うたかたのひび #16 全推し活をする者へ
わたしは職業柄「褒められる」ことが一般のひとより多いと思います。
最近のわたしたちの職業は
いわゆる「推し」の立場となり
言い換えれば「推される」立場にあります。
そうやってわたしたちを推してくれているファンのみなさんのおかげで我々がいるわけです。
とは言っても
アイドルや芸能人ではない。
だから、推されることが仕事かと言われたら少しちがう気もするのでむずかしいところではあります。
かと言って、前途が不正解でもないでしょう。
そうやって基本的に褒められて、甘やかされながら活動をしているわけですが
褒められることに慣れているとはいえ
褒められることはいつだってうれしい。
特にかわいこちゃんたちからコスチュームとかビジュアルを褒めてもらえると、わかりやすくモチベーションが上がります。
そりゃもちろん、誰から褒められてもうれしさは同じ。
要は
「普段から自身も身だしなみに気を遣っている人から褒められたらめちゃくちゃうれしいぜ」
というお話。
もっとわかりやすく言えば
「課金している部分を褒められたら誰だってうれしいよね」
というお話。
基本的に女の子の方が自己投資することが多いと思うので
細かい見た目の変化に気づきやすいし、それがどれだけ大変でお金がかかるかもわかっているので褒めやすいんですよね。
逆にそうじゃない人はそういうことをしたことがないから、推しがそのかわいさを保つためにどれだけ苦労してお金をかけてるか想像もつかないんだと思う。
それは仕方ないこと。
だけど、
「目の前のおまえのかわいい推しは起きた状態からそのクオリティ保ってるわけじゃない」
ですからね。
毎日生きてるだけで人に推されるようなポテンシャル持ってる人はほとんどいないでしょう。
たまーーーにいますけどそういう人。
でも本当にたまに。
どんなビッグスターだって、努力してる。
それはもちろんビジュアル面だけじゃないでしょう。
今回はわかりやすく、あえてビジュアルのことを言及しています。
前にお客さんがすごく褒めてくれて
「かわいくいてくれてありがとうございます」
なんて言ってくれたんですよ。
その方は推しに対して常に120%の感謝を送ってくれています。
わたしは「褒めすぎだよー」なんて
無難な言葉を返したけど
冷静に考えたらそれって真理だなと思ったんです。
いやだってそうだよな、と。
いまわたしがみんなに褒めてもらえるような姿で存在しているのは、自分が努力してるからだよなと。
そりゃ感謝されるわなと。
笑笑
ちょっと冗談だけど理屈としてはそういうことです。
しかも、先にも言ったようにその努力ってだいたいがお金がかかってたりすると思うんです。
美容医療だってそうだし、メイク用品だってそう。
肌管理もお金かかるし、髪の毛にだってお金かかる。
爪にもお金がかかるし、カラコンだって安くない。
いや本当に大変なんだわ!!!!!笑
ぜんぶ好きでやってるから、最悪褒めてもらえなくてもいいんだけど。
でもさ、みんなそんなわたしを好きでいてくれるなら
多少の想像力はほしいかなと思います。
幸いわたしを推してくれてるオタクたちは
わたしがそういうことをねちねち言ったりしてるせいか、褒める努力をしてくれるようになったりしてるのでわりと平和。
みんなえらい!その調子!
そして、なにより褒めることに照れなくていいのです。
褒められて嫌な顔されることってほとんどないんだから。
嫌な顔されたら自分の今までの行いが悪かったと思いましょう。笑
だって、自分たちだったらお金かけてることを褒められるとうれしいでしょう。
例えばなんかのコレクションだったり、自分の観戦履歴だったり。
服もそうだし、カメラもそうだし。
なんだってうれしいよね。
「推しとうまく話せない」とか
「なに話していいかわからない」なら
とりあえず褒めようか。
いつもの言葉にプラス一言添えてくれるだけでも、ちゃんと見てくれてるんだなと感じます。
待って待って、これって恋愛テクニックじゃない????????
てことで…
これは推し活、恋愛、友達関係、家族関係すべての人間関係に適応されるお話です。
わたしは店員さんとかCAさんにもかわいいなとか素敵だなとか思ったら、びっくりするほど軽率に話しかけます。
まぁそれは異性にやるとナンパや逆ナンぽくなるので要注意ですが。
なにが言いたいかっていうと
もっと褒めてラムちゃん先生の機嫌を損なわない売店にしよう!
っててお話。(?)
褒めてくれたら機嫌いいまま帰れますからね。
わたしが笑
髪切ったとかタモリさん並みに気付けたらパーペキですよ。
ネタですけどネタではなく、
あれができるってコミュ力上級者なので見習うべき姿です。
わたしは日々そういうことを考えながら
ファンのみんなのことを考え、見ています。
わたしの鏡になってね。
いつもありがとう。