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人生100年時代における勝ち組予想のmbti

はじめに

現代では人生100年時代が叫ばれている。私は現在20歳の2004年度生まれなので、この時代を生きることとなるだろう。医療現場もそろそろ頭打ちで、これ以上伸びないという示唆もあるが、それでも現時点で、平均寿命は80歳を超えており、少なくとも戦後間もない頃よりかは長生きすることだろう。終戦当時(1945年)の男性の平均寿命は60歳くらいであり、現時点でそれを20年以上上回る水準であるため、昭和の頃と現代とでは常識が異なる。実際に、現代の高齢者が混乱状態にあるのは、そのせいだとも言われている。現代の高齢者が生まれた時期である1940〜50年代はそれこそ寿命がそこまで長くなかったため、今の高齢者の両親は、その高齢者自身の現在の年齢以下で亡くなっているケースが多い。例えば、私の祖父は現在74歳で、まだしばらく生きれそうなのだが、その祖父の父親は65歳が享年である。つまり、祖父にとって「自分は65歳くらいで亡くなるものだ。」という認識であるため、65歳以上の人生の生き方が全く想像できないのだ。つまり、私たちも同じケースになるかもしれないということだ。寿命がどこまで伸びるか、むしろ短くなるかは誰にも分からないが、仮に半数以上が100歳超えするようになった場合、ほとんどの人が100歳以上の人生を想像できずに生きることとなる。前回の老害化しやすいタイプでも話したように、これからの時代は、若い頃が全てでなくなってきている。むしろ、人生の中で「若くない時期」の方が長くなることだろう。そうなると、昔ほどS型優位でなくなる可能性が高い。今回は、そこら辺も含めて、人生100年時代で勝ち組になりそうなタイプと負け組になりそうなタイプを話していくとする。


最大の負け組

ISTJ

人生100年時代において間違いなく負け組となるタイプだ。「つまらなそうだから。」とかではない。老害化しやすいタイプの記事でも話したが、彼らの人生ピークは早すぎるのだ。例えば、「勉強ができるISTJ」の場合、10代の頃は、「勉強もできて、部活にも一生懸命で生徒会なども掛け持ちする典型的な優等生キャラ」であることが多いだろう。実際に、問題児タイプはほとんどいないため、教師にも好かれやすい。しかし、20代になると既に新しい挑戦を止めていることが多く、燃え尽きたタイプも一定数いる。30代以降はどんどん消極的になり、なおかつ口ばかりうるさくなってしまうタイプも多い。保守的でいつまでも古い考えのまま、時代に変化していけず、それを子供にまで押し付けてしまう毒親に成り上がることもありそうだ。元々の頑固な性格に加えて、老害化の影響も受けやすく、年を取れば取るほど、「若い頃はまともだったのに…」と嘆かれることだろう。このような生き方は人生100年時代に全く適していない。加えて、ISTJは根に持ちやすく、過去にくよくよすることも多いので、今を基準にした過去にマイナスな出来事が増えれば、彼らの幸福度は一気に下がるだろう。ISTJは、「過去を振り返る生き物」なので、過去が楽しくなければ、今も楽しくないのだ。そこが、N型と対照的なところだろう。熟年になったISTJは、やることも幸福感も底をついてそうだ。したがって、人生100年時代では明らかな負け組だろう。

ISFJ

こちらもISTJと並んで最大の負け組だ。とにかく、保守的で消極的で燃え尽きやすいからだ。人生のピークはやはり早く、ほとんどが学生時代のうちにピークを終えることだろう。寿命が短いうちであれば、底をつく前に寿命を終えるためそれで良かったのだが、100歳まで生きることを前提とすると、20歳よりも前にピークを終えてしまうことはかなりもったいない。Ne劣勢であるため、裾すぼまりな人生になりやすく、ISTJ同様に「過去を振り返る生き物」なので、日に日に過去に絶望していくだろう。ただし、ISTJよりかは一回り有利だと考えられる。それは、F型特有の協調性があることだ。つまり、年を取るにつれ、衰退はするものの、持ち前の協調性から意外と老害化しにくいところだ。ISFJは、ストレスでバーストしない限り、なんとか100年間生き延びれそうだ。

