八千代の文字ラジオ9/16
こんばんは。大谷八千代です。
ラジオのように、一発録り書き直しなしの一筆書きでお送りする文字ラジオ。三連休の最終日の夜、皆様、いかがお過ごしでしょうか。
りーりーりーりー
り、り、り、り、り、り
りいりいい、りいいいい
いきなりすみません。耳を澄まして、庭の虫の音を聞いて、言葉にしようと思ったのですが、うまくいかないですね。書けないです。虫の音すら書けない。難しい。言葉にするのはこれほど難しい。
今はですね。夜の9時20分。そろそろ寝る用意をしていかないと、結局11時過ぎるよなあ。まだ洗い物も終わってないし、明日から仕事だし…。でも!あと少しだけと思ってはじめちゃいました。
最近、文字ラジオにはまっています。なぜ文字ラジオかというと、じぶんなりの仮説があるんですよ。以前は、standFMで収録したラジオのリンクをはっていた時があるんですけど、その時、思った。
noteの人たちは、聞くより読むのが好きなんじゃないかなって。へーラジオやってるんだあってnoteのリンククリックしたら、思いがけず大きな音が出て、あわあわしたり、そんな姿が浮かんだんです(私がそうなので・・)
自分の声や笑い声が嫌いってのもある。本当のことを言う時に照れ隠しや自己嫌悪でへらへらしちゃうところだって、文字ラジオなら、このとおり。
わはははは
こわいこわい。
怖いと言えば、今日、怖い夢を見ました。私は庭づくりが好きなんですが、庭のシマトネリコの木が何者かに根元から切られちゃう夢。目が覚めても夢だと思わなくて、カーテンあけてみて、「あ、ある!夢かあ~」って脱力しました。
というも、一度庭の木を切られたことがあるんですよね。それは、うちのシンボルだった雲竜柳の木でした。去年の夏、根元から切られちゃったんです。思い出の木だったんですけどね。夫とアパートに暮らし始めたころ、花屋さんで買ってきた雲竜柳を花瓶にさしていたら、小さな根っこが出たんです。何となく前途に希望を感じさせてくれました。そのまま育てて、この家に引っ越してきた時、はじめて植えた木でした。5メートルの立派な木になって木陰で休んだ日もありました。
朝、電動のこぎりの音で目が覚めて、嫌な予感がしつつ、カーテンをあけたら、ごろんって横たわっていたんです。雲竜柳の木が。めためたに切られて。私は、目の前で大切な人が無残に殺されたような気持ちで、私の木の痛みを感じていました。心はたかぶって熱いのに、頭は冷たく冷えて、気持ちはぐちゃぐちゃでした。
雲竜柳を切ったのは、私の父でした。何でか?
退屈ですかね、こんな話。
柳の木は、成長がとても速くて1年に2回は選定しないと、7mにもなってしまいます。つまり、父は、私のためを思って切ったっていうんです。私はあんまり体が強い方じゃありません。確かに選定は大変だし、高所の作業は危険もあります。伸びすぎると父が手伝ってくれていましたが、高齢ですし、「お父さんに悪いから何とかしないとね」と両親に言ったことはありました。
それで、両親は「それなら切ってあげよう」と早朝にやってきた。私に相談してから切ろうと思ったけど、「起こさないであげようよ、疲れているようだから」と、相談せずに柳を切った。そんな経緯でした。
「帰って」
と私は両親に言いました。
「大変だって言ってたじゃない」と母は茫然としていました。
父は電動のこぎりを持って口をぎゅっと結んでうつむいていました。
私は帰ってと繰り返しながら、トラックの荷台に積まれた柳の切り刻まれた幹をおろしていきました。
両親が帰ったあと、私は、家に入って、泣きました。
「慟哭」と言う言葉はこの時のためにつくられたのかと思うほど、声をあげて泣きました。思い出すと今でも涙がでてきます。
はあ、感情的に生きすぎているなあ。
色々しんどいことを耐えていた時期で、とどめを刺された感じでした。
私が衝撃を受けたのは、誰も悪くない、ということです。私は父を思って、両親は私のことを思って、やったこと。でも、私の柳は傷つけられた。二度と元には戻らない。そして、私も両親を傷つけた。
自分のことを大切に考えてくれている人が、大切にしようと思うばかりに、その人の大切なものを傷つける。こんなことって、わりとあるかもしれないな、と思いました。
たかが柳のことでと、人は笑うかな。
すみません。何か湿っぽくなっちゃいましたね。
実は、今日は、八千代の文字ラジオ初のお便りコーナーをやる予定だったのですよ。はじめてラジオについてのお便りをいただきまして。それについてお返事する予定だったのに~~!皆さんもよかったら、お便り(コメント)ください。とりあげたり、お返事していきます。
虫の音がまた聞こえてきました。
私は集中力があって、文章書くと、音が聞こえなくなっちゃいます。聞こえてきたってことは、集中が切れたのでしょう。
今宵はこんなところで失礼しますね。
言いたかったことを全然言わないままに終わったなあ。
夏の疲れがでたのかな。
皆さんも、時には、甘いものでも食べて自分を甘やかして、ご自愛くださいね。
相変わらずの独り言にお付き合いいただき、ありがとうございました。
大谷八千代でした。