各タイプとのありがちな関係
はじめに
今回は、わたくしESFJが全16タイプと関わったり話したりしているうちに感じたありがちな関係を話していきたいと思います。私の持論としての相性論はここから成立していますし、単に相性が悪いといっても種類がたくさんあるので、具体的にこれらを話していきたいと思います。
ESTJとはお互いの求めているものがなんとなく分かりやすい関係!
こちらはかなり相性が良いです。とにかくT型で最も得意な相手で、最も自分の信念を理解してくれるように感じます。アプローチの仕方や目標設定が概ね同じであり、相手のかゆいところに手が届く2人といったところでしょう。みんなはESTJを怖い、苦手と言いがちですが、僕から見ると当たり前のことを当たり前に注意してくれるだけなので、むしろありがたいです。嫌われることも根に持たれることも少ないという安心感すらあります。相手も自分の良さを正直に認めてくれる感じがして、非常に良い関係を築きやすいです。
ISFJとは中庸であまり特徴のない関係になりやすい
相性が最も中庸なタイプです。とにかく、考えていることや好き嫌いが同じであるにも関わらず、どこか相手の知らないところが多いように感じます。ただし、どちらもあまりアクが強くないので、かなりいい関係にはなりますが、一定以上に距離を詰めようとお互いに思わない様子はあります。僕自身がESFJの4文字のなかでEが最も突出しているからかもしれませんが…
ISTPとはお互い沼ってからは最高の相性
ISTPはとにかくお互いに沼りやすいです。はじめは全く違う人種に見えますし、人見知りしがちでもあったりしますが、だからこそ相手を受け入れやすく、そこからは突出して刺激的な関係になりやすいです。自分からはISTPの頼ってくる姿や落ち着いている姿に心を揺さぶられ、ISTPからは社交性や積極性を評価されやすく、お互いに相手を面白いと言いやすいです。自分自身の少しおせっかいなほど何でもやりたがる性格がISTPのめんどくさがりな一面にフィットする感じですし、自分自身の喋りすぎ度合いをISTPが聞き手としてキャッチしてくれます。ただし、これくらい深い絆を持てなかったISTPとはどうしても相手に苦手意識を持ったまま自然消滅しがちです…
ESTPとは物理的な価値観に違和感を持ちがち
ESTPとは物質的な相性が最悪だと感じます。とにかく相手の物理的価値観をお互いが理解できずに、どちらかが過度に抑え込んだり、対立に向かったりしがちです。私の祖父はESTPですが、とにかくこのケースが多かったです。時間やお金、規則といった部分で話が合わなくなります。祖父の場合は圧倒的に時間でしたね。祖父の時間感覚はとにかくその場の気分や感覚で変わりやすく、それを中心に動かそうとするため、一定リズムで動きたい私には反感そのものでした。車やバスを降りるとき、あるときは「早く降りろ!」と押しながら急かしてきたと思いきや、あるときはまた急かされると思い、慌てて準備していたら「危ないから急ぐな!落ち着け!」といきなり慎重な行動を命令してきたりします。祖父の時間感覚は一切当てにならないので、今やほとんどその場の空気を読んでなっていますが、正直全て合わせていたら心底疲れます。ただし、アプローチの仕方は似ているのでそのへんは価値観が合います。どちらも目立ちたがりで積極的ですし、さっぱりしていて陰口を言うことも好みません。
ESFPとは程よく盛り上がる関係
ESFPは似て非なる存在です。相手の考えがなんとなく読める反面、どこか分からない点がある気がします。ノリの良さが共通しているので、仲良しになりやすいですが、それでもどこか相手を分かりきれていない気がします。そこがまた面白いところでもありますね。
ENTPとはお互いの良さを引き立て合う関係
ENTPは本当に自分とは対極の考えです。だからこそ、自分にはない相手の良さがわかり、真逆だからこそ違いを認め合えるのです。ENTPはこちらを親切、優しい、働き者などと評価してくれることが多く、こちらから見るとENTPは面白い、柔軟、アイデアマンなどといった刺激があります。お互いの良さがかなり引き立てられるんですね。
