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金にならないnoteに付き合っている暇はない

北山:本日の編集会議は錦糸町からお届けしています。拝金主義者の宮崎くんは、「金にならないnoteに付き合っている暇はない」と去っていきました。けじめとして、後日に脱退の挨拶を書いてもらいます。

四ツ谷:ここは、高端のおススメのお店なんだよね? 

高端:そう。「ロジェ」って喫茶店。風俗帰りによく来るんだ。

四ツ谷:錦糸町は風俗しかない町だからね。この喫茶店、すごく煙草臭いところがいい。いかにも、総武線の東側って感じ。

北山:とりあえず、ご飯を頼んだけど。この焼きそばはすごくいいよ……。特に豚バラのサイズ感が絶妙。

四ツ谷:経験したことない下積み時代を思い出してきた。泣きそう。

北山:腹も満たされたところで、本題の編集会議に入ろうか。

高端:先月ひと月のフォロワー増加数は76人だったね。現在のフォロワーは466人。やっぱり毎月の増加数はそんなに変わらない。キラー記事が不足しているのかなあ。

北山:直近2回の記事は割と伸びたんだけどね。廃村の記事は、サムネとタイトルが良かった。やっぱり長すぎると誰も読まないし、簡潔で派手なことが大事。言い方は悪いけど、頭を使わなくても理解できるタイトルにしないと。

四ツ谷:『君たちはどう生きるか』の考察記事は、きちんと時流に乗ったのが良かった。タイミングを考えて出せば、しっかり伸びるから面白い。

四ツ谷:じゃあ「ティッシュ広告フォロワー増加作戦」の件を進めようか。前回の会議でデザインは決まったから、次は配り方を決めよう。言っとくけど、自分で配るのは嫌だよ。

高端:スマートに、手を汚さずに、だ。

北山:また言ってる……。殺し屋みたいだな。

四ツ谷:ということで、業者に頼もう。我々の方針は「出費は厭わない」だからね。このアカウントの運営は完全に趣味だし、赤字はまったく構わない。

北山:なんでも屋さんとかかな。ちょっと見積りとってみるわ。

北山:おい! 断られたぞ! ティッシュすら配れないなんでも屋に何ができると言うんだ……。

高端:じゃあここは? すごいな、業務内容に「出会い工作」とか「復讐代行」とかあるよ。復讐ができて、ティッシュを配れないってことはないだろ。問い合わせてみてよ。

四ツ谷:ちょっと待って。この業者、住所の番地書いてないよ。口コミもないし、怪しいからやめとこう。

北山:おい! がっつり個人情報入れてメールしちゃったぞ。怖いだろ!

高端:あ、悪い。ティッシュ配りの専門業者見つけたわ。見積りも良心的。ちょっと安すぎてクオリティが不安だけど、我々の遊びにはちょうどいいんじゃない。

四ツ谷:北山、復讐業者のことは忘れてくれ。

北山:それより大事なことにいま気づいたんだけど、この真夏にティッシュなんていらなくない?

高端:いまさら言うなよ……。


【「ルポ〇〇の世界」の編集部員たち】

北山:1994年生まれ。ライター。「文春オンライン」などに寄稿。誰よりもスニーカーが似合わない。署名は(円)。

四ツ谷:1996年生まれ。学術書編集者。全身ユニクロで、時計だけエルメスを着けるのがオシャレだと思い込んでいる。署名は(四)。

高端:1994年生まれ。医療系メーカー勤務。脚が汚いので夏でもサンダルを履かない。署名は(高)。

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