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⑧INFPとINTPの違い!

はじめに

今回は、F/T軸で最後となるINFPとINTPの違いだ。どちらも、ESTJやESFJとはそれぞれ真逆のタイプで、社会では謎めいた存在だと思われがちなタイプだ。一方で、極めて独特の感性と世界観を持っており、なかなかSJ型には真似できない特性がある。
今回は、そのあたりを解説していこう。

INFPは優しい、INTPは怖い

決定的な違いだ。それぞれの対照的なポイントで、最も歩み寄ることができないポイントだろう。
INFPは、共感力が非常に高く、F型以外に共通点がないESFJからでもかなり分かりあえる存在だ。ENFPよりも身近な存在に感じられ、F型しか共通していないという事実を忘れるほどに優しく繊細で平和的なのだ。誰もが平和でニコニコと暮らせる世界を常に想像しており、それが理想といった人たちなのだろう。
一方で、INTPはかなり違う。F寄りのINTPは存在しないといい切れるほどにどこまで行ってもT型なのだ。結論を非常に急いだタイプで、何かを相談するとノータイムで、「こうした方がいいよ〜」「これは違うと思うよ〜」と返ってくるようなノリだ。そのため、非常に冷静で解決策が見つけやすい反面、F型とのコミュニケーションが壊滅的に苦手なのだ。本人もまたあまり人に興味がなく、特に、子どもやお年寄りなどをあまり好まない傾向にあるため、F型的なコミュニケーションで悩むことがしばしばある。
工業高校のような環境に限りなく多い。

INFPは感情的になりやすく、       INTPは理詰めをしがち

これもまた違いが大きいところだ。どちらも、社会生活に難を抱えやすいのがここではないだろうか。
INFPは、極めて感情ベースであり、しかもFP型なので、常に自分の心に目線が向いている。つまり、ちょっとした感情の変化に敏感で、繊細すぎるのだ。議論が始まると、なかなか本音を言い出せなくなり、時には泣き出してしまうこともある。本音を言える相手だったり、共感力が高く分かってくれる相手には、それ以上の問題が生じにくいが、そうでない場合、感情的になり、突然不機嫌になってしまうこともあるだろう。しかし、そう見えているだけであり、前々から兆候があったにも関わらず、なかなか気づいてもらえなかったからである場合が多い。
ESTJとの相性が最悪だと言われているのは、ここが原因であり、一生分かり合えないポイントになりうるだろう。
INTPは、議論や対立の際には、全く違う行動をとる。とにかく独自の論理フィールドを延々と広げ、理詰めに走るのだ。INTPは、法律や言動の抜け目や落ち度に対して、誰よりも早く気がつくため、どうしてもそれを言いがちなのである。健全なINTPの場合、必要以上に攻撃性を持たないため、こういった論理フィールドがユーモアとなり、人々を楽しませてくれるのだが、不健全になると、エンドレスな理詰めに入るため、相手を心底あたふたさせてしまう。論理フィールドが人々の心にどう響くかは、INTPの性格に委ねられている。

INFPは共感力が高すぎてしまい、     INTPは共感力が低すぎる

ここも真逆な点だ。INFPは、とにかく共感力が高い。共感力が高すぎて病みやすいタイプだ。良くも悪くも感受性が高すぎるため、気づいたら周囲に呑まれてしまいがちだ。
一方の、INTPは共感力が低すぎて、トラブルになりやすい。先ほども話したが、とにかく結論を急ぎまくったタイプなため、求められていないアドバイスをかけまくってしまったり、相手を否定しすぎてしまったりするのだ。本人に悪意がないため、余計に本人も自覚なく周囲を敵に回しがちだ。そもそも、感情に対する興味が極めて薄いため、INTPにとって優しさとは、「しっかりアドバイスすること」であると考えられる。

INFPは小説家やライターにやたらと多く、
INTPは科学者や医者に多い

両者はとにかく、公務員やサラリーマンといった一般的な仕事との適性が低いため、S型とは違った生き方で成功しやすいのだが、生息場所が大きく分かれる。
INFPは、小説家やライター、ポエマーなどの芸術的、文学的な分野でやたらと活躍しやすい。ピース又吉や太宰治など、有名な文芸作家はほとんどがINFPだ。極めて繊細で感受性が強いINFPにとって、文学や芸術ほど興味を集中させられる分野はないのだ。
一方で、INTPは、主に理系の世界で輝きやすい。実際に、論理学者と呼ばれるほどなので、研究職や科学者、医者などの専門性が極めて高い分野で活躍している。適性は極めて理系に偏っており、文系だと意外と存在しない。私自身、現在、文系大学に通っているが、学部の教授は、ENTPやINFP、INFJなどが多そうで、INTPらしき教授はなかなか見当たらない。やはり、INTPの興味はどこまでいっても、理論や論理なのだ。

まとめ

今回は、自身と極めてかけ離れたタイプを紹介していたため、かなり分析するのが難しく感じられた。どちらも、コツを掴めば非常に面白みのあるタイプで、自分にはないものを持っているため、いかに慣れるかが重要だと認識している。ちなみに、今回で、F/T軸の全8種類を紹介し終えたため、次のラウンドに移る。それではお楽しみに!

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