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Black Mass / ブラック・スキャンダル

この予告編は音楽のせいか、実際の作品が与える印象より軽くなっていると思う。久々に、狂気の人物を描いた作品を観た。フィクションならば何でもアリと思って楽しめるけれど、実在した人物を描かれているだけに、重い。

寝る前に観る作品じゃないなぁ、と思いながらも、大抵夜に映画を観ることが多いからそうなってしまった。ギャングのボス(アメリカでは有名なFBI最重要指名手配犯のひとりだった)、その兄の政治家、そして幼なじみのFBI捜査官を軸に描かれている実話に基づいたストーリー。

ジョニー・デップの演技が素晴らしい。アマゾンプライムで観たら、最後に制作の裏側もあって、彼がどのように役作りに励んだかを語っていた。冷酷なサイコパスと呼べるような人格の裏にあった忠誠心とか家族への愛情とか、複雑な人物を徹底的に演じている。Goodfellasのレイ・リオッタとショー・ペシの有名なシーンを思い出させるような、「怖い」ディナーのシーン↓  この後2階に上がっていったバルジャーのシーンも怖かった。

共演者でさえ、ジョニー・デップがブルーの瞳になると、怖かったらしい。


映画から話がそれるけれど、私はジョニー・デップの無実が証明されて、早くスクリーンに復帰して欲しいと願っている。


昨夜はよく眠れなくて頭が痛い。映画のせいではなくて、部屋に季節外れの蚊がいたから。

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