不利なタイプ

ISTP

ISXJよりかはかなり有利だが、IS型の100歳は、まだまだ悲惨だ。IS型は、人生100年時代でぶっちぎりに不利なタイプと言えるだろう。ISTPは、とにかく老年になるとやることがなくなるタイプだろう。元々、コミュニケーション能力に難があり、ストレスも抱え込みやすく、食生活も乱れやすい傾向にある。そのため、高齢者になる頃には、かなり不健康になっている可能性が高く、若い頃から孤立しやすい性格がさらなる孤立を生むだろう。ISTPは、フィジカルのような物理的な分野に興味を持つが、これもまた老化の影響を受けやすい。どんなに頑張っても、70歳で20歳と同じ体力や筋力を維持することはできないし、力作業も危険になってくるだろう。中年くらいでもISTPは、生きづらさや慢性的なストレスを抱えていることが多いため、これが毎年増える状況は耐えかねないだろう。人によっては、ISTJよりもハードモードになりそうだ。

ENTJ

ここに来て珍しくIS型以外が登場したが、これにもまた理由がある。ENTJは、自己主張が強すぎるのだ。ENTJは、自己主張があると言わずにはいれない性格なので、本人もブレーキをかけられずに悩んでいることが多い。若い頃は、目標達成能力も高く、有言実行しやすかったが、老化するにつれて、達成しづらくなり、主張のペースを変えなければ、厳しくなってくる。もちろん、能力を維持できたり、話し方を変えたりできれば、年齢に関係なくいつまでも活躍できるのだが、ある程度ベテランになってきた頃に主張を強めてしまったENTJは、なかなか修正が難しいだろう。ENTJは、個人差ができるが、失敗したときに取り返しがつかないので、人生100年時代にはあまり有利だとは言えない。

ISFP

IS型は、総じて人生100年時代向きでないが、その中で最もマシだろう。ISFPは、そこまでこだわりが強いタイプではないため、時代の変化に比較的柔軟だろう。良くも悪くも自己主張がないため、老害化しにくく、新しいことにもほどほどに挑戦できるだろう。ただし、S型文化自体が高齢化についていけないため、有利とは言えないが、不利だともまた言えないだろう。

個人差が大きいタイプ

ESTJ

ESTJは、とにかく個人差が大きい。というのも、人生100年時代で最も有利となるNe機能が第三機能にあるからだ。第三機能は、同タイプで最も差がつくところで、主機能や補助機能並みに器用に使える人から劣等機能並みに苦手意識が強いタイプまで存在する。Ne発達のESTJほど人生100年時代に有利なタイプは存在しないだろう。元々、ESTJは、日本社会で生きやすく、16タイプ中トップ3くらいには確実に入るだろう。つまり、学生時代は優等生、社会人ではシゴデキ、Ne発達後は新しい挑戦を続けて成功するようなパターンを踏みやすいことだ。S型特有の生きやすさとNe特有の後半戦に有利な性質をいいとこ取りしたタイプとなる。こうなると、体が動く限り、いつまでも現役で活躍し続けられるだろう。100年間も生きられることで、チャンスが広がっており、チャンスをモノにしやすくなる。しかし、壊滅的なのは、Neがほとんど発達しないまま衰退したESTJだ。こうなると、後半戦の生きづらさはISTJ並みになる。ESTJは、タイプ内で最も向き不向きが割れるタイプとなりそうだ。

ESFJ

ESFJもまた大差が広がりそうだ。ESFJ内で雲泥の差となることだろう。ESTJ同様、Neが第三機能にあるため、ここをどれだけ発展させられるかがカギを握る。ESFJは、非常に生きやすいタイプだ。全タイプで最も生きやすいという見解もあるし、ESTJやESFPよりも生きやすい場面も多そうだ。つまり、若い頃は、ほぼ無条件に有利に物事を運べる利点がある。それに輪をかけてNe発達させた場合、非常に強い好奇心から衰退知らずのチャレンジャーとなることだろう。新しいことに積極的で、しかも協調性が高いので、人間関係のチームバランスも良くなる傾向にある。Neは、挑戦精神だけでなく、一人ひとりが求めているヘルプにも気づきやすくなるので、人間関係にも応用できる。そのため、100年間のほぼ全てを人間関係で無双できることだろう。仕事をするにも、人脈やチームバランスは非常に重要なので、そこでもまた生きてくる。人生100年時代では、仕事をかなりの年齢まですることになると考えられるため、ESTJ同様にチャンスは増えていることだろう。
ただし、NeがほとんどないESFJは要注意だ。そういったESFJは、イエスマンとしてダラダラと業務を続け、退職後は一気に衰退が進みかねない。SF型では最も老害化しやすいため、「おせっかいおばさん」としてウザがられてしまうことも多そうだ。もはや、同じタイプだとは思えないほどに個人差が大きくなりそうだ。私自身は、前者のESFJになりたいと今から考えている。

