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運命の出会いは思い通りにはいかない

旅先で思いがけず、素敵な出会いをすることがある。


それは、お土産とかその土地の特長あるものとかではなく、あるいは人でもなく、普段の生活で使うもの。


先日、ある街へ行き

乗り換えのバスターミナルで時間をつぶしていた時のこと。

ターミナルビルの中に、お気に入りの雑貨屋さんが入っているのを知り、スーツケースをコインロッカーに納めいそいそと向かった。

そのお店は食器などの割れ物も扱っているので、スーツケースは邪魔になるのだ。


遠くからそのお店のロゴや通路に流れ出てくる空気感をキャッチした瞬間から、高鳴る鼓動(ちょっと言い過ぎ)。

入った瞬間から、そこはもう夢のような世界だった。


そして、出会ってしまったのだ。

ずっと探していたものに…。

数ヶ月間、イメージするものはあってもなかなか出会えなかった、その素材、その形、その雰囲気。


はぁ…♡  これだわ。


直感でこれ、とわかった後も店内をうろつきながら自分の気持ちと対峙する。

他のものを見ながらも、意識はそこに飛ばしている。

そして、一度クールダウンしようと別のお店をのぞいたり…。





結局、買った。

旅には全く必要のない、エプロンを。笑


運命の出会いというのは、こちらの思い通りにはいかないものだ。


だがしかし、いつ出会ってもいい心の準備はしておいたほうがいいのだな、と思った。


旅はいろんなことを気づかせてくれる、哲学者だ。


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