びぼうろく2021 part4
2020シーズンは過密日程の影響もあってかツエーゲン金沢は終盤戦は特に成績を落とした。そのせいか比較的成績の良かった一昨年や先一昨年のシーズンと比べてサポーターのツエーゲン金沢の方向性について語ることが活発になった。素晴らしいことである。これは戦争によって技術が発展するのととても似ているような気がする。良くない状況の方がそういう考え方が発達するのではないか。
今はシーズンオフで試合がないのでそのような良くない状況ではない。そのため、シーズン中は活発だったサポーターのチームの在り方論やサポーター論を目にすることは大きく減った。まあ当然と言えば当然である。試合がないので感情の昂りがないからであろう。
しかし、自分は今の時期がとても勿体無く感じる。なぜなら、昨シーズンあれだけのサポーターが自分の考えを呟いたのに今になればダンマリである。考え方が発達する悪い時期の後のシーズンである今こそ、敢えて今、昨シーズンの振り返りや意見の交流共有をし、サポーターそれぞれのサポーター論の発展に繋げるべきなのではないか。自分はこの時期にサポーターの積極的な意見交流が弱いのがとても残念である。
自分はそういうのとは関わると自分の考えであるクラブのなすがままにあろう、楽しむことだけに注力しようとするスタンスが崩れそうな気がするので一歩離れて見たいようと思っている。しかし、クラブを良くしようとする意見が素晴らしいし必要であると考える。その意見を育てるという意味でも特に影響力のあるサポーターや団体には今こそ、そういう話題を提供する、またはそのような場を作ってもらえればと考える。
歴史の浅い金沢だからこそ他のクラブやサポーターと渡り合うためにそのようなサポーター間での活発な議論が不可欠であるのではなかろうか。