半年前のわたしに、あなたの選択は素晴らしかったと伝えたい:合同写真展やってます
”写真展”というものは、観に行くものだと思っていた。
まさか、自分が出品する側になるだなんて、1か月前まで夢にも思っていなかった。ほんとうに。
去年の12月。ふと思い立ってTwitterを始めた(厳密にいうとアカウントを作ったのは数年前だけれど、作ったっきりつぶやきもせず、見ることもなかった)。そして誰かのリツイートか何かがきっかけで伊佐さんのエッセイを読む機会があり、素敵な写真と文章だなあと思っていたら、#旅と写真と文章と というハッシュタグを見かけるようになり、そしたら3月の末のある日、伊佐さんが「#旅と写真と文章と の4期クルーを募集します」とつぶやいた。
今でも鮮明に覚えている。
仕事で帰りが遅くなり、疲れたしもうタクシーで帰ろうと思った夜。海岸通り、左手に流れる東京タワーを見ながら、ふと開いたツイッターで見つけた募集のつぶやき。
「楽しそうだな。」
あの頃仕事がど繁忙期で、毎日職場と家との往復の日々で、休日はごくたまにふらっと日帰りで出かけたり、友達に誘われればごはんに行ったりはしていたものの、もっぱら家でごろごしていた。仕事は好きなので、苦ではないけれど、ちょっと、世界を広げたかった。このコミュニティに入ることで、何かが変わるという確信があった。ピンときた、というやつだ。
ツイッターを見た30秒後には、申込手続きを進めていた。
こうしてスタートしたわたしの#旅と写真と文章と(以下旅しゃぶ)人生。
4月から入会して、4月末に開催されたフォトウォーク(みんなでカメラ片手に撮り歩く会)に参加したり、旅しゃぶメンバーのたくさんの写真たちに触れ、写真やカメラのことを教えてもらい、ちゃんとしたカメラが欲しい!と思ってFUJIFILMのX-T2を購入したのが6月あたま(それまではずっとiPhoneで撮っていた)。それからは旅に出るときはもちろん、ちょっと散歩に出るときも、カメラを持っていくようになった。写真を撮ることが目的ででかけることも増えた。
飽きっぽいわたしがこんなにも写真にはまっていったのは、ひとえに旅しゃぶの仲間がいたからだ。
そして8月半ば。
「旅しゃぶのみんなで写真展をやります」
伊佐さんの言葉に、迷わず、手を挙げた。
そして今。
大好きな仲間たちの素敵な写真たち、そして憧れの伊佐さんの写真と一緒に、わたしの写真も並んでいる。
写真を自分達の手で展示しながら、それを不思議な気持ちで眺めた昨日。
こんな日を、半年前のわたしは、1mmも予想していなかった。
”早く行きたいなら一人で行け、遠くへ行きたいならみんなで行け”
伊佐さんが好きな、アフリカの言葉。
半年前は、どこに行きたいかもわからなかったけれど、こんなにも早く、こんなにも遠くへ、旅しゃぶが、伊佐さんが、旅しゃぶのみんなが、連れてきてくれた。
半年後のわたしは、どこまで行けているだろうか*
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#旅と写真と文章と 合同写真展「次のおやすみ、どこへ行こう?」
期間:2018年9月15日~10月6日
場所:Book Lab Tokyo
http://booklabtokyo.com/
(渋谷 道玄坂)
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special thanks to :
伊佐さん for 旅しゃぶをつくってくださったことと、こんな素敵な機会をつくってくださったことに。
ことみさん for 諸々の手配や調整、連絡、取りまとめに。
NAYOちゃんとえみっぱちゃん for 素敵すぎるDMとポスターに。
そして旅しゃぶのみんな。