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[SNEAKERS TEXT] 赤白黒はブルズの証。〈NIKE AIR MORE UPTEMPO ’96 “BULLS”〉
赤白黒はブルズの証。
ESSENCEで定期的に発売している〈NIKE AIR MORE UPTEMPO〉。ナイキのスニーカーの中でも人気の高いモデルですが改めて歴史と今回のカラーリングについて紐解いていきます。
NIKE AIR MORE UPTEMPO ’96 ナイキ エア モア アップテンポ ’96
ITEM CODE:921948-600
¥19,250(税込)
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赤白黒を見ると「ブルズ」をすぐに想像してしまう
今回は2005年に初めて登場したとされる「フープパック」のモデルで、NBAのシカゴ・ブルズカラーを踏襲した強烈な配色をしたもの。どうやら当時はアジア企画として作られた経緯があったようで、これはそのひとつ。2005年のナイキって何があっただろうと思ってみると、レジェンド級に人気が高い〈NIKE SB DUNK〉の通称「TIFFANY」が発売された年でした。2000年前後にはアルファプロジェクトがありましたから、ハイテクもひとつ山を超えた辺りだったのかなと思います。〈NIKE AIR MAX〉で言えば2005年は特に無く、翌年に「360」が登場しています。
モアテンが初登場した96年といえば、日本でのナイキの人気が劇的に大きくなっていった時代ですよね。〈NIKE AIR MAX 95〉の社会現象を皮切りに、エアマックスブームの到来。時を同じくして野茂英雄がメジャーリーグに進出するタイミングで〈NIKE AIR NOMO MAX〉も人気がありました。
今から約16年前、当時の私はグレーの〈NIKE DUNK MID〉を履いていた記憶があります。ハイテクが一通りブームを終え、今一度ローテクに目を向けていた時期だったかもしれません。今回復刻されるモアテンもそう。まあ、ビジブルエアのスニーカーをハイテクとするかローテクとするかという議論はあると思いますが、30年近く経てばローテクと呼んでも文句言われないでしょう。どっちの「テク」かは相対的に決まるもの。
モアテンが初めて1996年に登場した時のインパクトは忘れません。黒のモデルを先輩が履いていて、世の中にこんなスニーカーがあるものなのかと目を奪われました。確かその時は「エアモア」って呼んでた気がします。
話が少し脱線しましたが、90年代って日本でもNBA人気が高まっていて、中でもシカゴ・ブルズやロサンゼルス・レイカーズの人気が高かったですよね。ブルズの文房具とかもたくさんありました。だから、自分の中では赤白黒を見ると「ブルズ」をすぐに想像してしまうくらい刷り込まれています。同時に黄紫はやっぱりレイカーズカラーって刷り込まれています。
今回のカラーはまさにブルズそのままってカラーで、ファッションとかスタイルうんぬんとかどうでも良くて、単純に「好きだから欲しい」って思えるモデルではないでしょうか。私はこんなにモアテン人気が高まるなんて思いもしませんでしたが、サイドの「AIR」を見ると気持ちが高まるよう、子供時代を過ごしてしまったので、その気持ちがよく分かります。
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