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相対性理論?なんや,これって意外と身近やん……!
以下は,相対性理論について学部2年生の視点からフランクにまとめた,「なんや相対性理論って難しそうやけど,ちょっと興味ある」という人向けに書いてみた文章や.
ちなみにオレは関東の大学で物理を専攻してる2年生やから,まだまだ学部レベルの理解しかなくて,「あれ,ちょっと間違ってるかも……ごめん!」ってことがあったら許してほしい.そもそもオレ自身が勉強中で,専門家でもなんでもあらへんから,いっしょに学んでいけたら嬉しいわ.
あと実は,将来は小学校から大学学部レベルまでの数理教育を網羅するような超巨大オンラインプラットフォームを作ることが夢なんや.せやから今は自分の物理の勉強も頑張りつつ,みんなに物理を楽しんでもらうための活動を増やしていこうと思ってる.この原稿はその2つ目の目標
――「物理をみんなに楽しんでもらう」
ためのYouTube動画用のもんやね.少しでも相対性理論に興味を持ってもらえたら嬉しいな.ほな,だいぶ長い話になってもうたけど,始めてくで!
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【第1章:オレと相対性理論の出会い】
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まずはなんで相対性理論を話題にしようと思ったかってとこから話すわ.オレも最初,物理の世界に足踏み入れたときは「相対性理論?聞いたことはあるけど,めちゃくちゃ難解やん!」って感じやった.「アインシュタインが光速は一定とか言うたんやろ?」とか,「E=mc²ってなんやねん」くらいの曖昧なイメージしかなかった.でも大学に入って講義や本を読んでみると,実験で裏付けられてる事実がいろいろあって,「なんや,これって意外と身近やん……!」って思うところがあったんや.
せやけど,まだオレ自身も学部2年で学んでる途中やから,あんまりエラそうなことは言えへん.テキスト読んだり,先輩や教授に聞いたりして「へえ~そうなんや」って毎日発見しとるところ.「もしこの説明間違ってたらごめん!」って感じやけど,その分フレッシュな視点で話せるかもしれへんから,そこは許してな.
「なんで相対性理論がそんなに有名なん?」って思うかもしれへんけど,やっぱり「時間と空間の概念をひっくり返した理論」ってインパクトがでかいんやと思う.それと,いろんな実験がガチでそれを裏付けとるから,単なる奇抜なアイデアやなくて実際に“正しい”ってことが確かめられてる.「オカルトやん」って言われるんやなくて,もうバッチリ物理の基礎理論として受け入れられとる.そのあたりの背景をこれから一緒に見ていこうや.
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【第2章:まずは歴史~ニュートン力学の王国~】
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いきなり相対性理論の数式とかに入るんやなくて,ちょいと歴史を振り返ると理解が深まりやすいと思う.相対性理論が生まれる前は,物理といえばニュートン力学が全盛やったんや.ニュートンが万有引力の法則を打ち立てて以来,「宇宙は巨大な時計仕掛けで,決まった法則に従ってカッチリ動いてる」って世界観が主流やった.
具体的には「時間はどこでも同じように流れる」「空間は絶対的に不変」みたいな考え方やな.まあ普通に日常生活を送る分には,これでも問題ないし,実際今の工学でもニュートン力学で十分OKな場面は多い.
せやけど19世紀後半になって電磁気学が発展してくると,光の性質とか電波の話になってくる.すると「光は何を伝わって届くんやろ?」とか「速度が一定ってどういうこと?」って疑問が出てきた.当時は「エーテル」という謎の媒質が存在すると信じられとって,マイケルソン=モーリーの実験でそのエーテルを探したんやけど,どうしても見つからんかった.
「なんで光の速さは変わらんねん?」って大問題が浮上したときに,アインシュタインが「せや,そもそも時間や空間のほうを変化させたら説明つくんちゃうか?」って言い始めたのが,相対性理論の始まりや.正直,当時の人らからしたらめちゃくちゃ衝撃的やったやろな.
