「ipad pro 第1世代」をいまさら買ったら結構よかった
「でかいipad欲しいけど高いなー」って人におすすめの記事であり、
「ipad pro 第1世代」を2週間くらい使ってみた私が、買ったばかりの頃の私に教えてあげたい、ややニッチなipad pro第1世代関連の情報です。
(大体ただの感想です)
なぜいまさら「第1世代(2015年モデル)」を買ったのか
少し前までは通常ipadの第7世代を愛用してました。
ipad自体は、
・kindleアプリでの読書用
・PCを開きづらいシチュエーションでちょっとした作業をする用(飲食店でメール返信、キッチンで動画視聴etc)
・手書きで物事を整理したい時のペンタブ利用用
・モニターがない時にsidecarで簡易的にモバイルディスプレイする用
と、結構便利に使っていたのですが、
サブディスプレイとして利用するには第7世代(10.2インチ)だと少し小さかったので、外で作業する時は、ipadとは別に「モバイルディスプレイ」を持ち歩いたりしていたんですよね。
で、これを一つにまとめたかったのと「でかいipad(12.9インチ)」というのが個性的でなんかかわいいのでは?と思ったのです。
で、最新のipad proはカメラとか処理性能とか諸々進化しているようですが、10万円以上するのはさすがに高いし、わたしの場合、普段使う
「sidecar」「ブラウジング」「読書」「動画視聴」
程度であれば極限まで古い機種(=第1世代 2015年モデル)でも大丈夫なのでは?と思いました。
で、調べた結果、中古であればなんと3万円程度で購入できることがわかったので、6年前のモデルだけど大丈夫だろうかと若干心配しつつ思いつつ、購入してみました。
余談:
最近お金を使いすぎてたので、少しでも安く、と恐る恐るじゃんぱらのCランク(キズなどがやや目立つ中古品)を買ってみたけど、結構普通に使える状態でした
(ホームボタンの反応がやや悪い)
よかった点:Sidecarは案の定超便利
中古とか、世代が古いせいでラグが大きくて使い物にならない、とかあったらどうしようと思ってましたが、相変わらずサクサクのsidecarで、まさに期待していた通りの便利さでした(sidecar本当すごい)
13インチノートPCと同じくらいの大きさなので、作業スペースが約2倍になる感じです。
持ち運び環境としてはかなりいいんじゃないかと思ってます。
そして、通常のモバイルモニタと比較して、無線で接続できるのはやっぱり気持ちいい。
あんまりやる気がない時とかに、
PCは膝上、モニター(ipad)はコーヒーテーブル
とか自由な体勢で作業できるのが地味に気に入ってます。
よかった点:論文を読むのにめっちゃいい
本とか雑誌とか見るのによさそう、とは思っていたけど、使ってみてよりいいなと思ったのが「論文がほぼ原寸サイズで読める」でした。
難しい論文とかドキュメントを前にした時、完全に腰を据えて読解モードに入れるのは、なんかとてもいいです。
個人的に、ipadのいい所は自由な体勢で作業ができることだと思っていて、
私は「今これ読めるほど元気じゃないなー」って時にけっこうPCから離脱して不貞寝モードに入りがちなのですが、
そういうときも、ソファーに寄りかかりながら、とか気張らずとりあえず読み始められる。しかも最高に読みやすい大きさで、というのがとってもいいです。
よかった点:写真を見るのにめっちゃいい
あと、写真。
私は写真が趣味なので、好きな写真家の写真がSNSに流れてきます。
「スマホじゃなくてPCでみろよ。」
って思うじゃないですか。
たとえば、ツイッターで画像をタップしたUI。
PCで見るとこう(右)なのが、でかいipadだとこう(左)です。
これはけっこう感動した。
普段気づかない産毛とかもみえる。
よかった点:見た目がかっこいい
これ、完全に主観ですが、思った通り、現物を見てとても気にいりました。
通常サイズのipadを持ってる人は結構いますが、でかいipadを持ってる人はあんまりいないので、なんか特別なものを持っている気分になれます。
13インチMacBookProと重ねて大体同じくらいのサイズなのも、なんかとてもいい。
最新機種は高いので、たぶん絵を描く人くらいしか買おうと思わないのでしょうが、中古第1世代のipad proはかなり安く購入できるので、中古に抵抗のない人はおすすめなんじゃないかと思ってます。
中古だと、バッテリー劣化は心配してたけど、これは1万円程度で変えられるらしい。
困った点:充電が遅い(→PD買え)
ipad proは画面が大きい分消費電力も大きいので充電に時間がかかります。
手持ちの充電器がショボかったのか、はじめは、充電しながらsidecarとかするとまさかの消費電力の方がでかいとかで、画面の明るさを抑えながら、みたいなかなりめんどい使い方をしてました。
ipad pro 第1世代のポートはLightningなのですが、
ググった所、LightningであってもLightning⇆Type-Cケーブルを使うことでPowerDelivery規格(急速充電)を使用でき、
どうやら第1世代も「公表はされていないが実はPDできる」みたいな仕様っぽいです
↓ら辺の記事がとても参考になった。
で、W数の高いACアダプタとType-C⇆Lightningケーブルを購入した所、
無事充電速度が倍くらいになり、かなり使いやすくなりました。
参考:
Type-C⇆Lightningケーブルは↓とかで大丈夫です。
W数の高いACアダプタは↓とかがおすすめ。
(この大きさと値段で65Wってすごくない?)
MacBookPro(13インチ)もいけるので、PC充電の予備用にもできてすごい便利です。
(最新のipad proは確かtype-c充電なので、きっとこのような心配はいらないのでしょうね)
困った点:キーボードケース「folio」の第1世代版が微妙(→純正じゃなくてもいいかも)
わりと驚いたのが、純正のキーボード一体型ケース「folio」にまさかの背面カバーがついてないことでした。
画面は守ってくれるけど、背面は剥き出し状態。これ、鞄にしまう時、けっこう困ります。
(最新機種むけのfolioはちゃんとあるらしい)
あと、高さは二段階調節できるけど、キーボード打ちにしたときの角度が浅過ぎてかなり微妙。
↑浅過ぎて見づらい
あと、片手持ちして読書とかしてるとカパカパするのがかなりうざいです。
キーボードは打ちやすいと言えば打ちやすいけど、独特のペラペラした感じなのでけっこう好み分かれるかも。
純正キーボード「folio」自体は評判がかなりいいので期待してましたが、第一世代に限って言えば、正直純正じゃなくていいと思います。
(というか、背面カバー付きの絶賛探し中なので、おすすめあったらまじで教えて欲しい)
困った点:画面がでかくて、キーボードからめちゃくちゃ手が離れる(→Chromeショートカット使え)
12.9インチのipadは画面がでかいぶん、画面の上の方をタップするとき、キーボードからめちゃくちゃ手が離れます。
とくにクソ面倒だったのが、ブラウジング時の「戻る」と「アドレスバーにカーソルを移動」。
Chromeショートカットを真面目に調べたら、この2つはちゃんとショートカットキーがありました。
「アドレスバーにカーソルを移動」はCommand+Lでできます。
欲を言えばブラウジングを全てキーボード操作で行えるvimium的なものが欲しいですが、
chrome拡張機能はipadでは使えないので、将来的に出てきてくれるのを祈るしかなさそうです。
まとめ:ipad pro 第1世代(12.9インチ)は結構買い
色々ありますが、個人的には割とおすすめです。
気になる方はご参考にどうぞ。
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