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⑩ESTPとISTPの違い
はじめに
前回に引き続き、今回もE/I軸における違いシリーズをやっていこうと思う。今回は、みんな大好きガチ陽キャなESTP(起業家)と静かなヤンキーことISTP(巨匠)の違いを語っていこうと思う。それではよろしく!
ESTPは集団主義、ISTPは個人主義
両者の決定的な違いだ。I寄りのESTPやE寄りのISTPが極端に少ないことが言われているとおり、行動傾向にハッキリと出ている。ESTPは、陽キャだし、集団で冒険したり、大人数で飲み会したりが大好きだ。ノリが良く、誰にでもすぐ話しかけるし、絡みたがる。対して、ISTPは、遥かに個人主義的であり、人間嫌いな人も多い。彼らの心の中にある壁をこじ開けられることを非常に嫌うし、秘密主義な傾向にもある。ESTPがFJ型と揉めることは少ないのに対して、ISTPはFJ型と衝突しやすい傾向にある。それは、FJ型がこの壁を無理やりこじ開けようとしてしまうからだ。そのくらい無口で寡黙で単独行動するタイプが多い。ただし、心を開いた一部の相手にはやたらとしゃべる傾向にある。
ESTPはうるさくて顔に出やすい、ISTPはポーカーフェイス
ここもかなりの違いだ。ESTPは、声がデカくうるさい人が多い。また、T型にしてはかなり珍しく、感情や直感を重視して行動する傾向にある。そのため、感情が顔に出やすく、隠しきれない傾向にある。
一方で、ISTPは、感情表現をあまり好まず、苦手な人も多いため、いつも真顔でいる傾向にある。感情がないと勘違いされやすい傾向にあるが、ISTPにも人並みの感情はハッキリとあり、理性や論理が前面に出ることで、感情表現が極めて苦手なだけなのだ。そのため、ISTPは、かなり内面的な感情はハッキリしている。
ESTPは考えるよりも先に行動し、ISTPは考えてから行動する
ESTPは、考えるよりも先に行動する。頭よりも先に足や体が動いてしまうため、突拍子もない行動を取りがちなのである。後から考えて、「よく考えておけば良かった。」と後悔しがちなのである。
ISTPは、熟考型だ。基本的には静かに考えるのだが、内に強いパワーを秘めているため、思わぬタイミングで衝動的になってしまうことがある。ただし、基本的には、考えてから慎重に行動する方である。
ESTPは生きやすい、ISTPは生きづらい
これもかなりこのような傾向が強く見られる。ESTPは、大胆で衝動的だが、メンタルが強く挑戦的なので生きやすい。生きづらいESTPはかなり少ない印象で、困難でもどうにか乗り越えてしまうタイプに見える。
しかし、ISTPは、全タイプでもトップクラスの生きづらさを抱えており、特に人間関係に顕著だ。ISTPは、しばしばヤンキー呼ばわりされがちだが、ヤンキー系のISTPはほんの一部にすぎず、ほとんどのISTPは、IS型特有の大人しく寡黙な雰囲気なのである。すると、人間関係で優位に立つことが難しく、相手の気持ちを予想できずにストレートな物言いをしてしまったり、人間関係のリセット癖を身に着けてしまう者も存在する。特に、ISTP-Tの生きづらさは非常に顕著であり、ほとんどがどうしようもないレベルに深刻に悩んでいる。
まとめ
今回は、大胆なESTPと寡黙なISTPを比較した。どちらも男性に多いタイプであり、特にISTPの男性は非常に多い。E/I軸の中で最も性格の違いが大きい部類で、かなり見分けがつきやすいところだろう。SP型は総じて強いパワーを持っているので、ものすごい行動力を発揮する場面がある。