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【第3章:特殊相対性理論~光速一定と等速運動の世界~】
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1905年にアインシュタインが発表したのが「特殊相対性理論」や.これは等速運動してる観測者同士の間で成り立つ理論やから「特殊」ってついてる.
ここでのポイントは2つある.
1.物理法則は全ての慣性系(等速運動する座標系)で同じ形を保つ
2.光の速さは全ての慣性系で一定
この2つから導かれる結論は「時間は観測者によって伸び縮みする」「同時に起こった出来事が,別の観測者から見ると同時やない」など,それまでの常識を覆すもんやった.最初聞いたらめっちゃ変な感じするやろ? オレも高校の頃とか「いやいや時間が変わるって何事?」と思ってたわ.
でも実際,宇宙線のミュー粒子の寿命が延びる実験とかで,時間の遅れが検証されてる.オレが初めてそれを知ったときは「なんやこれ,本気で時間が伸びてるんか……?」って衝撃やった.もちろん,いろんな実験を細かく学部レベルで見ていくと,「ああ,理論と実験がきれいに合うんやな」って納得する部分も多いけど,まだ完全に直感には馴染まへん.
これがオレの正直な感想や.「もし詳しい人から見たら,オレなんか説明足りてへんぞって指摘があるかも……そしたらごめん!」って言うとくわ.でも同時性の相対性や時間の遅れについては,本を読むだけでもワクワクしてきて,「わあ,こんな世界観があるんや」って思えるから,そこがおもろいんやな.
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【第4章:「時間が遅れる」って?~双子のパラドックス~】
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特殊相対性理論で有名なんが「双子のパラドックス」やな.一卵性双生児の片方が宇宙船に乗って光速に近いスピードで移動して,しばらくして地球に戻ってきたら,宇宙船に乗ってたほうが若いまま,地球に残ったほうが歳をとってる,みたいな話.
「なんやそれSFやん?」って思うかもしれへんけど,理論上はそういう結論になる.ただし実際には宇宙船が加速・減速するから,厳密には特殊相対性理論だけやなくて一般相対性理論も関わるんやけど,とりあえず「高速で動くほど時間がゆっくり進む」っていうざっくりした理解でOKやと思う.
ほんまにそんなことが起こるんやろか? って思うのは当然やけど,実験では人工衛星に積んだ時計と地上の時計のズレが観測されてる.「ミュー粒子の寿命が伸びる」みたいに,高速運動してる粒子ならなおさら顕著に出るから,少しずつやけど実感のわかない結果が積み上がってるんや.オレはそのたびに,「物理ってやっぱすごいなあ……まだ全部は腑に落ちんとこもあるんやけど,証拠があるんやから仕方ないわな!」って思ってる.
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【第5章:E=mc²~質量とエネルギーの等価】
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相対性理論といえばやっぱり「E=mc²」が超有名やんな.これは質量とエネルギーが等価やっていう関係式で,mが質量,cが光速,Eがエネルギーを表す.一見シンプルやけど,「質量がエネルギーに変換できる」ってのはとんでもない革命的な発想や.
この式から原子力発電や核兵器みたいに,「ごく少量の質量から膨大なエネルギーが出る」ってことも説明できる.初めてこれを学んだとき,「うわ,質量ってただの重みやないんや」って思って,めちゃ感動すると同時にちょっと怖くも感じたのを覚えてる.
実は星が燃える仕組み(核融合)も,このE=mc²で理解できる.太陽があんだけエネルギーを放出できるのも,「質量の一部がエネルギーとして変換されてる」ってわけやな.そう考えると,「なんや,宇宙スケールでもこの式が活躍してるんか!」って改めてすごさを実感する.
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【第6章:一般相対性理論~重力は時空の曲がり】
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特殊相対性理論から約10年後,アインシュタインはさらに重力を取り込んだ「一般相対性理論」を完成させる.こっちは等速運動だけやなくて加速度を伴う運動や重力場まで扱う,より広範囲の理論や.
