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INFP攻略法!〜INFPは社会不適合ではない〜

mbtiを知っている者ならば、知らない人はいないINFP!通称仲介者と呼ばれるこのタイプは、人口数最多で、日本人の6人に1人はINFPだとか!それはさておいて、ネット上の評判を見るとINFPはかなりの言われようである。社会不適合だとか、現実逃避しがちだとか、情緒不安定だとか。しかし、ESFJの私から見るとそこまで付き合いにくい相手だと思わない。というかむしろ優しい人が多く、付き合いやすい相手だと考えている。S型の多くがINFPの特徴を理解しきれていないだけで、INFPは少なくともネット上での評判ほど悪い部類ではない。確かに、NF型特有の独特な思考回路があるが、その中では、比較的考えていることが分かりやすいし、EF型の方がよほど本音を読み取りづらい場面がある。

なぜS型から理解されにくいのか?

ズバリそれは、思考回路が全く異なるためだ。S型は、見たものをそのまま捉え、現実的なアプローチを好むのに対し、N型は、その裏を考えたり、前例のない新しいビジョンを好んだりする。1個のリンゴをみた時に、S型はそのままリンゴと捉えるのに対し、N型は、赤いだとか、フルーツだとか、人によってはそれでアップル社を思い浮かべる人もいるらしい。そのためそこでズレが生じてしまうのだ。また、社会の中心を担うのはいつもESTJやENTJであり、そことの乖離が激しいし、ESFJやESFPから見てもかなり違う。私は、比較的、第三心理機能のNe(外向的直感)が使えるようになり始めているが、第二機能まででは理解しづらいだろう。このことが、S型中心の社会でINFPが誤解を受けるわけだと思う。次からその攻略法を1つずつ解説していく。

相手の価値観を否定しない

INFPは、独自の好みや考えがある。これは、全てのタイプに言えることだが、INFPは、こうしたことへのこだわりが強い。しかし、INFPは、それを周囲に押し付けたいのではなく、自分の価値観は守り続けたいだけなのである。例えば、INFPが対人攻撃に走る場合を考えてみよう。ESFJの場合、自分や仲間に好ましくない言動や態度を繰り返す人間を嫌い、批判的になったり、排除的になったりしがちである。ESFPの場合は、自分にとって納得のいかない人間をターゲットにし、遠回しにいじめたり、嫌味を言ったりすることが多い。対して、INFPが対人攻撃に走るのは、防衛本能が働いたときである。いわば、自身の価値観を馬鹿にされ、相手を敵だと認識して、やりきれない思いを相手にぶつけているだけなのだ。INFPは、自身の価値観を認めて欲しいだけであって、全員が従えとは一つも思っていないのである。相手を尊重したうえで、自身の価値観を伝えるとかなり認めてもらえることがほとんどである。

否定的な言動を避ける

先ほどからの続きだが、INFPにとって重要なのは、相手を説得させることではなく、相手に尊重してもらうことだ。そのため、多少理解できなくても、うんうんとだけ頷いて、「いいと思う」と言っておけば、少なくとも食いついてくることはない。これは、INFPにとって有効な手段だろう。ENFPにこの手段は通用しない。彼らは、相手を直感的に見抜く力が強く、これをやると「思ってもいないくせに適当に返事して共感した気になってるな!」と思われてしまうからだ。自己主張もこちらの方が強い。相手とまったく違う価値観を述べた時に「私はそう思えないけど、悪くなさそう」と返ってくるのがINFP、「それは違うと思う」とハッキリと区別するのがENFPである。INFPといるときは、できる限り否定的な言動は避けることが吉である。

芸術的な話をする

INFPが好む話題は、正解がなく、独自の捉え方ができるものだ。芸術は、その典型的なものだ。基本的に、INFPは平和主義で競争を好まないため、白黒はっきりしすぎたものは負担となる。芸術は、個人的に好き嫌いが分かれたとしても、概念的な正解はないので、INFPと相性がいい。100人が同じ絵を見て、残りの99人が誰も評価しなかった絵を自分が高評価したからといって必ずしも間違えているわけではないし、世界的に有名な絵は、意外とこのパターンが多く、少数派の人がその絵の魅力に気づいて、入選したりするものである。INFPは、この事実を誰よりもわかっているので、こういった分野を好んでいる。もちろんその時も相手の価値観を否定するのはタブーである。

相手がやりたいことを自由にやらせる

これもまた誤解を生む原因になりやすい。しばしば、INFPは、情緒不安定だとか自分勝手とか言われがちだが、それは自分の気持ちをないがしろにされたことにより、パニック状態に陥っているだけであり、本来は精神的に不安定なタイプではない。というか、めちゃくちゃ安定している人も一定数いる。INFPは、自分の気持ちを大切に生きているため、自由は必須条件である。INFPは、倫理感や常識をわきまえていることが多く、攻撃性も強くないので、野放しにしたからといって危険なタイプではない。よほどストレスが溜まっている状況を除いて、正常なINFPがその場を荒らしまくることはまずないだろう。こういうカオスを好むタイプではない。とにかく、危険を察知しない限り、INFPの好きなように行動させることが大切である。もちろん、こういうものは、TP型には成立しない。彼らは、カオスを楽しみ、ひたすら暴力やルール破りを面白がってしまうので、こうした自由を与えると無法地帯と化してしまう。総じてINFPは、扱いやすい人種なのだ。

意見や発表を求めない

しばしば、INFPははっきりとした意見がないから頼りないといった声を聞くが、これはINFPに意見がないのではなく、単純に意見を言うことが苦手なためだ。INFPにとって、意見をはっきり述べたり、人前で堂々と発表するといった行為は、最も苦手なことなのだ。しかし、裏を返してみれば、それほど自分にも他人にも感情を大切にし、気を遣う人種なのだ。INFPには、特別な事情がない限り、意見や発表を求めずに、聞き役として回ってもらうことがお互いのためである。

まとめ

今回は、こんな感じでまとめさせてもらう。INFPは、思考回路さえ理解できれば、集団にとって欠かせない存在であり、気難しい人間でもない。冒頭でも述べたが、EF型の方がよほど本音と建前の違いが分かりにくい。これは、EF型は、人に気を遣うあまり本音を隠し通そうとするためだ。INFPは、こうしたことをあまり考えずに、自分の気持ちを表明してくれるため、かなり読み取りやすい。INFPとの関わりで大切なのは、相手に圧をかけることではなく、相手が自分の気持ちを表明しやすい環境と雰囲気を作ることである。そうした環境を作れるかどうかが、INFPと他タイプが分かり合えるかどうかの必要条件となる。

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