ニート生活2
緊急事態宣言が出され数日、そしてオリンピックまで1週間を切った東京であるが、ニュースを見る限りなんの緊迫感も高揚感もない普通の1日といったような印象を受けた。
「ニュースを見る限り」と前述している時点で皆さんお察しだとは思うが、相も変わらず家とコンビニを往復するだけの1日を過ごしてしまったほぼニートの僕である。
そんな僕の素敵なエンタメ消費ライフ。
今日は本を一冊読んだ。
羽田圭介著 『メタモルフォシス』
正直、どぎついSMプレイの描写に「うっ」となってしまうところもあったが、読了後はなんとも言えない納得感に包まれた。
僕自身SMプレイを嗜んだこともなければ、やってみたいと思ったこともない。S側はどうしようもない罪悪感を覚えそうだし、M側はどうしたって痛そうとか辛そうとかの感想が先立ってしまう。
そんなSMと距離をとっている僕がどうして読了後に納得したかと言うと、この物語に出てくる主人公の「M嗜好」には理由があるように感じ(僕が勝手に感じただけだが)、その理由が「んーまあ、わからなくもない」と思えるものだったからだ。
今でこそ四六時中家にいる僕だが、こんなご時世になるまではそれなりに社会と関わりを持って暮らしていた。バイトもしていたしサークルの活動だってしていた。
そして人と関わっている以上、それなりにストレスを感じるものだ。
バイトでは客に罵られたし、サークルでは周りとの才能の差に愕然とすることもあった。
でもそれらストレスが全て「気持ちいい」と感じられたら?
感覚が裏返り今まで苦痛と感じていた事象全てが快楽になったら?
っていう感じのを目指している(ように見えた)のが、主人公「サトウ」だった。
それ、確かに生きやすいかもなあ。と
こんな風に、割に納得してしまったんです。
いやあ、Mかあ。と、今もまだグルグル考えています。
・・・・少し真面目なことを日記的につらつら書き連ねてしまった。
が、そんな堅苦しいことを考えてエンタメを貪るのはまっぴらですよねえ。
とにかく今は面白いものを見まくって読みまくる。
大学生にとって成長なんて副産物でいい。。。よな!!