一般相対性理論の一番の特徴は,「重力は空間と時間の曲がりとして説明できる」ってとこ.ニュートン力学では「質量があると,引っ張り合う力が働く」って考えやったけど,アインシュタインは「質量が時空を曲げるから,そこを通る物体の経路が曲がるだけや」と言うた.最初に聞いたときは,「いや,空間が曲がるってなんなん? どうやってイメージしたらええん?」って思ったわ.
でも具体的には,二次元のゴムシートに重い球を置いたらシートがへこむやん? ああいうふうに三次元空間(+時間)の構造そのものが歪むってことを考えるわけやな.「そんなんほんまにあり得るん?」ってのを実験で確かめたのが,1919年の皆既日食のときの星の光の偏位観測や.太陽の近くを通る星の光が曲がっとった.「こらマジやわ……」ってことで一気に一般相対性理論が世界中に知られたんやな.
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【第7章:等価原理~エレベーターの思考実験】
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一般相対性理論の重要な考え方に「等価原理」ってのがあって,「重力による加速度と,普通の加速度は区別できへん」っていう主張や.たとえば密閉されたエレベーターがあるとするやん? そのエレベーターが上方向に加速してると,中の人から見れば「下に重力が働いてる」って感じる.でも実際はただ加速してるだけかもしれへん.その違いは観測できへんのや.
この話を知ったとき,「そっか,重力って実はただの加速の現れなんか……? じゃあいずれは反重力とかも作れるん?」ってワクワクしたけど,現代の技術ではまだそこまでいけへん.ごめんな,そこは期待しすぎかもしれへん.でもこの等価原理のおかげで「重力=時空の歪み」って発想につながっていったから,物理学にとってはめちゃくちゃ大事なステップなんや.
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【第8章:観測でわかった時空の曲がり~水星と日食】
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一般相対性理論が発表されて「へえ,時空が曲がるんや……」と言うても,最初はまだ「ほんまかいな」って思う人も多かった.決定的な証拠として有名なのが二つあって,一つはさっき言うた皆既日食のときの光の曲がり観測や.もう一つが水星の近日点移動やな.
水星の軌道はニュートン力学で計算すると説明できへんわずかなズレがあるんや.でも一般相対性理論を適用すると,そのズレがぴったり合う.「なんや,理論が正しいかどうかでここまで天体の動きが変わるんか」って感動したわ.学部の授業でもそこそこ重要なトピックとして扱われるから,興味ある人はぜひ調べてみてほしい.
オレがこれを知ったときは,「水星の動きまで合ってるんか……やっぱすごいなアインシュタイン」って思ったし,同時に「ニュートン力学でもいろんな惑星運動がわかるんやけど,微妙なとこで差が出るんやな」って新鮮やった.こんなふうに実験データがきっちり理論を支えるから,相対性理論は揺るぎない地位を得たんやろうな.
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【第9章:ブラックホール~極限の歪み】
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相対性理論を語るなら,ブラックホールも外せへん.質量がめちゃ集中しすぎて,光さえ逃げられへんような領域ができる天体やな.昔は「そんなん理論上の産物ちゃうの?」って思われてたらしいけど,今では重力波の観測や直接撮影したブラックホールの“影”なんかのおかげで,ほんまに存在するってわかってきた.
オレも最初は,「光が出られへんってどんな状態?」って思ってた.でも一般相対性理論からすると,そこまで質量が集中すると時空が極端に曲がって,脱出経路がないわけや.「うわ,マジでSFみたいやな」って思うけど,実際に観測されてるし,理論でもちゃんと予言されてる.
ブラックホール研究は未だに盛んで,量子論とかとも絡めて「情報はどこに行くねん」とか大きな問題がいっぱい残ってる.将来オレがもっと物理を極めて,こんな研究にも挑戦できたらおもろそうやな……なんて夢を描いたりしてるわ.もし間違ったこと言うてたらごめんな! まだ勉強中の身やから,そこは多めに見てな.
