大人が泣くとき。
大人になると涙脆くなる、というけれど
あれってきっと自分の中にリンクする経験が
たくさん蓄積されてるからだと思う。
自分にとっての、あの時の風景が、気持ちが、
ブワッと蘇って心がぎゅっとなるから。
だから涙がじわっと出ちゃう。
大人は、嬉しいときや、幸せなときも泣く。
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1ヶ月くらい前から、仕事の量はキャパを超えて
常に120%稼働をしている気がするけど、
まずいことは起きてないし、なんとか回ってる。
でもたまに、23時ごろの帰りの電車で、
ふと涙が出そうになっちゃう。
悲しくないのに。辛くもないのに。
胸のあたりがつっかえる感じがして
今悲しい顔すればきっと涙が出るんだろうな、
と思う。
帰ってきて、わざと泣きそうになってみたら
ぽろぽろって、ほんとにいくつか涙がこぼれた。
それで初めて気がついたのは、
胸につっかえていたのは
忙しさよりも大きなプレッシャーだってこと。
もう先輩だから。
みんな忙しいから。
頼りにされてるから。
プロとして任せられているから。
誰かを不安にさせることなく、
自信のある顔とそれをギリギリ支える経験値で
乗り越えていかなければ、と思ってる。
でも本当は1人で社長に対峙するのは不安だし、
自分なら絶対もっと経験豊富そうな担当者に
来てもらいたかったって思うだろうなと思ってる。
20以上の案件に常に目を配りながら
先回りして動くのは、心の余ってたはずの部分が
どんどん削られていく心地がする。
きっとこの気持ちは、
同じ環境にいる人にしか分からないけど。
大人になっても、不安で怖くて泣く。
でも涙に乗っかって少しだけ
不安が流れていった。
だから、たまにはわざと泣いてみるのも悪くない。
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