ENFPとは上下関係ができやすい
これはかなり特殊な関係です。ENFPはこちらをかなり評価しますが、こちらからはあまりENFPの長所が発見できません。そのため、どうしても教師と生徒、選手と監督といったような関係になりやすいです。自分が教える側だとうまくいきますが、教えられる側になったり、相手が自己主張してきたりすると途端に関係が悪化します。個人的にF型で最も分かり合うことが難しく、自分自身がENFPの良さに気付けるかが鍵を握っているのだと思います。
INFPとは心の壁ができやすい
INFPは超がつくほど繊細です。特に、INFP-Tであればよりこの傾向が強くなります。やはり、自分自身の気持ちの捉え方は非常にざっくりなので、細やかな心を読むことは苦手だと感じます。個人的に、F型で-Tの人はネガティブすぎるように感じますが、INFPだとよりこの傾向が強くなるので、気づいたら相手が自分を避けてきた、自分が相手の気持ちに呑み込まれそうになる。といったことになりがちです。ENFPに次いで2番目に難易度が高いF型ですね。ただし、ENFPとの違いは、こちらから相手の長所がかなり見えていることです。INFPの情緒的で優しくロマンチックな心はたまに憧れたくなります笑笑
どこか気になる雰囲気をしているんですね笑笑
INTPとはお互いが我に走りがちですれ違いがち
INTPはESFJと完全に真逆です。当たり前ですが、全タイプで唯一被る部分がなく、心理機能は全てひっくり返っています。すると、お互いに自身の主機能を強調した行動をとるので、相手の劣等機能を挑発するんですね。ESFJは自身の社交性でINTPの心をほじくろうとし、INTPは持論ワールドを繰り広げ、ひたすら聞いてほしいと迫ってくるので、ESFJから見るとINTPは褒めることのできない屁理屈こき、INTPから見るとESFJは承認欲求強めの感情人間だと捉えられてしまい、どちらかが口に出した途端、終了します。総じてあまり相性は良くないでしょう。
ENTJとはお互いの短所が目立ちがち
ここもかなり相性が悪い部分でしょう。ESFJからするとENTJはとにかく怖い一辺倒です。見るからに怖そうで、かなり近づき難い存在です。一方で、ENTJから見てもESFJは、他人に左右されやすいように映ったり、感情で動いているように見えるので、相手の厳しい指摘にひるみがちです。
ISTJとはお互いの正義がすれ違いがち
何度も言ってますが、圧倒的に相性が最悪です。ただし、ここを具体的に説明したことはなさそうなので、ここで話しておきます。ISTJとはある程度共通点があり、一見似たもの同士に見えますが、同じ行動をとっているようで背景が全く違います。例えば、ISTJの知人も私も未成年飲酒をせずに来ましたが、私は「法律の優しさ」だからと解釈していました。これだけ、体に悪い食べ物が指摘されている中で、なぜ酒とタバコだけがそれも年齢限定で禁止されているかを考えたら、それを破ってまで飲みたくないといったものでした。一方で、ISTJは「そもそも必要ないからね。」で一刀両断でした。行動様式が同じであるが故に違いを認められず、なおかつお互いが相手との違いをほじくるので、関係が悪化しやすいです。私から見たISTJは真面目すぎて融通が利かない、ISTJから見た私は真面目だけど落ち着きがない、といった評価を受けやすく、一度揉めるともう修復不可能です。ISTJは非常に根に持ちますし、私もここぞとばかりに根に持つのでどちらも関わり合いになろうとはしません。最もあるあるなテンプレは、ISTJが頑固に容赦なくミスや欠点をほじくり出そうとし、反発心を覚えた私が言い返し、さらに言い返して来たところのISTJの弱点を抑え込み、弱みを握ったところで反論させないように封じ込める。くらい残酷な一途を辿ります。ISTJは我が強く口うるさい人が多いため、F型から非常に反感を買いやすいので、くれぐれも言い過ぎないように注意!(自分はいつもここで喧嘩になる。)
