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コラム【形成場前提】

構造心理学の概念と科学用語(概念)が入って
初見では超難しいですが、真実本質好きな人がヨダレ垂らす内容。
わからない単語は調べて全体把握してもいいぐらいかもです。

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No.195【形成場前提】
 
■構造心理学の「環境設定」つまり、身を置いている環境の常識、風俗民俗、文化、言語などに自分の個性の枠が既定される(または限定される)という物事。
 
これは形態形成場の影響を「受けざるを得ない」という特徴と一致する。
形成場が新しく作られるとき(新ルールができるとき)その形成場に反応する個体数には量的な上下の開きがある。
数多く採用されるものもあれば、あまり採用されないものもある。
 
何が採用されるかは、現実的にはネットワーク系の相互関係によって決まるのだろうが、結果論で言えば複雑系のべき乗則によって決まる。
 
 
■一度決まった形成場に影響を受ける個体になった瞬間に、その影響下においての「感覚(系)」と「情報(系)」が作用する。
その形成場の道理に従って感覚と認識(情報)が扱われるようになり、その形成場ではない場で発揮される感覚と認識は基本として扱われなくなる。
 
日本にいれば日本の常識という形成場に従って生きる。社会文化だけではなく、台風や地震、四季などの環境も含む。
アメリカに入ればアメリカの、フランスにいればフランスの、それぞれの形成場に従う。それぞれの形成場は同じではない。違う。共通点もあるが形成場を成す土台が根本的に異なる。
 
 
■イノベーションは速度と距離を縮めるという特徴を持つが、イノベーションが発展すればするほど(土台が構築されればされるほど)、この形成場間の差を埋めようとする働きが生まれる。
そもそもの形態形成場は距離の条件(とおそらく場合によっては時間の条件)を問わないので(例:グリセリンが世界中で結晶化する)距離と時間を縮める働きのあるイノベーションそのものが、もしかすると形成場の統合をさせる昨日であるかもしれない。
 
例えばどの国に行っても、現代では多くの文化、地理的条件の異なるほとんどの国で「高級マンション」の仕様、特に内装が同じだったりする。
おしゃれであり、高級であるということはこういうことだという概念の一致と、それを具現化する手段、その空間に身を置くことで喚起される感覚、その感覚を含む情報の全てが同じ方向に向いている。
 
 
■こうなると感覚と情報は「統合するべく動いている物事(そういう種類の形成場)」に働くようになる。
このイノベーションが形成場を統合する動きそのものが、大本にある形態形成場とも言え、「全体性」だともいえる。
 
例えば人が道具を使うのは、親指が内側に回ることが大きな原因のひとつとしてある。
道具は機械にへと発展し、機械は科学技術を組み込んで更に発展する方向に向かっている。機械はイノベーションを促進するので、上記汽船から始まった長距離移動手段は飛行機となりロケットとなり、インターネットになった。
 
とすれば、人の感覚と情報は、
①道具または機械または科学技術による形成場統合の方向に向かう
②その進捗の状態に合わせて感覚することと、情報を得ることの方法や内容が変わる
ということがいえる。
 
 
■人間がいない頃は摂理のルールがあった。人間が出てきてしばらく経ってから真実のルールができた。科学技術による機械が出てきてから、機械の発展によるより統合された形成場のルールが出てきてもおかしくはない。
その考え方のひとつとして、人間の性質の中に摂理系でも真実系でもない機械系に近い人が生まれてきている。
 
感覚が機械的であり、認識と情報の扱いが機械的である。
科学はともかく機械はある一定の目的に従って動く。目的と成果が明確に定義されている。
しかし、同じように植物なども摂理のルールに従って一定の同じようなルーティンの動きをする。人間も動物である以上、この動きのルールの元に真実系を扱う。
 
ということは、機械系も摂理のルールの元にある、真実のルールの元にある、機械のルールに基づいて機能するはずだ。
機械系だけが独立体系として動くことはない。何のために新しい「系」が生まれるのか?は一貫しての流れと全体像があり(それがどこを向いているのかわからないとしても)このルールは覆らない。
 
 
■機械系の人の出現と増加は、人の感覚と認識を変える。
過去人がもののけなどの存在を感覚できたであろう物事ができなくなってきた。今人が感覚できている物事が感覚できなくなるようになっていくことも十分に考えられる。
情報はもとより現在進行中の物事と連動しているので、認識は感覚よりも簡単に変わる。
 
注目するべきは形成場の動向と統合状態、次にそこに向かうイノベーションの種類、最後にそれを可能にする技術、となる。
ここを知っていけば今後人が向かう感覚と認識の方向性が予測できるようになる。ここ(結果としての全体)が正確に予測できるようになれば、立体思考で考えて、末端にある現象も確定している部分を明らかにすることができていく。
 
これが本質ではなく「真実」を見極める目線になる。(感覚も認識も真実系ゆえ)


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海外リアル旅生活😎松原靖樹
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