ROEとESGの両立が日本企業の生きる道?今話題のROESG経営とは
こんにちは!ESG Journal Japan編集部です!
近年、気候変動や生物多様性、水資源、廃棄プラスチック、ビジネスと人権など、企業が環境上の課題や社会課題にいかに取り組んでいるかについての関心が急速に高まっています。
こうした変化が企業におけるESGの取り組みを強力に後押ししているのは、過去コラムでも述べた通りですが、「企業のESGの取り組みは本当に企業価値向上につながるのだろうか」という点は今なお議論が続いており、現在も発展途上のテーマです。
今回はESGの見えざる価値をどう企業価値向上に繋げるべきかを、「ROE」と「ESG」を組み合わせた造語である「ROESG」が生まれた背景を前編で紐解きながら、後編では実際に「ROESG」を用いて分析を行っているエーザイの事例を中心にお伝えしていきたいと思います。
本記事は2日後に有料となってしまいますが、以下ESG Journal Japan上で無料で読めるので、お時間ある方は是非お越し下さい。ESGに関する他の記事・コラムも全て無料で読み放題です。
ROEと株主資本主義
2014年、伊藤レポートによるROE8%の設定
皆さん良くご存知の通り、ROE(Return On Equity)は、資本生産性(自社の資本をいかに株主の利益に変換できたか)を表す指標です。
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