強迫観念と僅かな救い
会社員として働かない生活を続けていると、どうにも強迫観念に駆られる。
「はやく曲を作らなきゃ」「もっと作らなきゃ」という気持ちがどうしても先行してしまい、方々に色々と声をかけたり依頼を募集していたりする状況だ。
恐らく、焦ったところでどうにもならないことは分かっている。
主にVtuberの界隈に対し営業を行っているが、とはいえここ暫くはトラブルが多く続き、それによって5年分ほどのポートフォリオが発表できなくなってしまった。
なんとか10数件程の楽曲制作が決まり、ポートフォリオの拡充自体はできそうだが、これで稼げるようになるのはいつのことだろうか、と先のことを考えると厳しく感じる。
これから半年以内の間に約10曲程がリリースされる予定なので、皆様にはどうかそちらを聴いて頂きたい。バンドマン時代はどうしても使える楽器やアレンジに縛りがあったが、今はそのような軛から開放され、自由に音楽を作れている。
何曲かは既に着手し進行しているが、クライアントから喜んで貰えており、「自分の曲が認められる喜び」を暫くぶりに感じられている。バンド時代にはなかった感覚だった。
「食い扶持を稼ぐ為」とはいえ、一度は離れたVtuber業界にまた舞い戻ってきている自分に対し、自嘲する気持ちがないとは言えない。だがしかし、これまでの記事で記載したようなバンド界隈の事情や自身の志向を考えると、このほうが相応しい場所にいられているように思える。
そういうわけで、作曲の依頼を多く増やすべくセールなども実施している。楽曲を欲しているVtuberやアーティスト各位は、是非ご検討頂けると幸いである。
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— エスケ / kwym【作曲家/Mix】 (@khsm__16g) February 2, 2025
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バンドを離れたが、バンドそのものや未だバンドマンを続ける友人たちに対しマイナスな気持ちなどない。あまり交友は広くないが、その一部の友人と先日飲みに出かけた。
今や私は各所で起こしたトラブルによって腫れ物扱いだが、少なくともバンド界隈においては私は絶対悪として扱われている訳では無いようだ。友人から私の立場や事情について同意をしてくれたり、或いは別の友人が「自分はエスケの味方だと伝えてほしい」と言っていたと聞いたりした。
自分は自分の考えが誤りだとは思っていない(が、友人にも諌められたが方法は間違えたと思っている)。だがしかし、遍く全ての人に自分の意見を認めさせたい訳ではなかった。ただこれまで築いた友人たちからそっぽを向かれ、孤独に陥ってしまうことを只々恐れていた。
ところが実際はそうでもないらしい。一部の人間が日頃感じていた不満や疑問を、今回自分がトラブルに乗せて詳らかにした形のようだ。その日一緒にいた友人たちは「音楽を作る」ことを信条に置いており、今回の件について自分と同じスタンスを取ってくれている。
孤独に押しつぶされそうだった。
誰からも疎まれ嫌われ、これから誰とも関係を築くことができないのではないかという不安が付き纏っていた。
だが実際はそうじゃなかった。多くはないかもしれないが、彼らはこれからも私と友人でいてくれるらしい。
それがどれだけ私にとって救いとなるのかは筆舌に尽くし難い。
もう間もなく自分は東京を離れることになるが、想定外に東京へ来る頻度が増えるかもしれないと思った。
さて、あとは療養しながら依頼を増やすべく営業活動を行う段だが、少々困った事が起きている。
先のトラブルの裏側を知っている人間によって、現在自分が取り入ろうとしているVtuber界隈の活動者に対し、自分のネガティブキャンペーンを行われた。
「エスケは精神がおかしくなっている、関わらない方が良い」と宣い、依頼取得のために自分が主催した企画へ応募するなと吹聴して回った。
これがかなり痛い。
確かに自分は精神疾患を患っているが、誰も彼もにおかしな言動を起こして関係を拗らせたりする訳が無い。実際、現在進行している作曲の10案件に関しては、トラブルなどなく円滑に進行している。
にも関わらず、このような言動のために失注に繋がった案件がいくつかある。
まずは寛解を遂げ、自他共に認める「健康な人間」になることが第一であるが、この件に関しては法的措置を取らざるを得ず、面倒事が増えてしまった。
病気の療養のみならず、自身の名誉回復のためにも時間をかけなければいけない状況となってしまった。
せめて自分を信じてくれている友人たちがいることを思いながら、誠実に音楽を続けていくしかないと思った。