アニメBANANAFISHを観た

初見感想

タイトルからは想像できないほどの重い話だったよね。バナナと魚だからタイトルしか知らないときギャグ漫画だと思ってた。
事前情報は「辛い、アッシュがイケメン、終わったあとめちゃくちゃ引きずる」だけだったんだけどこの情報すらも無いまっさらな状態でリアタイして追っかけてた人の私生活に思いをはせてしまった。私生活に支障をきたした人少なくないでしょ。
率直な感想は「美しくて儚くて私の好きなタイプのお話」だった。語弊が無いように付け足すと、辛いという感情もあったしアッシュには生きていて欲しいし幸せになれって思うけどその上であの終わり方はとっても美しかったと思う。
アニメ観終わってすぐに私は近所の図書館に行って「バナナフィッシュにうってつけの日」を2通りの翻訳で読んで5通りくらいの翻訳者の解釈を読んで「ライ麦畑でつかまえて」を借りて今必死に読んでるし謎の使命感から百均のスポンジ銃で狙撃の練習して漫画アプリで丁度番外編を配信するって知って会員登録して読むっていう怒涛の奇行に走ってる。あー早く光の庭読みたい。後日談ってことだけは知ってる。あと舞台版も気になる。Huluで観れるじゃん。意外と最近やってたんだね。BANANAFISHと同じ時系列の作品もあるらしいから時間ができたらぜひとも読みたい。
「バナナフィッシュにうってつけの日」と「ライ麦畑でつかまえて」の感想と考察はまた今度。もしかしたらあまり深い意味は無くこのタイトルがアニメに付けられてるのかもしれないけど読んだから。でもこのライ麦畑を軽く踏まえると、BANANAFISHはアッシュの青春の一コマなんだって分かったからそれだけでも収穫はあった。
バナナフィッシュは…うん、テーマが深い。ちなみにこのお話の中でのバナナフィッシュは主人公の妄想(または幻覚)の中の生き物。ただし主人公が難アリな人っていうね。

アッシュと英二

読み終わって、思ってた以上の虚無感は無かった。さっきも書いた通り美しい終わり方だと思ったし、何となく想像はできてたから。アッシュと英二の友情が深まっていくに連れて「あっ、これダメなやつだ」って気づいてアッシュと英二どっちが退場するのかって考えると、英二が退場したらアッシュは無理だからアッシュだろうな…と。でも最後の最後でのあれは不意打ちだよね。ハピエンのはずなのに胸騒ぎが凄くする気味の悪いまま進んでいく感じ。あれはなかなか味わえないと思う。終わった後1番に考えたのは英二のこと。図書館なんて絶対見つかるじゃん?で、英二にも連絡が行くわけじゃん?英二どんな気持ちになるよ…「君にさよならは言わない」とか言ってたのにあんまりだよな…英二…あんまり自分のこと責めないでな…難しいだろうけど…

あとはキャラの感想と話全体を通しての感想も書きたい。一体何字になるんだろう…

この作品の唯一と言っていい問題点

てかBANANAFISHを他人に勧めたいときってどうやって勧めるのが最適なの?「これめっちゃ面白いよ!」ってテンション高くてもおかしいし、だからって「これ展開辛すぎて虚無なるから観て」って暗い感じで言って相手が辛い展開だっていう情報を手に入れてしまったら初見のときに「あ、これ容赦なく人が死ぬやつだ」っていう絶望が味わえなくなる。ムズすぎ〜

追記

ANOTHERSTORYと最新の舞台版BANANAFISHを観たのでまた語りたい
あと、アニメエンディングテーマ(PrayerX)を担当されたKing Gnuさんの楽曲の中に英二をモデルにつくられた楽曲があるので共有しておきたい!(エンディング候補にもなってたらしい?)
PrayerXもなかなかだけど歌詞がすごいな…

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