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【ラノベ読了感想(ネタバレ無し)】:誰が勇者を殺したか
本を取る前の印象と読了後の印象
購入理由
本屋で手に取る前は、ミステリーものの本で今一番売れていると帯の付いた本でネットの評判も最高と絶賛されていた。ラノベで詰められた本棚を眺めて数分、結果帯とネットの評判に背中を押されて購入しました。
読む前の印象
読む前はタイトル「誰が勇者を殺したか」で犯人などを文から予想していく形かなと想像していました。勇者一行の話ということもあり、この中に誰が犯人なのか当てていくのか・・・。
ふむふむ。
犯人を当てるのがそんなに面白いのか?
誰かすぐわかるんじゃないの?
いくら評判高くてもな・・・。
こんな感じの印象で本を開き、最初の一行を読み始めました。
読了後
最高じゃん。なんだよあの終わり方。良すぎる。
ほんと読んで良かった。この本の物語を知れて良かったなぁと思うばかり。
感想
本当に最高の読後感に包まれました。こうなって欲しいなと心から願っていた結末に辿り着き、それがまた予定調和に感じさせないストーリーの運び方が・・・もう
最高だった。
本当にあの時買ってよかった。
タイトルの意味もそうだったのかと納得できるもので、ミステリー物とは一線を画している作品だと感じました。
でも一番は人間の良さのような、なんかそんなことが一番根底にある作品だと感じた。
文体も非常に読みやすいもので、さまざまな人物からの一人称を使い分けることによって三人称特有の色も出し、読みやすい文体ができていた。本当に読みやすい。
キャラクターも非常に立っていて、セリフだけであぁこのキャラはこういう考えなんだな。こういう生き方してきたのかぁと考えられる。登場人物一人一人が生きてる。個人的には女王のアレクシアが可愛すぎた。もうアレクシアが言ったセリフがもうたまらなかった。なんだよ可愛すぎだろ。
アレクシアの可愛さを描きたくてこの記事を書いてる!
今まで読んだ本の中で一番泣いたし、感動した。
最高の一冊でした!
作品タイトル:誰が勇者を殺したか
著者:駄犬
角川スニーカー文庫出版
本体価格680円
https://yahoo.jp/EGgtHc
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