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【第10章:重力波~時空のさざ波】
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次は重力波や.一般相対性理論によれば,質量のある天体が激しく動くと時空の歪みが波として伝わるらしい.でも普通に考えて時空がうねるってすごい話やろ? しかもその歪みはめちゃくちゃ小さいから,観測は不可能に近いと思われてた.
ところが2015年,アメリカのLIGOっていう施設で,ブラックホール同士の合体で出た重力波が世界で初めて直接検出された.「あれはもう天文学界隈大騒ぎやで!」って先生が授業で言うてた.オレもそのニュースを聞いたときは,「うわ,ついに時空のさざ波を観測したんか……」ってテンション上がった.
こういう実験の成功は「相対性理論がほんまに正しい」ってことをさらに後押しするわけや.宇宙は広大やし,まだまだ重力波の観測で新しい発見があるかもしれへん.将来,もっとすごいデータが取れるようになったら,「あれ,予想外の現象やぞ?」ってことも出てきそうやし,そうなったら物理の最先端はますます盛り上がるやろな.
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【第11章:GPSと相対性理論~意外と身近やん?】
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「でも相対性理論って宇宙の話ばっかりやろ?」って思うかもしれへんけど,実はめっちゃ身近なところでも使われてるんや.代表例がGPS(Global Positioning System)やな.
GPS衛星は地球の周りを高速で回ってる上に,地上とは重力ポテンシャルの高さも違う.特殊相対性理論的には高速で動くと時間が遅れるし,一般相対性理論的には重力ポテンシャルの差でも時間の進み方が変わる.もしその補正をせえへんかったら,GPSの精度はあっという間にガタガタになる.
つまり,我々がスマホで地図アプリを開いて現在地をサクッと特定できるのは,相対性理論の恩恵でもあるわけや.こう聞くと,「意外と生活に直結してるんやな!」って思わへん? オレも大学に入るまでは「相対性理論?宇宙の話やろ」ってイメージやったけど,身近な技術にも入り込んでるって知って,「うわあ,すごいなあ」って改めて感心した.
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【第12章:相対性理論の数式にちょいと触れてみる】
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ここまで概念をわーっと話してきたけど,「実際に相対性理論ってどんな数式使うんや?」って気になる人もおるかもしれへん.
特殊相対性理論では「ローレンツ変換」っていう座標変換がポイントや.ガリレイ変換に代わって,光速を一定に保つような変換になってる.ざっくり言えば,時間と空間が組み合わさった4次元時空を考えるから,「x,y,z」と「t」が混ざって変換されるイメージやな.
E=mc²にしても,じつはより一般的な形はE2=(mc2)2+(pc)2E^2 = (mc^2)^2 + (pc)^2なんやけど,運動量pが0の場合はE=mc²が出てくる.このあたり,学部の教科書に載ってるから,もし興味湧いたら一度見てみるといいと思う.オレも最初は何回も読み直したから,「あれ,こんがらがってきた……もし間違ってたらごめん!」ってなること多いわ.
一般相対性理論になると「リーマン幾何学」や「テンソル」とかの高等数学が登場して,急にハードル上がる.これはオレもまだ全然理解しきれてなくて,今後ゆっくり勉強していこうと思ってるところ.「いつかはこの方程式を自在に扱えるようになりたいな」って願望はあるけど,まだまだ先は長いわ…….
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【第13章:光速を超えるのは無理なん?】
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相対性理論でしょっちゅう話題になるのが「光速を超えられるかどうか」って話や.結論から言うと,理論上は質量を持つ物体が光速に到達するのは無理だとされてる.なぜなら,光速に近づくほど時間の遅れやら質量の見かけ上の増大やらで,必要なエネルギーが無限大に近くなるからや.
「ほなワープとかタイムトラベルとかはやっぱ夢やんな……」って思うけど,理論物理の世界ではワームホールとかの可能性も研究されてるから,「完全に否定はされてへん」ってところがおもしろい.ただ,実証にはほど遠いし,もしオレがその分野の専門家になれたとしても実際にワープ装置を作れるとは思えへん.
