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日本代表男子のSex 1

欧州を旅行中、あるホテルに宿泊していた。そのホテルの地下のバーで飲んでいると、隣に背の高い美女が座った。背丈は私と同じ185cmぐらいありそうで、スタイル抜群、ミニのワンピースを着ていた。私はこういう時に、まず話しかける。ナンパが得意という訳では無い。むしろ苦手な方だ。そして苦手という事を認識している。

もう一つの苦手は英語。この二つを克服すべく、「一人でバーに行って、隣に座った他人に話しかける」というの事を自分のノルマとして課した。英語はもちろん学校で読み書きは習ったが、でもそれでは全く実践では役に立たない。いきなり相手に話しかけても、どんな反応があるか分らない。それでも、あらゆる自分の引出しから話題を取り出して、うまく会話を繋げていくのはすごい英語の勉強になった。

その美女に「何をしているのか?なぜこの街に来たのか?」といった質問をした。彼女はファッションモデルをしていて、その撮影の為、この街に来たと答えた。「で、どんな雑誌のモデル?」と尋ねたら、「こんな雑誌よ。これ見て、これ私」とバックからVogueという雑誌を出して、自分の写っている写真を見せてくれた。恥ずかしながら、当時はVogueという雑誌を知らず、後で世界的にも有名なファッション誌と聞いて驚いた。

彼女は「あなたはどこから来たの?」と質問してきた。「日本から来たんだ。日本人」と答えた。その後いろいろな話をして、いい感じになった時、彼女はこんな事を言った。

「私は世界のいろいろな国のいろいろな人種の男性とSexした。でも日本人とまだSexした事がない。もし良かったらSexしない?」

英語のヒヤリングはある程度相手の会話の予想しながら聞いているので、理解できている部分が多い。逆に予想もしない答えが返ってくると、自分の聴解力をます疑う。「え?僕とSexがしたい?」

彼女はそうだと答えた。勿論、断る理由もない。ただ今日は時間が無いので後日会おうという事になった。そんなうまい話があるわけがないと思いつつ、また同じバーで会う約束を取り付けた。(続く)

#セックス #ヴォーグ #モデル

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