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VLOOKUP関数02:範囲は昇順

ちょっとイメージしてみてください
最近は、紙の電話帳やタウンページを使う機会が減っていますが、
もしも電話帳が五十音順に掲載されていなかったら?
   ものすご~く不便。
辞書は今でも紙の方が好きな私ですが、
もしも英語の辞書がアルファベット順に並んでいなかったら?
   辞書として役に立たない。

ExcelのVLOOKUP関数も人間と同じで 正しく並んでいない範囲からデータを検索するのは苦手 です。

 =VLOOKUP(①検索値, ②範囲, ③列番号, ④検索方法)
 ①検索値:検索したい値
 ②範囲:検索する対象
 ③列番号:範囲の何列目を値が欲しいか指定
 ④検索方法:ここでは省略しています

引数 ②範囲 が
 正しく並んでいないとどうなるのか?
 正しい並べ方とは?
見てみましょう

例:NATOフォネティックコードで「おはよう/OHAYOU」
中央のオレンジの表は、並べ替え カタカナ読みで昇順
右のブルーの表は、並べ替え 文字で昇順
にしてあります。

左の「おはよう表」は、VLOOKUP関数でオレンジ表・ブルー表それぞれを範囲として指定してカタカナ読みを取得しました。

関数式 =VLOOKUP(A4, 範囲, 3)

オレンジ表から取得した カタカナ読み は間違えている部分があります。          
 「H」は、正しくは「ホテル」なのに「アルファ」になっている。
 「U」は、正しくは「ユニフォーム」なのに「マイク」になっている。
範囲の1列目の並び順が昇順になっていないため、Excel が正常な検索をできなかったのです。

ブルー表から取得した カタカナ読み は全て正常に検索できています。
VLOOKUP関数を使う時には、範囲の1列目の並び替えが昇順になっている必要があると確認できました。


【関連note】
VLOOKUP関数01:何をする関数?
VLOOKUP関数02:範囲は昇順
VLOOKUP関数03:検索方法TRUE
VLOOKUP関数04:検索方法FALSE
VLOOKUP関数05:まとめ

並べ替え01:昇順/降順どっちだっけ?
並べ替え02:数値・ランキング
並べ替え03:漢字
並べ替え04:ひらがな・カタカナ
並べ替え05:アルファベット
並べ替え06:まとめ

ふりがな01:PHONETIC関数
ふりがな02:ひらがなカタカナ
ふりがな03:まとめ

絶対参照を理解するために01:相対参照
絶対参照を理解するために02:相対参照
絶対参照01:何が絶対なのか?
絶対参照02:列と行
絶対参照03:参照元と参照先
複合参照01:列固定タイプ
複合参照02:行固定タイプ
複合参照03:まとめ

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