構想10年って、もう腐っているネタのような気がしてきた
「じっくりと時間をかけて一つの傑作となる作品をつくろう!」
「時間をかけて丁寧につくると観る方にも伝わる!」
とても大切な考えだと思います。
でも、気付いたらその作品のコンセプト、デザイン等々が
時代遅れになっていませんか?
皆さまこんにちは。
仕事をしながらアーティストを目指し、
毎日、制作活動を続けています。
especials(エスペスシャルズ)と申します。
2021年2月11日に初個展「memories(仮)」を開催します。色々と練りに練って
今製作中の作品は
構想10年、制作4年となります。
制作に関しては環境の変化もあったりしたため途中で
制作できていない期間もあり合計2年くらいです。
こんな作品が作りたいと思い同じコンセプトで4作目
動き出すまでに2年近くかかってしまいましたが、
3作目までは毎年コンスタントに制作・発表をできていました。
コンセプトというか、ネタは
二重らせん構造です。
子供頃に家族旅行で訪れた
会津若松にあるさざえ堂(国指定重要文化財)
二重らせん構造に驚き
この構造の面白さを伝えるアート作品は絶対面白いと思い制作を決定。
動力をどうするか色々と考えましたが
制作しやすや、材料費等を考慮した結果
プラレールがベストだと思い制作開始
気づけば10年が経っていました。
未だに「二重らせん構造」「プラレール」は変わっていません。
しかし、10年で世の中は大きく変わっています。
制作自体は楽しくやっていますし、
過去の作品を観てもらっても面白いと言ってもらえます。
しかし、二重らせん構造の面白さを伝えるのにベストであるか?
と聞かれると10年前は「ベストである!」と言い切れましたが
今は言い切れません。
今のベストは
YouTubeだと思っています。
現地に行って、カメラで撮影し
面白さを解説し
まる体験しているかのような動画で
魅力を知ってもらう
という方法がベストかと思っています。
つまり、今すぐ制作を止めて
旅行会社に行ってツアーを組んでもらい
週末に会津若松に行って撮影し
編集しれYouTubeに投稿するべきだと思います。
しかし、それはしません。
二重らせん構造の面白さを伝えたいのはもちろんですが
作品としての面白さをプラスすることで
YouTube以上の作品を生み出せると思っているからです。
↑強がりです。
正直、時間をかけ過ぎました。
素早く完成させ、今後どうしていくのかを考え直すべきだと思っています。
環境も変化しており
大型の作品を家で作るには適していません。
下手のなので小さい作品ではなかなか勝負ができないのは事実です。
※大きい作品は「大きい」だけで評価されるますので
下手と思うなら大きい作品をつくれと昔言われたことがあるため
大きい作品をつくっています。
2月完成予定の作品と2021年始動の作品にご期待ください。
しっかり構想を練ることはとても大切
時間をかけて丁寧な良い作品をつくることも大切
面白いと思った、面白いと言ってもらえた作品をつくり続けることも大切
でも
世の中が変わって面白いと思っていたことが
そうでも無くなることもあるので気付くことが1番大切かもしれません。
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