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MacとWindowsでデータやり取りするSSDは買わなくても「作れる」ぞい!


どうも琲煎まきです!

実は前々から欲しかったipadをついに購入したのですが、そのために色々な周辺器具を集めてるんですよね。

ipadやそれらの紹介についてはまた別の機会にやるとして、今回はストレージについて軽くお話したいと思います!


ipadとWindowsでデータやり取りがムズすぎる

結論から言うとmacとWindowsでデータやり取りするなら「exFATでフォーマットしろ!」になるんですけど、知識はあったものの使う機会が無さ過ぎて完全に失念していました。

ブラックフライデーという事もありipadとWindowsで行き来出来るストレージが欲しくなったんですよね。端末間でのデータのやり取りにはcloudを使ったり様々なやりようはあるのですが、動画編集とかしてるとカメラで撮ったデータが数GBに跳ね上がったりして結構重くて、cloudやNASでのデータ転送中はネット自体が重くなっちゃったりしてちょっと不便でした。

あとipadで編集する際のシチュエーションとして、外出先で編集が出来るというメリットがあるためちょっと大き目のストレージが欲しい。ipad本体256GBの物を手に入れたのでそこまで気にするほどでは無いとは思うのですが。(というかそもそも外でipad触らないんですけどね。)

それでipadでも動画編集やイラストなどの作業が出来るようになって、じゃあこの完成データをサクッと転送させるにはどうすればいいんじゃいと調べまくっててこういうのに行きつきました。

ipad系のガジェット紹介で必ずといってもいいぐらい出てくるポータブルSSD。1TBで10,000円ちょっとで買えるのでまあ買えなくはないといった物です。というか単純に外部ストレージが欲しいという場合、選択肢に入れるのは全然アリです。どうやらmacとWindowsでデータやり取りできるらしい。

そして実は外付けSSDは既に持っていて、こういうのを使っておりました。

これは自前のm.2接続の内臓用SSDを付けて外部ストレージにするという物で、ボクは主にPCのクローン化用に買っておいた物です。

そして内蔵用のNVMe(クソ早い読み書き規格)のm.2 SSDも近年結構安くなってきているんですよね。

type Cケーブル越しに端末に差し込むので、このNVMeの速度がどこまで出るかは環境にもよってきますが、従来販売されているポータブルSSDより容量が多く、理論値としての速度もこちらのほうが上手だったりすることがあります。

でも、いざipadに繋げてみると、認識しない…!!

と、そこまできて完全に失念していたのですがストレージのフォーマット形式が違うとWindowsとMacでやり取り出来なくなっちゃうという事を思い出したわけです。

そもそもSDカードやUSBストレージがmacでもWindowsでも普通に認識できるのに、Windowsでフォーマットしたストレージがipadで認識できないのっておかしくね?ってワケなんですが、それを簡単に説明するとWindowsはWindowsだけでしか読み込めないというセキュリティの高さを売りにしてる規格があるんです。それが「NTFS」っていうフォーマット規格なんですが、めんどい話Windowsをメインに扱ってる方はこの形式にしがち。(普段フォーマットする際にも既定として勧められるし)

でもその点だけ気を付けてexFATでフォーマットすると両方で使えるんですよねえ…!(NTFSに対して読み込み速度の差異とかは生まれちゃうっぽいけどほぼ誤差)

つまり…内臓m.2 SSDを買ってポータブルSSDを自作する事が出来るってワケ!

ここまで説明してもストレージのフォーマットってなんやねんって思う方もいると思うので説明すると、荷物を置く部屋がWindows君専用の部屋になってしまっててMac君が入れなくなってしまってるから、共用スペースにしちゃおうって感じのアレです。どっちも荷物が置けて引っ張り出せるようにしちゃおうって事。

どっちでも使えるようにフォーマットしてみよう!

※フォーマットするとそのストレージの中身がまっさらになるので、もし試す際にはそのストレージの中身を空にしておいてください。

では小難しい事は置いといて、まずはmacとWindowsの両方で使いたい!というSSDをPCに繋いで認識させてください。

…と言っても、もし内蔵のm.2を新品の状態で使おうとするなら事前に「ディスクの管理」でPCにSSDを認識させる工程が必要だったりするんですけど、簡単に出来ると言えば出来ます。

とりあえず簡易的に説明しますが、よくわかんないという方は任意で「SSD ディスクの管理」で検索して調べてみてください。知ってる方は読み飛ばしてください。

新規で繋いだHDDやSSDは未割当状態なのでそのままでは使えません

とりあえずその点簡単に説明すると「Windowsのマークを右クリック」→「ディスクの管理」→下の項目から「未割り当て」の項目のあるディスクを右クリックし、「新しいシンプルボリューム」を選択して2TB未満であれば「MBR」、2TB 以上であれば「GPT」を選択してOKを押します。(ナンモわからなかったらMBRでもOK)

そしたら「マイコンピュータ」を開いて新規につなげたSSDが認識されてるのを確認して、右クリックで「フォーマット」を選択。

※何度も言いますが、データが入っているストレージをフォーマットすると中身のデータが消えるので真っ新な状態かデータ移動してフォーマットしてください。

参考までに既存のストレージでやってますが間違うと消えるので注意


こういう項目が出てくるので、「ファイルシステム」の欄の一覧を「NTFS」から「exFAT」に変更し、一番下の「開始」を選択。するとWindowsとMacの両方で使えるストレージとして使えるようになります。

試しにWindowsで保存した動画データをexFATでフォーマットしたSSDに入れてipadで読み込んでみました。

ちゃんと見えてる!!!

