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ご褒美

人生に一区切りを打つ時
自分へのご褒美を購入する。

頑張った自分を労うのだ。

お疲れさま、わたし。
と。

頑張った自分のことは他の誰も見ていなくても
自分とおてんとさまが見てくれている。

それだけで充分だ。

自分を労うことが出来ていれば、他に評価を求めなくとも幸せに生きていけるものだ。



数年前、またひとつ大きな区切りを迎えた。

買ったのは南部鉄で出来たホットサンドクッカー。

欲しいな…と憧れながらも
毎日使うものではないし、贅沢かな…
なんて、遠慮していたのだ。

よい機会だった。

私はパンが好き。
そして、野菜も好き。
南部鉄器が好き。

そんな私にこんな素敵なプレゼントが他にあろうか!
と、後になって思う。

丁寧に食事をしたくなった時
このホットサンドクッカーが登場する。

憧れていた生活にも少しずつ近づいていく。

希望を叶えていくということ。
それはこんなにも人生を豊かにしてくれるのだなぁ〜

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