人に期待しない生き方
所用で東京へ行ってました。慣れない場所への移動で一人時間は多いものの、スマホと睨めっこしながら、次の予定の場所の確認をしつつで、移動中もあまりぼんやりできる時間はありませんでした。
でも職場から離れることで、少し普段の生活を客観視できるのでこういう時間も大切だと思っていますし、普段会わない人からの言葉かけにも気づかされることも多いので、慣れてないことをすることは時々必要だと思います。
滞在中のやりとりの中で「相手に期待しすぎない方がいい」という言葉がしばらく引っかかっています。なぜか今の私にずーんっときて、それは私が人に期待する傾向が高いからなんだと思います。
人は良くなりたいはずだと、つい思う自分がいます。だから、余計なお節介を働いてしまいがちなのですが、当然求めてない人もいるので、そう言う方に出会えば、あぁそうじゃなかったと思い出します。
混雑した電車に乗ってると、いろんな人がいて、お節介なんてしない方がいい世の中になりつつあるのをなんとなく感じます。寂しいことな気がするのですが、期待し過ぎない方がいいと言われたのは、期待しても人は変わらないんだから、余計なストレスや反発を受けないために、自分のためにそう考える方がいいってことなのだと思います。
確かに、人と密に関われば関わるほどストレス度は高いと思います。いろんなストレスはありますが、人に気を遣うことってかなりストレスの高いこと。気を遣ったあげく、相手から思わぬ攻撃を受けてしまうことほどダメージの強いものはありません。
サービス提供では、安価なサービスになればなるほど多くの人が利用できる状況になって、いろんな人がやってきます。共通点が少なくて、多くの人が集まれば集まるほど自分とは相反する価値観の人との遭遇率も上がるので、非常識だと感じる機会も増えるわけです。
そう考えると、公共性の高いサービスになるほどそんなことが起こりやすく、公共事業を行っている当社としても同様のことが起こります。与えられること、もらえることが当たり前だと感じやすく、少しでも不足があると攻撃的に主張されることも少なくありません。
皆がそう言うわけではありませんが、そう言う方もいらっしゃる状況のなかでサービス提供する側の関わり方も変えていかないと、健全に続けていくことは難しいのかなとも思いました。
最近はカスハラと言う言葉もよく聞かれるようになって、社員を守る意味でも色々考えないといけないなと思わされたのでした。果たして人に期待しない生き方、どこまで実践できるものでしょうか。