再生も出来るしとりあえず問題無さそうです。

最近こういうドックも買ったので、例えばカメラで撮影した動画データをSDカード経由でipadに入れて軽く編集したり、大きな編集用データやプロジェクトファイルをポータブルSSDに入れたりしてPCとipad両方で編集出来る状態にして、大まかに編集ができたらSSDに保存して続きをPC側でやるという事も出来そうです。

外付けケースは良いぞ…

改めて紹介しますが今回使った外付けケースは2000円もしない物です。

自作PCをされてる方であればもしかしたら使ってないm.2が転がってるかもしれないので、こういうケースに入れてipadの外部ストレージにしちゃってもいいかもしれないですね。

ちなみに、こういったSSDケースを買う際に気を付けたい事としては、接続部分がSATAかNVMeかを見極めておかないとSATA接続の物しか使えなかったりすることがあるのでその点注意して購入してください。

わかんね~という方のためにざっくり説明するとこんな感じ。

SATA(1秒間に4~500MBぐらいの速度で送れる規格)
NVMe (1秒間に数GBの速度でデータを送れる規格)

SATA接続の物は旧式になりつつあって、最近だとNVMeが主流になりつつありますが古かったり異様に安いSSDケースはSATA接続のみの形式だったりする事があるので、NVMeのm.2を繋ぎたくて買ったのに差し込めなかったという事もあり得るので用途によって注意してください。というかNVMe対応の物を買うとSATAも繋がるのでなるべくNVMeの物にしたほうが無難なのですが。

それで多くはネジ締めにドライバーが必要だったりするのですが、今回使ったものは器材不要で取り外しが出来るのも利点かなと思っています。

ピン止め、ケースの取り外しも手動でOK。

これだと外出先でSSDだけ数枚持っておいてケースに入れ替えるだけでデータ管理も出来そうです。

つまり、大きなHDDや2.5インチ幅ぐらいのSSDを所持しなくても、小さなm.2 SSDを数枚管理出来るケースなどに入れておくと滅茶苦茶コンパクトにデータ管理出来るようになるんですよね。

将来的にHDDも卒業してこういう形式でデータ管理したいんですよね~~!!

今は大容量HDDに色々なデータを保管して、常時稼働しっぱなしのサーバー用PCに繋げてそれぞれの端末でデータ参照したりしてるのですが、PCI接続のm.2まとめて4枚ぐらい挿せるパーツとかもあったり、数枚外部接続できるドックもあったりするから、ゲームのカセットを変えるような感じでSSDを差し替えて家でも使ったり外出先でも使ったり出来ると色々と便利そう。

気づいたらHDDも増設しすぎて10TB以上も あったりするのですけど、改めてデータ整理してると全然要らないデータとかもあったりしたので、実際使ってるデータなんて意外と2TB も無かったりするんですよね。大体がバックアップだし。

アクティブなデータはm.2で管理して、数年繋いでても使わない大まかなバックアップはHDDに保管してハードケースに入れるなりして外しておくというのも良いかもしれないです。

なんならそこまで来ると、一気に1~2TBのSSDを買わなくても、安価で6000円程度の500GB SSDを定期的に購入してデータを分散して管理しても良いというわけです。1枚が壊れるとそのSSDのデータが全部消えちゃうんだから、一気に大容量の物に大事なデータ入れておくのは逆に怖いんですよね。

それとipadを手に入れて感じた事としては、動画編集とイラストも意外と出来るという点。ステージマネージャーの機能やリモートデスクトップ機能を使ったりすると、PCから離れてても主要な作業が出来ちゃったので「絶対この作業はこの環境じゃないとダメ」と言う風に縛られなくなったように感じました。

だからこそストレージも外付け化したり管理しやすくして、尚且つPCが必要なときはすぐにデータを送れるように色々構成見直しても良いかもしれないですね。

っていう感じで備忘録ついでにメモがてら書きなぐってみました。フォーマット規格に関しては自作PCやってると知ってる人も多いと思うのですが、ブラックフライデーになるまでMacとWindowsを行き来できるストレージを買うのを待ってて悩んでるという方もいたようなので、何か参考になれば幸いです。

普段は料理系でクックパッドやYouTubeで活動してるのでよかったらチェックしてみてください~!!


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