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国立大の兄、甲子園の弟
この夏の甲子園。3度目の出場で甲子園初勝利を含む2勝を挙げた小松大谷。初戦で明豊(大分)、2回戦で大阪桐蔭を破りました。3回戦で智辯学園(奈良)に敗れましたが、昨秋の神宮大会で優勝し、センバツでもベスト4に入った星稜を倒して甲子園に進んできた実力は本物でした。西川投手が大阪桐蔭打線を"マダックス"したのは驚きましたね。
そんな小松大谷ですが、実は国立大でプレーする兄を持つ二人の選手いまして…。
国立大の兄(その1)
昨年の9月9日、石川県能美市にある寺井野球場へ北陸大学リーグ(1部)を観に行きました。
カードは福井工大ー金沢大、金沢学院大ー北陸大の二試合。
このリーグは福井工大と金沢学院大が2強を形成しているのですが、それ以外の大学にもいい選手はいます。
そんな中でこの日の発見だったのが、金沢大の石浦吉人(よしと)投手(当時1年・小松)。球速はさほどでもないと思うのですが、指にかかった時はいいボールが来ており。長身(185cm)も相まって今後が楽しみだと思いました。試合後、地元のファンと話をした際に聞いたのが、「石浦の弟が小松大谷にいる」という情報。その時は頭の片隅に、くらいの感覚だったのですが。
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国立大の兄(その2)
リーグは異なりますが、同じ国立大に注目の打者がいます。それが関甲新リーグ一部の新潟大に在籍する田西誓(たさい・ちか)選手(3年・小松)。この春のリーグ戦では9試合に出場し、最多安打(17本)、ベストナイン(三塁手)を受賞。これらは上武大や白鴎大など、強豪大学の選手たちに交じっての受賞ですから価値があります。
平国の好投手・高橋ケンジから高いミート力で2安打を記録した新潟大・田西誓
— チキボン (@chikibon4431) May 11, 2024
この2安打で31打数17安打となり昨秋のベストナインに続いて今季は最多安打の打撃タイトルを獲得、打率.548と出塁率.600もリーグ2位の好成績で新大の中心打者としてさらに箔をつけるシーズンになった pic.twitter.com/P0Dfbkrmyo
入替戦に勝利し、今秋も一部で戦う新潟大を引っ張ってくれるでしょう。
甲子園で躍動した弟たち
実はこの2選手の弟が、今夏の小松大谷で2番を打った石浦慈人(やすと)選手(3年)と3番を打った田西称(とな)選手(2年)です。両選手ともに3試合すべてでヒットを放ちましたし、特に田西選手の打棒は全国の高校野球ファンに強く印象付けられたと思います。石浦選手はひとまず高校野球は引退ですが(進学でしょうか?)、田西選手はまだ2年生。秋の北信越では富山県勢の前に立ちはだかるかもしれませんし、来年のドラフト戦線でも楽しみな存在です。
小松市が誇る二組の兄弟の今後に注目です。