INTJとは心の距離ができがち
INTJとはかなり人見知りします。また、数も少ないので全タイプで最も具体例なく話すこととなります。まだ、素敵なINTJと出会ってないだけとは思いますが、やはり独特なオーラに圧倒されがちで、ビクビクしてしまいます。ただし、本当に関わりがないので、ここはあまり言及しないようにしておきます。
ISFPとは最も気を遣わない気楽な関係になりやすい
最も相性がよいです。なんとなく相手の考えがわかる上に似すぎていないので、一番バランス感覚を取りやすいように感じます。この場合、ISFPが聞き手に回ってくれて、自分が進行することが多いですが、相手が話しているときは簡単に聞く側に回れるので、軋轢が生じにくいです。どちらも、本当に理屈っぽさがないので、そこもまた居心地の良いポイントでしょう。
ESFJとは相手の長所が最も見えやすい
ESFJ同士の相性は本当に良いです。特に相手が異性だと余計に尊敬の念が出てきます。同じタイプなので、相手の良さを手に取るように分かるのですね。ESFJ女性は本当に優しくて、包容力があって、トゲがないタイプが多いので、昔からよく惹かれてた記憶があります(逆にこのタイプ以外の女性に興味持ったことないかも笑笑)。そのくらい、すごいイメージが先行しており、意外とモテていなくて訳が分からなかった覚えすらあります(やはり学生時代モテるのはEP系かもしれないですね)。同性だとやはり良さが分かる反面、マンネリ化しやすいかもしれないです。ある程度までいくとこれ以上近づこうとしなくなりがちかもです。(ただし、男性のESFJは非常に少数派なので参考例がかなり少ないのもある。)
ENFJとは足らないものを補い合う関係
ENFJとは似て非なる相性良き存在です。お互いが持っていないものを持っていますから、お互いの欠点を補い合える関係です。ただし、私はいつもENFJのお世話にばかりなっており、相手が私に求めてくる感じはありませんが、かなり対等な関係を自然と築けるので、知らずに頼られているか、相手が自分の良さを発見してくれているかだと思いますね。私よりもENFJの優れている点はやはり、導く力でしょう。ENFJの未来予知能力や牽引力は不思議なほどすごい感覚を覚えます。私は、心配症なので、少し先のことをいつも心配しがちです。そんな時に最も適切に励ましてくれるのがENFJでしょう。
INFJとは同じ方向を向いた補完関係として成り立つ
こちらは、物事を進める上で相性が非常に良いです。とにかく真逆に見えるくらいアプローチの仕方が違うにも関わらず、向いている方向が同じだからです。どちらも、FJ型特有の利他精神や公共意識、道徳心を持っており、相手とは違う動きを取ることで、FJ型特有の良さをまんべんなく広めることができます。私自身はFJ型が極めて強いため、FJ型全般の相性が良いですが、INFJも同様に反発を覚えにくい相手です。私が自身の社交性や発言力を活かして指揮をとっている間に、INFJは細かいところの修正や気配りをしてくれますし、パソコンなどのデジタルが弱い私にとって、INFJはそこの力に長けていますから、いつの間にか進めてくれています。総じてお互いの短所を目立たせずに、長所を活かせる意味では、ISFPやESFJ以上に最高の相性と言えるでしょう。
終わりに
やはり、自分の気質や育ってきた環境に大きく影響すると考えました。幼少期から苦手意識があった人物に似たタイプを苦手となり、逆に助けられたタイプは未だに好きなのだと思います。また、自身がF型とJ型の性質を強く持つことも影響しているでしょう。相性論はありますが、これは各個人によるものであり、タイプでくくれるものではないと思います。私が最悪の相性だと繰り返し述べているISTJと仲良しなESFJは普通にいますし、逆にNT型に強い苦手意識を持っESFJも見てきました。ここばかりは、人によってまちまちだと考えたいものですね。