった。

・狭い場所でグラフトンモンスターにワンパンされたことや、狭い場所に大量のフローターを配置されたこと、非パワーアーマー勢に対するブラストゾーンの仕打ち、接地しているのに空中判定となる図面、他のプレイヤーと配置が共有される雑誌やボブルヘッド 、サイロ内で無限湧きするロボット、目の錯覚並みにしか上昇しない評判、集まらないコーヒー缶、終わらないおつかい、C.A.M.P.アイテムの設計図集め、ランダムな割に偏りのあるイベント発生率くらいにしか理不尽は感じなかった。

・V.A.T.S.の仕様が前作と異なりリアルタイムに状況が変化するので、始めは使用し辛いかもしれないが慣れてくるとテンポよく敵を処理できるので、専用のビルドを組むのはとても有用。

・ジャンクは意外とかさばるので必ず分解してからC.A.M.P.に格納し、プラスチックがあれば細工師の作業台でバルクにすると良い。そして溜まりやすいバルクはベンダーに売却し、石油などはC.A.M.P.のベンダーで売ると良い。
不用品は大抵の場合、他のプレイヤーにとっても不用品であるので中々在庫がはけず、ベンダーに売った方がC.A.M.P.を圧迫しない。
耐久値のある食料や飲料も自分で使用するかベンダーに売った方が腐らせにくい。

・雑誌集めはジャイアント・ティーポットの中に配置されているものが案外他のプレイヤーに拾われていない。

・コーヒー缶はR&G駅のトイレにあるものが集めやすい。

・相変わらずゲーム内のラジオを流しながら探索するのが楽しい。個人的な話をすると私はジョン・デンバーの「Take Me Home, Country Roads」が大好きなのだが、歌詞中にあるウェストバージニアを舞台としたゲームでこれが流れるのは感慨深いものがあった。また、「Ghost Riders in the Sky」などの追加された曲もあって前作のダイヤモンドラジオが好きだったプレイヤーにも新鮮味が感じられる。ただ、トークはダイヤモンドラジオの方が好きだったが。

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