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#26 ノルウェー・オスロ編 「スーパー大学生たくろうくん現る!」

2015年6月6日



目が覚め窓の外を見ると雨が降っている。
時間が経てば止むかなと思い二度寝し遅くにベッドから体を起こした。


少し弱まったがまだポツポツと降っている。


先に共同ルームでストックホルムのホステルの予約を済ました。


雨が降ったり止んだりを繰り返しているので今日は先に観光をすることに。


オスロで必ず行っておきたかったムンクの叫びをまず見にいくことに。


Google Mapを開き国立美術館へ向かう。


15分程で国立美術館に到着。


うわぁ~…ここにあのムンクの叫びがあんのか~…何億とかするんやんな?いや何十億とか?


日曜日はチケット無料と地球の歩き方でチェック済みのはずが勘違いして今日は土曜日だった。


俺のアホ!!


チケットを購入し、いざムンクの叫びへ。


ムンクの叫びが飾っている部屋だけ写真が禁止だったのを気付かず写真を撮ってしまった。


でも張るのは辞めときます。笑


ムンクの叫び。
地球の歩き方で画家エドヴァルド・ムンクの勉強を少しして観たのもあり長い時間その絵に見入ってしまった。


負の螺旋、出口の見えないトンネル、そんな状態から抜け出せない心情を表した様な恐怖と絶望を表現した絵だった。


ムンクは絵に表現する事によってその負の螺旋から抜け出そうとしたんかな?

ん~わからんない…。


他にも魅力的な絵がたくさんあった。


次に向かったのはオスロ市庁舎。


ここではあのノーベル平和賞の授与式か行われているとか。


中に入ると壁一面に大きな油絵が。


すげぇ~…。


恐らくこの部屋だと思います。ノーベル平和賞の授賞式を行う部屋。


いやぁ~ええもん見れた~!


次はアーケシュフース城へ。


かなり股関節が痛いが歩き続けた。


綺麗なお城にはとにかく中国人の方が多かった。


観光を満喫し宿に戻る。


路上に行こうと思ったが体と気持ちが着いて行かず行けなかった。


甘いわ俺。


共同ルームで彼女と電話している時、


「こんばんは。」


え!?日本人!?


彼の名はたくろうくん、20歳。


同じ大阪出身でこの春からイギリスのオックスフォード大学に留学中の大学生だ。ちなみに英語はペラペラだ。


たくろうくんは大学の休みでノルウェーを観光しに来たそう。


俺の旅の話を聞き、かなりビックリしていた。


やっぱりロシアから世界一周に出発して、更に路上でギターを弾いて歌っているとなるとかなり珍しい見たいです。笑


たくろうくん「いやぁー凄いっす!凄いっす!マジでビックリしました!強者ですね!」


たくろうくんはまだ20歳だが凄くしっかりしている。


大学では法律を勉強し将来の夢は国連に入る事だと言う。


いやぁスケールちゃいますわ。笑

貴方のほうが強者でっせ。笑


話も落ち着き一緒に晩御飯を食べに行くことに。


勿論…




ケバブです。


宿に戻り昨日買ったビールを二人で飲むことにした。


話せば話すほど20歳と思えない20歳。


そんな彼に、「凄いです!凄いです!」と言われると恐縮してしまう。


たくろうくん「ともやさんのこの活動を知ったら勇気湧く人が一杯いますよ!僕日本まで届く様にガチシェアします!」


たくろうくんの友達はこの休日で世界各国に散らばっているようだ。


いや俺有名なってまうやーーーん!笑


俺「じゃなくてたくろうくん…俺、毎日不安でいつも路上やる時は緊張するし、怖いし、正直今にも日本帰ってしまいそうやねんけど…。笑
全然強い人間じゃないし、何も特別じゃないのよ…。」


たくろうくん「いや智也さんは凄いんです!もっと胸張って下さい!自信持って下さい!誰でも出来る事じゃないですよ!僕出来ないですもん!」


俺「あっありがとう…。」


20歳に励まされる26歳…。笑


20歳の励ましは夜遅くまで続いた。笑

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