ESTP

ESTPもまた個人差が大きい。Feもまた老害化しないために重要な機能だからだ。そもそも、ESTPは、S型では最も保守的から程遠く、新しい挑戦もかなりすることだろう。行動力があり、老化の影響を意外と受けにくい。ただし、共感力に個人差が大きいため、老害化した際に厄介だ。Feを発達させ、他人の意見に柔軟になることで老害化は阻止できそうだ。そうなると、いつまでも活発で陽気な高齢者として、人生100年時代を成功させられそうだ。

それなりに適応するタイプ

ESFP

ESFPは、S型で最も有利なタイプだ。とにかく、陽気で楽しいことが好きな性格をしているからだ。ESFPは、年をとっても楽しそうな人が多く、いつもニコニコしている人たちだ。典型的なESFPである
明石家さんまさんなどを見ていると、年齢を感じされない活発さが垣間見える。ちなみに、明石家さんまさんは、来年(2025年)には70歳だ。群を抜いて幸福感が高いことが多いため、人生100年時代には持って来いの人材だ。ESFPは、非常に生きやすいタイプなので、最初から最後まで生きるに有利なタイプである。

ENTP

ENTPもまた有利である。ENTPは、何かに縛られることをとことん嫌うので、年齢をただの数字として捉えている節がある。そのため、人生100年時代を前向きに考えているケースが多そうで、縛られない生き方をするだろう。かなり有利そうだ。

INFJ

INFJも人生100年時代にそこそこ適応してそうだ。
年齢をそこまで重視しないため、成熟してからの人生の方をより楽しみそうだ。INFJは、非常に生きづらいと有名なタイプであるため、ある程度成熟しなければ、人生を楽しめないケースが多い。成熟して図太いメンタルを身に着けてから本番なので、寿命はある程度長いほうがいい。INFJは、教祖や聖職に就くことも多いため、老化の影響をほとんど受けない。かなり有利そうだ。

ENFJ

ENFJも人生100年時代に有利だ。とにかく、老化の影響を受けにくく、老害化しにくいし、FJ型特有の性格の良さから好かれやすい。ENFJは、NF型の中では比較的生きやすい方だが、それでも若い頃よりもある程度の年齢になってからの方が生きやすく、慈善活動やボランティア活動などは、高齢化してもある程度できる物事だろう。人生100年時代に適しており、かなり期待ができそうだ。

INTJ

INTJも人生100年時代に有利だ。INTJは、学問を得意とし、研究職などに就くことも多いが、大学教授や研究員には定年がなく、健康である限り、いつまでも雇い止めにならない。また、知識は累積していくものなので、研究もある程度続けることが可能だろう。ただし、新たな発見は、60歳を過ぎると難しくなると言われているので、そこは課題かもしれない。

人生100年時代で無双するタイプ

ENFP

ENFPは、間違いなく勝ち組だ。人生100年時代を思う存分に無双し、ラストを締めくくることだろう。Ne主機能により、新たな挑戦を続けることに抵抗なく、しかもF型なので、老害化しにくい。100年間の価値をどの年代でも同等に捉える節があるため、老化しても価値が下がりにくい。これは、人生100年時代の教科書ともなるような生き方だろう。

INTP

INTPも勝ち組だ。INTPは、若い頃は非常に生きにくく、人間関係に悩みやすいが、高齢化の影響をほとんど受けない職種を好む傾向にある。INTJ同様に、研究員になったり、医者になったり、科学者になったりしやすい。どれも、年齢に依存しておらず、脳が機能していれば成立する職種だ。また、引きこもりになるINTPも多いが、現代ではITやインターネットが発達しているため、INTPの好きな生き方が叶うだろう。IT技術を得意とするINTPも多いため、仕事にすることもできるし、娯楽として楽しむこともできる。人生100年時代の後半戦でINTPは、非常に有意義な時間を過ごすことだろう。

INFP

最大の勝ち組である。INFPは、最も人生100年時代を無双することだろう。まず、INFPが成功する職種として、画家やライター、音楽などの産業が挙げられるが、特に画家や音楽は唯一老化の影響がなく、むしろ年を取ってから成功する職種だと言われている。画家の才能や音楽の音感は、すぐに身につくものでなく、かなりの時間を要するため、相当な年齢にならないと成功しない傾向にある。実際に、
葛飾北斎は、最も有名で生涯最大の作品である、「富嶽三十六景」を描いたのは60歳の時であり、ほとんどの画家は60歳以上で大成し、ピークを迎えている。INFPは、こうした分野に強いため、人生が長ければ長いほど有利だ。また、INFPは、想像力が豊かであるため、寝たきりになっても脳内は楽しくできており、孤独耐性も高いため、集大成はかなり明るそうだ。人生100年時代は、INFPのための技術なのか?と感じてしまうほど勝ち組候補として有力だ。

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