③ENFPとENTPの違い
はじめに
今回は、こちらのコンビだ。どちらも、主機能にNeを持ち、革新的なエネルギーを持ち備えている。
とてもエネルギッシュな二者だが、意外にも内向的で裏の部分があり、ミステリアスな存在でもある。今回は、こちらについて紹介していく
ENFPは無邪気、ENTPはイタズラ少年
まずは、両者の決定的な違いとなるステレオタイプからだ。ENFPは、とにかく無邪気で子供っぽいスタンスだ。いつまでも、ワクワク感を忘れず、夢見る少年や少女として生き続ける。一方の、ENTPのステレオタイプは、いつもふざけたことを考えているイタズラ好きの男子高校生だ。何が面白いのかいつもニヤニヤしており、自信満々な様子である。毒舌だけどどこか笑える要素があり、周囲を魅力する。
ENFPは空気がマジで読めない、ENTPは空気を読めるのに読まないフリをする
ここもまた決定的な違いだ。ENFPは、しばしば自分勝手な行動をとったり、列に割り込んだり、不適切な発言をしたりしがちだが、彼らに悪意など一切なく、本当に見えていないのだ。空気感を読むことが苦手で、注意されていてもなお、気づいていないことすらある。空気を読まない意識がないにも関わらず、本当に感じる能力がないのである。
一方の、ENTPは、ENFPよりも空気感に気づくが、あえて空気を読まない発言をすることで面白がろうとする。わざとやっているので、やめようとしない傾向にあるが、本人はそれも含めて全て分かってやっていることが多い。
ENFPは説得力がなく、ENTPは論破したがる
これもまた真逆である。ENFPの言動は、どこか浮ついており、メルヘンな印象が強い。連続性で話しているため、話にまとまりがなく、J型からすると「結局何が言いたいんだ?」といった印象を受ける。
一方の、ENTPは、はじめからなんとなく言いたいことがプログラムされているため、ところどころ躓いたとしてもうまく丸め込もうとする。ENTPは、飛び抜けて議論適性が高いため、何を言われても、自分が勝つ方法を知っているのだ。ISFJから見ると、「頭のデキと回転率が違う」といった風に見えるだろう。
ENFPは感情に流されやすく、ENTPは論点にとらわれがち
ENFPは全タイプで圧倒的に気分屋なタイプだ。感情の起伏は凄まじいほど激しく、SJ型から見ると「予測のつかないジェットコースター」のように見えるだろう。そのくらい、とても急に機嫌が変わることが多く、さっき笑っていたと思ったらいきなり怒り出すタイプなのだ。ENFPにとっては、単純に感情表現を重視しているだけであり、そう感じているだけなのだ。
一方のENTPも、気分屋でややメンタルが不安定な面はあるが、同じだけ理性も働きやすい。そのため、総じて周囲を振り回すようなタイプは少ない。
ただし、議論や討論を趣味のように好むため、こちらになると性格が変わりやすい。とにかく、論点にこだわりがちで、何気ない会話ですら、ディスカッション形式に変えようとするため、相手によっては反感を買いやすい。
ENFPは勉強があまりできず、
ENTPは宿題を忘れがち
ENFPは、地頭は平均以上であるケースも多いが、勉強ができるタイプは極めて少ない。実際に、成績優秀なENFPをほとんど見かけたことがない。ENFPは、勉強に関心を持つケースが少ない上、やりたくないことはやろうともしないため、総じて勉強に意識が向いたENFPを除いて、学業成績は壊滅的であることが多い。一方で、ENTPもめんどくさがりではあるが、結構、勉強ができるタイプが多い。地頭が良く、興味が比較的5教科に向きやすいのだ。ただし、何かに縛られることを極端に嫌うため、宿題や課題は忘れがちだったり、サボりがちだったりする。
点数は良いけど、内申点が低いタイプだ。意味がないと思った課題をなかなか出す気にならないため、
宿題をすごく嫌うタイプだろう。