ひとり広報が実現する!チームワークマネジメントを体現した働き方とは?
#ヌーラボブログリレー2024 for Biz Advent Calendar 2024
皆さん、こんにちは!ヌーラボ広報の前田カトレーナ琴美です。このブログは、 #ヌーラボブログリレー2024 for Biz Advent Calendar 2024の2日目のブログとして更新しています。
新たなチャレンジ
2023年10月にヌーラボに入社してから、気づけば2年目を迎えました。広報未経験の状態からスタートし、コミュニケーション部の先輩方に助けられながら、少しずつ自分なりの広報スタイルを見つけられるようになってきたと感じています。
そんな中、「事業広報をやってみない?」というお話をいただきました。新しい環境でのひとりスタート。正直、不安もありましたが、「次のステージに進みたい」という想いでこの任務を引き受けました。
「事業広報」チームが発足した背景
ヌーラボは2024年3月29日に創立20周年を迎えました。そして、Backlogも来年6月で20周年を迎えます!この節目の年を機に、ヌーラボサービスをより多くの方に届けるため、事業に特化した広報チームが新たに発足しました。
ひとりになって最初に取り組んだこと
10月1日よりカスタマーコミュニケーション部付として事業広報が始動しました。まずCROの小島さんと「事業広報の期待値」の擦り合わせを行い、Objective(目的・勝利条件)を設定しました。
そこで事業広報では、「チームワークマネジメント」、「バックログスイーパー」という概念をエンジニアやバックオフィスの垣根を超えた共通言語として多くの方に届けるための広報活動をObjectiveとして定義しました。
昨今、多様化する働き方に対応するためには、タスク管理の高度化が求められています。ヌーラボでは、異なる組織や専門分野のメンバーが効率的かつ効果的に目標を達成するプロセスや手法を「チームワークマネジメント」として定義し、BacklogやCacooと関連付けて発信しています。この中で重要な役割を担うのが、タスク(作業項目)を分解・整理し、役割を明確にし、計画的に管理・実行するスキルを持つ「バックログスイーパー」です。
「チームワークマネジメント」と「バックログスイーパー」という概念を広め、ヌーラボのブランドメッセージでもある“このチームで一緒に仕事できてよかった”を世界中に生み出していく。をチームで働くすべての人に体現してもらいたいと考えています。
社外に学び内に実装する
早速、「事業広報をスタート!」と言ってもまだまだ何をして良いか分からない状態なので、まずはインプットの機会を増やしました。
◾︎「スタートアップPR集中講座」に参加
スタートアップPR集中講座(Kipples代表の日比谷尚武さんによる全5回)に参加し、広報・PRの基礎知識から戦略的な広報体制の構築方法、具体的な実践方法まで幅広く学びました。事業広報を立ち上げたばかりの私にとっては、どのテーマも刺さる内容ばかりでした。
特に印象に残ったのは、「部門横断の情報収集ルートの必要性」についてのお話です。成功されている国内ベンチャー企業では、トップ・経営陣と広報の距離が近いこと、関連部門と広報の情報共有や連携が密に行われていること、広報活動が経営戦略と一体化していることがが鍵になっているそうです。
一方で、この仕組みが不十分だと、「明後日リリースを出してくれ」と突然依頼されたり「機能リリースが知らないところで配信される」、「勝⼿に取材対応する」といった広報的な事故が起きる可能性もあるとのこと。講座を通して、社内においても情報収集の大切さを改めて実感しました。
そこで、情報収集と連携体制づくりのために以下の取り組みを始めました
週次のマーケティングチームとの連携ミーティング
開発チームとの定例ミーティングでのリリース日等の情報キャッチアップ
リーダー陣との1on1ミーティングを通じた戦略検討
これにより、常に情報が行き渡る広報体制を構築し始めています。
社員全員が広報の意識を持つ
ひとり広報ではありますが、一人だけで広報活動を完結させることは難しいと考えています。そのため、社員全員に「一人ひとりが広報である」という意識を持ってもらうことが重要です。まずは社内のメンバーに「チームワークマネジメント」や「バックログスイーパー」の理解と浸透を促進することから始めています。
マーケ視点で考える「広報スキル」のさらなる向上
また、現在は「B2Bマーケティング総合講座」に通い、マーケティング視点から広報活動を見直すことも進めています。B2BサービスはB2Cとは異なる特徴や課題を持つため、この講座を通じて専門的な知識を深め、効果的な広報戦略を構築したいと考えています。
学びを活かして仮説を立て、PDCAを回すスキルを磨きながら、効率的な仕組みづくりを社内で実践。Objective達成に向けた体制を強化しています。
社外の人を巻き込んだチームワークマネジメントを体現した働き方
PR会社との連携
どれだけ活動量を増やしても自分一人でできることには限界があると思います。事業広報の初速を高めるために、11月からPR会社との連携を開始しました。
初めてご一緒させていただいたので、コミュニケーション量もまだ少ない中でどのように仕事を進めていくか悩みましたが、やはり「Backlog」と「Cacoo」を使っていただくことにしました。基本的な依頼ごとはBacklogの課題に立てていただき、毎週の定例の議事録はドキュメントで管理するようにしています。また、年間スケジュールやプレスリリース等のアイキャッチはCacooを使って共有しています。
自らがバックログスイーパーに
PR会社の方には業務をただ依頼するのではなく、同じゴールに向かって協力しあう仲間でいて欲しいと思いました。そこでまずは下期の事業広報Objectiveの共有し、それに向かって各々がどのようにシナジーを生み出すか考え、連携をスタートさせました。
Backlogに課題をどんどん起票して頂いているので、タスクの可視化が進み、お悩み事もコメントで迅速に解決できています。その結果、毎週の定例会議も30分で収まっています。
PR会社の方々はBacklogを使った経験がありませんでしたが、プロジェクトの設定やドキュメントの決まり事を共有した後は、自然と使いこなしていただき、導入もスムーズに進みました。
時々、担当者やステータスが異なっていたり期限が過ぎてしまっている課題がありましたが、バックログスイーパーとして確認し、修正を依頼しています。これにより、よりルールが明確化され、好循環が生まれていると感じています。
今後の展望
事業広報としての取り組みはまだ始まったばかりですが、「チームワークマネジメント」を意識することで、周囲と助け合いながらゴールに向けて進める環境が整いつつあります。ひとりだからといって負担を抱え込まず、楽しい広報活動を心がけています。
また現在では、コーポレート領域の広報人材を募集しています🙋♀️ぜひ一緒にヌーラボを盛り上げていきましょう💪🔥
社内外の人々を巻き込みながら、チームワークを最大限に活用して進んでいきたいと思います。まだまだ新米広報ですが、できっこないをやらなくちゃ!