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以上、以下、未満、より大きい(比較演算子)

以上・以下・より大きい・未満 について整理しましょう。
IF関数などの論理関数を理解するため必要な内容です。

【1】等号不等号の種類

「<」未満(より小さい) 
「<=」以下(Excel以外の一般的な記述 ≦)
「>=」以上(Excel以外の一般的な記述 ≧)
「>」 より大きい
「=」等しい
「<>」等しくない
これらは、比較演算子といいます。

【2】比較演算子とは何のためにある?

2つの数値の大小関係を表すためのものです。
文字列が一致している/一致していない の判定もできます。
等号不等号を使った式を、Excelでは論理式といいます。
Excelで数式として使用する場合、等号不等号の計算結果は「TRUE」または「FALSE」になります。

【3】TRUE / FALSE

◆「TRUE」と「真」は同じ
日常語で言いかえると「はい」「OK」「YES」の意味合いになります。
◆「FALSE」と「偽」は同じ
日常語で言いかえると「いいえ」「NG」「NO」の意味合いになります。
 ※Excelでは、なぜか TRUE と 真 (FALSE と 偽)両方の表記が混在しています。

例えば、数式「= 値A > 値B」とは
「値A は 値B よりも大きいか?」という質問であり、質問に対する回答が計算結果となります。
「大きい」なら「TRUE」
「大きくない」なら「FALSE」
が計算結果として取得されます。


Excelで実際にどうなるのか確認します。
【例】数値9・10・11と10の大小関係

論理式の計算結果として TRUE または FALSE が取得された
※ワークシート分析モード で数式を表示させています。

[列B]「<」未満:9は10より小さい?・10は?・11は?
 ※未満を より小さい と表記することがあります。

[列C]「<=」以下:9は10以下?・10は?・11は?
[列D]「>=」以下:9は10以上?・10は?・11は?
 ※以下以上には、記述に“=”が含まれる、
  式の意味合いとしても“等しい”が含まれる。

[列E]「>」より大きい:9は10より大きい?・10は?・11は?
[列F]「=」等しい:9は10と等しい?・10は?・11は?


【関連note】
IF関数01:もしも雨なら‥‥
IF関数02:ネストで3分岐
IF関数03:ネストのコツ
IF関数04:まとめ
IF関数05:論理式の使用例
以上、以下、未満、より大きい

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