夢はでっかくやけど,現時点では「まあ光速超えは厳しいやろな」っていうのが定説や.でもSFやアニメで「ワープ!」ってシーン見るのはワクワクするし,それが将来本当にできたりしたら人類史上最大の革命やろなあ.そんなことを妄想するのも楽しいから,そこが物理のおもしろいところかもしれへん.
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【第14章:量子力学との統一は?~未解決の大問題】
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相対性理論って宇宙規模の巨大な現象を説明するのに強い一方,ミクロの世界を扱う量子力学とはまだ統一されてへんという大問題がある.いわゆる「量子重力理論」が未完成やから,ブラックホールの中心とかビッグバン直後みたいな極限状態では今の理論だけやとわからんことがいっぱい出てくるんや.
「ひも理論」とか「ループ量子重力」とか,いろんなアプローチが研究されてるけど,決定打はまだ出てない.もし将来,「相対性理論と量子論を統一する理論」を完成させたらノーベル賞どころか歴史に名を残すレベルやろうな.正直,オレみたいな学部生にとっては遠い話やけど,「宇宙の最初とかブラックホールの内部がどうなっとるか」ってめちゃ興味あるやん? いつかはそういう最先端の研究に足突っ込めるくらいまで成長したいなと思ってる.
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【第15章:相対性理論が変えた世界観】
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そもそも相対性理論が登場して何が変わったかというと,「時間と空間は客観的で絶対的なもんじゃない」って認識が広まったことやと思う.日常感覚とは全然違う世界観やから,「えっ,そんなバナナ」ってなるけど,実験が証明してるとなれば受け入れざるを得へんわけや.
この「絶対的と思ってたものが実は相対的やった」って発想は,科学だけやのうて社会や芸術にも影響を与えたらしい.「見る人によって世界が変わる」みたいな考え方やな.実際,時間や空間が伸び縮みするなんて話,昔の人が聞いたらびっくりしたやろうなあ.
オレも最初はかなり混乱したけど,慣れてくると「逆にそういうもんなんやな」って思えてくるのが不思議や.物理はこういう「当たり前だと思ってたことを疑う」学問でもあるから,そこに惹かれる人も多いんちゃうかな.
――――――――――――――――――――――――――――――――――【第16章:オレの夢~超巨大オンライン教育プラットフォーム】 ――――――――――――――――――――――――――――――――――
ちょっと話が飛ぶんやけど,さっき言うたように将来オレは「小学校から大学学部レベルまでの数理教育を網羅したオンラインプラットフォーム」を作るのが夢やねん.なんでそんなこと思いついたかというと,「物理や数学をもっと身近に感じてほしい」っていう気持ちがあるから.
相対性理論って,高校では軽く触れる程度やけど,本当はめちゃくちゃおもしろいし,ちゃんと理解すると世界の見方が変わるやん? でも独学で始めようとすると難しい数式やら専門用語が出てきて,敷居が高い.「なんやこれは……」って挫折する人も多いと思う.
そやから将来的には,「小学生でも楽しめる物理の入り口」とか「高校生や大学生が勉強しやすい講義動画」とか,段階的に学べる仕組みをネット上に作りたいんや.オレ自身も勉強中やから,今は自分が学んだことをアウトプットしてみんなで共有するって感じやけど,いずれはもっと本格的に取り組むつもり.そういう意味でも今回のYouTube原稿は「相対性理論の面白さを伝える練習の場」みたいな位置づけや.
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【第17章:相対性理論を学ぶとき~直感と数式のギャップ】
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相対性理論を理解したいと思っても,最初はどうしても「直感と全然合わへん!」ってところでつまづくと思う.オレもまだまだ全部納得できたわけやない.でも学んでいくときのコツとしては,「最初から数式でゴリゴリやるんやなくて,まずは概念的に納得する」ってのが大事やないかな.
例えば「同時性が崩れる」って聞いたら,「そんなわけないやろ」ってなるけど,光速が一定なら,そのくらい時間や空間が調整されなあかんのやなって思うと,少しは腹落ちする.そのあとでローレンツ変換の式を見て,「なるほど,こういう式で時間と空間が混ざってるんや」ってステップを踏む.
