次のおやすみ、どこへ行こう?vol.1
"今年の夏はチェジュに行こう"
ある日唐突に夫が言った。
"チェジュってどこ?"
"韓国だよ。"
"ふーん、何があるの?"
"よくわかんないけど、海鮮が美味しいらしいよ。"
"そうなんだ。まあいいんじゃない?韓国行ったことないし。"
我が家ではわたしと夫のおやすみの曜日が違うので、ふたりのおやすみが合う夏休みと冬休みの年に2回、「次のおやすみ、どこへ行こう?」というテーマが持ち上がる。それ以外の時はお互いがそれぞれに自分の行きたい場所に出かけてゆくのだけれど、年に2回のこのおやすみは、家族の時間だ。
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今回、#旅と写真と文章と のクルーで写真展を開催することになって、どんな写真にしようかなあとぐるぐる悩んだ結果、選んだ場所は4箇所。
韓国 チェジュ島
京都 北区
沖縄 竹富島
東京 晴海埠頭
今日はチェジュの写真たちをご紹介*
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ホテルの窓
朝目が覚めた瞬間、自分が今どこにいるんだっけと思うことがある。そして朝陽の差し込む窓と、そこから見える景色を見て、ああそうか、今わたしは旅の途中なんだ、と気づく。いつもとは違う景色。今日はどんな1日になるんだろうというわくわく。
チェジュで泊まったホテルの窓からは、青い海と、夏雲と、5分に1回飛んでいく飛行機が見えた。毎朝起きるのが楽しみになる窓だった。
海辺のカフェ
旅先ではふらっとカフェに入ることが多い。大抵ホットのカフェラテを頼んで、窓際でゆっくりと飲む。本を読むことも多い。以前は旅先でいかに多くの場所を巡るか、ということが大事で、カフェでゆっくり、なんてあまりしなかったけれど、今はこういう余白の時間がすごく大切に思うようになった。
チェジュは"東洋のハワイ"と言われるほどにビーチが綺麗で、このカフェはそんなビーチを眺めながらゆったりとコーヒーやパンを楽しめる素敵カフェ。ソファもたくさんあって、1日過ごせそうだった。
チェジュの夕陽
旅先で見逃せないのが、夕陽。スマホに"Magic Hour"という、日没やその前後のマジックアワーの時間を教えてくれるアプリを入れている。
チェジュではホテルのすぐ前の堤防から夕陽がとても綺麗に見えて、3日間、毎日ここで夕陽を眺めた。陽が傾き始めると堤防に行き、ただただ陽が沈むのを眺め、沈みきった後も世界がすっかり夜になるまでを見届けて。周りにも夕陽を眺める人たちがたくさんいて、それはそれは、平和な時間だった。
釜山空港
空港が好きだ。空が広くて、色とりどりの飛行機たちが、世界のあちこちにむけて飛び立っていく。ここからどこへでも行けるんだ、というわくわく感。いってきます、と、ただいま、が混じり合う場所。いつだって世界はその扉を開いている。
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続きはまた明日。
次のおやすみ、どこへ行こう?
写真展の情報はこちら:
▷期間:9月15日〜10月6日
▷場所:東京 渋谷・道玄坂のコーヒースタンド併設の本屋「BOOK LAB TOKYO」
- 東京都渋谷区道玄坂 2-10-7 新大宗ビル1号館 2F
- TEL:050-1744-9496
- Opening Hours: 7:00 - 21:00 (L.O 20:30)
※入場は無料ですが、デスク利用の場合はワンドリンクオーダーをお願い致します。
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