失踪生活 第三回

無事にA県a市から逃げ、その日のうちにB県b市にいろいろ移し変える事が出来ました。
そして救世主宅に転がりこみます。


1.漠然とした不安

B県b市には縁もゆかりも全く無く、人生で初めて立ち寄った所です。やはり不安はすげぇありました。当然最初の夜は眠れません。てゆうか今でもあまり寝れてないです。
それでも逃げないでずっと地元にいるよりはマシだと思いました。もう元家族に振り回されないで済むし、確実に自殺してましたからね。「死んだら終わり」って言葉が身に染みました。
ただ、今もたまに「これ死んだ方が楽だな」って思う時があります。先の事を考えるとお先真っ暗でこれからやっていけるのかどうか不安しかないです。元々マイナス思考なのもいけないんでしょうけどね。

話を戻しまして、そしてほとんど眠れないまま朝になります。
救世主とお弟子さんに朝の挨拶と昨日のお礼を言いました。
そしてこの日から本格的に失踪生活が始まりました。



2.最初は旅行気分

とりあえず周辺に何があるのか、最寄り駅はどこなのかを教えてもらうついでに行動を共にさせてもらいました。そして必要なモノを買ったり、少し単独行動したりして一日を過ごしました。
この時救世主から裏技めいた方法を聞きましたがここには書かない方がいいと判断したのでやめときます。

次の日以降はガンガンと一人で行動するようになります。救世主宅の最寄り駅がわかればもうこっちのモノです。とりあえずいろいろ散策します。この時にマーチャオやGENTEN等に初めて行ったりしました。

完全に旅行気分でしたね。
そして街もデカいですし、少しはしゃいでた部分もありました。まぁこないだまでの一年以上ずっと精神的に最悪だったからいいか的に強引に思って過ごしてましたね。


3.人間失格

街を歩いてると親子連れをよく見ます。そしてその度に「俺はもうあんな風になれないんだなぁ」って思うようになりました。

なれなくて当然です。
地元を捨てた罰だと思ってます。

それに世間的に見たら俺はもう人間失格でしょう。一般社会人がやってはいけない事をやらかしましたしね。どんなに綺麗事を並べようが、俺がやった行動は一般常識から逸脱してるのは自分でも理解してます。そしてそうゆう人間がいわゆる普通の生活や幸せを求めてはいけないでしょう。
俺にはもうその資格はありません。

しょうがない。悪いのは俺。
我慢出来なくて実家から黙って飛び出した俺が悪い。

普通の幸せはもうダメですが、現状で出来るだけ頑張ってやっていこうと思います。


今回はここまで。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。

死んだ方が楽なんかなぁ…?

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