もしそれでも混乱したら,「ごめん,ちょっとわからんから教えて!」って誰かに聞くのが一番やと思う.オレもそうやけど,やっぱり独学だけやとつまずくポイントが出てくるし,そういうときに助けてくれる人がいると理解がぐっと進む.最初はみんな初心者やから,気軽に質問し合うコミュニティも作っていきたいなと思ってる.
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【第18章:ビッグバン,宇宙論への応用】
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相対性理論は「宇宙論」にも大きなインパクトを与えた.1920年代にフリードマンやルメートルが,アインシュタインの一般相対性理論を宇宙全体に適用したら,「宇宙は膨張してる」っていうモデルが導かれたんや.当時はアインシュタイン自身が「宇宙は静的やろ」と思い込んでたから,それを打ち消すために宇宙定数なんてのを入れたりした.
でもハッブルが銀河の後退速度を観測して,「実際に宇宙は膨張してるやん!」って証拠を見つけたから,ビッグバン理論が一気に注目を浴びるようになった.これも一般相対性理論の考え方がベースにあったからこそ生まれた発想や.「遠い宇宙のことやけど,意外と理屈は身近な原理から来てるんやな」って思うとロマンを感じへん? 宇宙の果てとか始まりを考えると,オレは「まだまだ知らんことだらけや」ってワクワクする.
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【第19章:未来の可能性~技術と理論の融合】
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相対性理論は1905年,1915年と100年以上前の理論やけど,今でも最先端の研究に応用されとるし,新たな実験が次々に行われてる.例えば最近の重力波観測装置はどんどん精度が上がってるし,衛星での高精度な時間計測も進んでる.技術が向上すればするほど,相対性理論の新しい予言や修正をテストすることができるんや.
「将来,相対性理論を超える理論が出てくるんかな?」って興味もある.物理学って常に古い理論をより大きな理論が包含していく流れがあるやん? ニュートン力学をアインシュタインが拡張したように,相対性理論をさらに統合的に拡張する何かが出てくるかもしれへん.
オレはそのときになったら,「ああ,あの頃は相対性理論が最先端やと思ってたけど,今はもっとすごい理論があるんやな」って言ってるかもしれへん.でも少なくとも今は相対性理論が宇宙や自然界を理解する上で強力なツールやから,オレもこれをしっかり勉強して,いつかはこの理論を使いこなして研究できるくらいになりたいと思ってる.
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【第20章:結び~一緒に相対性理論を楽しもうや】
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ここまで長々と相対性理論の話をしてきたけど,改めて思うのは「めっちゃロマンあふれるし,めっちゃ実験と結びついてる理論」ってことや.時間が伸び縮みするとか,空間が曲がるとか,最初はファンタジーっぽく聞こえるやん? でも実際にGPSや重力波観測で活躍するくらい現実に根ざした理論なんや.
オレもまだ学部2年で完全に理解してるわけやないし,「もし間違いとかあったらごめん!」って感じやけど,それでも相対性理論の魅力を伝えたくてこの原稿を作ってみた.今後YouTubeで動画にして,みんながちょっとでも「相対性理論って面白いやん!」と思ってくれたら最高や.
それと,将来はオレが夢見てるように,小学生から大学生まで段階的に学べるオンラインプラットフォームを作って,「相対性理論?おもしろそうやん」という好奇心を一緒に育てられる場を作りたい.そしたらもっと多くの人が物理に親しんでくれるやろうし,さらに新しいイノベーションとか大発見が生まれるかもしれへん.
最後まで読んでくれてありがとう.「相対性理論は難しい」ってイメージがあるかもしれへんけど,一歩一歩噛み砕いていけば確実に理解は進むはず.もしわからんとこや疑問があったら,コメントなり何なりで質問してくれたら嬉しいわ.「そんときは詳しい人がおったら助けてな!」ってオレも頼りつつ,一緒に学んでいけたら最高やと思う.
ほな,またな! これからもいっしょに物理を楽しもや!