とあるチェーン飲食店のDX推進の現実…
僕は僕の思うDXについて書きたいと思います。あくまで素人意見です。
飲食業界ではDXに関して、その導入速度は企業によってかなりの差になると感じています。
■自分の所属する会社においてはどうか?
現状から考えるとかなりの遅い段階での導入検討になりそうな予感です。
現状議論にすら入ってない状態。
■ではどの段階での議論となるか?
それは確実に人手が足りなくなった時。
労働力の確保に経費をかけてもなかなか上手くいかなくなり初めて…
「こういうものが今使われているみたいだ…。試してみるか?」
となりそうな予感です。
■飲食における採用広告費
現状ですらアルバイトの採用活動にはかなりの難しさがあります。
採用経費もどんどん右肩上がり。
それでも各アルバイト募集媒体の営業担当は言うんです。
「おたくはうまくいっている方ですよ。」と…。
納得できない。
比較した上で他社さんよりも上手くいっているから現状維持で仕方なし、とはならない。
1人採用&戦力化するのに募集広告費と研修費で10万以上かけている店舗が散見されるのが現状です。
自社としては憂うべき事態です。※あくまで自社です。
当社比ですが21年度の採用広告費は3年前の倍以上です。
恐らく最低賃金は今後も右肩上がりでしょう。アルバイト人件費も最低賃金1500円なんてすぐです。
費用が多くかかる=人の仕事の価値を上げる必要がある。
それ、そんな簡単にできますかね?
そのための教育の体制、築けますか?
できないなら値上げ?
それも、そんな簡単にできますかね?まかり通る?
平均所得が上がってないのに?
■遅ればせながら導入
色々考えた結果として遅ればせながら導入。
徹底的なオートメーションによる利便性の高まりでお客様満足度の向上、となれば聞こえもいいが…そうなるかどうかもわからない。
そもそもその頃にはアーリーマジョリティ企業ですら導入をある程度終えた状態で、既に市場ではその体験がデファクトスタンダードとなっている可能性もある。
満足度向上とまでもいかない可能性も…。
ともかく人手不足による労働力の代替案としてのオートメーションで不足分を確保。
採用費と人件費は圧縮されるも導入コストで利益相殺。
現場での人材教育の代わりに導入機器の操作マニュアル習得とトラブル対応に回ることが増える。
仕事が変わるだけで全てが相殺。人と関わることが好きだったはずなのに相手が機械に変わる可能性も。
■現実を見据えて…
これが自社の現実と捉えています。
全て相殺となればシナリオとしてはまだいいか?いいのか?
せっかくのイノベーションの機会、前向きな話でありたい…
さて、それを踏まえて今何をすべきか?
やはりリテラシーを身につけることかと思っております。
徹底的に学ぶ。
ここは自分の得意分野でもあるし好きな部分。
そう思い情報収集や実際のサービス体験に赴く日々です。
インプットインプットインプット!適宜アウトプット!
今を変えることで未来を少しでも変えるために…