なおのA to Z:【H】honest
honest ・・・正直な、誠実な、率直な、素直な
素直でありたい。と常々思う。素で、まっすぐ。
が、これがなかなか難しい。
わたしはわりと負けず嫌いな人なので、人から何か指摘されると反発してしまいがちだし、自分の非を素直に認められないし、強がるし、よく背伸びをしてしまう。自分の感情とは裏腹の愛想笑いも長年の得意技。
大丈夫じゃないのに大丈夫って言ってみたり。
興味ないのに「おもしろそう!」って言ってみたり。
会いたいのに、がまんしたり。
泣きたいのに、泣かなかったり。
怒りたいのに、笑っていたり。
時にはそれがよい方向に転ぶこともあるのだけれど。でも大抵の場合は、ずっしりと重たい何かが自分の中に積もっていく。積もって積もってある日苦しくなってふと世界から自分を遮断したくなる。そんなことの、繰り返し。
だから、感情を素直におもてに出せる人が昔からすごくうらやましかった。
そして、そういう人のほうが、周りの人と深い関係性を築いていることにも、うすうす気が付いていた。素の自分、等身大の自分をさらけ出せるということは、それだけ相手を信頼しているか、もしくは無関心(というか相手の反応をいちいち気にしないというか)だから、必然的にその人の周りに残るのは、うわべだけの付き合いではない人たちになるんじゃないだろうか。
もちろん、自分の感情をぶちまけて周りをマイナスの方向に巻き込んでしまう、わがままちゃんだったりこじらせちゃんになるのは、やりたいことではない。が、自分は今どう感じてるんだろうっていうことにちゃんと素直に耳を傾け、それを素直に言葉にしたり行動に移したりできる人ではありたいと思っている。
それが自分を大切にするということであり、周りの人に誠実に向き合うことでもあると思うから。
「素直でいること」
これはしばらくわたしのテーマだ。
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