初心者が語る・LHTRPGオンラインセッション体験録 part.1 ~オンラインでも遊べます編~

この記事はTRPG初心者の筆者が、オンライン環境にて「ログ・ホライズンTRPG(LHTRPG)」を遊んでみた記録です。​「ログホラ好き!」「エルダーテイルやってみたい!」「TRPGは知ってるけど何となく参加しづらい!」「オンセの雰囲気が分からない!」といった方々に、現場の様子を少しでもお伝えできれば幸いです。

〈はじめに〉

ログホラ、いいですよね(唐突)

こんにちは、初めまして。カタツムリのNという者です。
もともと「ログ・ホライズン」原作ファンでしたが、TRPGの経験は一切なし。まずTRPGとは何ぞや? といったレベルの素人だった筆者ですが、とうとう先日「オンラインセッション」なるものに参加してまいりました。

いや楽しかった。

もうね、自キャラが動いてるだけで感動モノですよ。日々の妄想を糧に生きる超生物ヲタクからすれば、作中世界で生きるオリキャラの一人や二人くらい持ってて当然ってもんです。知らんけど。

それが、動く。
実際に活躍する姿が見られる。あの妄想が形になる。
彼ら彼女たちが存在する世界の創造。事件です。心の臓もバックバクです。

そんな体験をプレゼントしてくれるのが「LHTRPG」。
やりましょう。この機に。

〈趣旨紹介〉

冒頭でも述べました通り、当シリーズは筆者が「ログ・ホライズンTRPG」のセッションにオンラインで参加してみた記録になります。とはいえ、ただただプレイ中の様子を垂れ流すだけでは参考にならないというもの。

「興味はあるけど、どうやって参加すればいいか分からない…」
「TRPGってアナログゲーでしょ? リアルで会うのはちょっと…」
「プレイ中の雰囲気ってどんな感じなの? 経験者さん多そうで怖い…」

そんな感じの不安を抱える方も多いはず。というかわたしがそうだった。
そこで当シリーズでは、主に「新規のプレイヤーさんが気になるであろうポイント」の解消を目標とします。疑問点を一つずつ解消してゆく形で、実体験を絡めて緩く語っていこうかなと。何よりわたし自身が初心者ですし、詳細な解説というより口コミのようなノリでご覧ください。そんなに細かくは語りませんし、語れるだけの経験もありませんので。

まだまだプレイ歴の浅い者(あたい)から、プレイ歴ゼロの方々に向けて発信する「現場の声」。
微力ながら、精一杯お話ししようと思います。

何回かに分けて投稿するつもりですが、今回は初回ということで、ログホラに限らずTRPGそのものについて書いてみます。大きく三つの観点から話していきましょう。

〈その1:オンラインでも遊べます〉

まずTRPGとは何かって話なんですが、ぶっちゃけこの記事まで辿り着いてらっしゃるような方に、わざわざ一から説明する必要もないのかなとは思います。

あえて一言添えるなら、「TRPGとは卓ゲである」。
ええ、はい。全ての前提です。「テーブルトーク・ロールプレイングゲーム」なんて名前の通り、TRPGは会話しながら進めるアナログゲームです。自分で作ったキャラに扮し、卓を囲んでダイスを振る。複数人で一つのストーリーを形作る対話のゲーム。

とはいえ。
実際にテーブルを囲み、顔を突き合わせて遊ぶことなんてそうそうできません。そういうイベントに行けば可能でしょうが、バリバリのニュービーにはちと荷が重い。どうにかできないでしょうか。

できます。あなたの目の前の箱を使って。

昨今そういうサービスは充実しており、オンラインで作った部屋に入って皆でセッション! みたいなことも普通にできます。顔を合わせる必要も、遠くの会場まで足を運ぶ必要もなし。自宅のテーブルから気軽に参加できます。

わたしが今まで参加したのは、以下二つのサービスを利用したオンラインセッション(通称オンセ)。

いずれもゲームマスター(GM)が用意してくださったお部屋に参加し、web上でダイスを振ってきました。Twitter提携で参加できますので、面倒な登録作業なんかも無し! 楽!

こうしたオンセの募集はTwitterなんかで行われてまして、ログホラの場合 #LHTRPG で検索すると野良GMさんが参加者を募っていたりします。初心者向けの募集がありましたら、思いきって声をかけてみるとよいでしょう。
また、自分から呼び掛けてみるのも手。同じく #LHTRPG で卓を探している旨をツイートすると、初心者の匂いを嗅ぎ付けたGMさんが卓を立ててくださるかも。

〈その2:ボイスなしでも遊べます〉

ここ重要。
その1でも挙げた「テーブルトーク」なんて名前から、「オンセで遊ぶにしても、通話を繋げないと参加できないんじゃ?」なんて思う方もいらっしゃるかもしれません。そこは早めに否定しておきます。

遊べます。ボイスなしで。

上記のようなサービスには当然チャット機能も付属してまして、テキストチャットで会話を行う「テキストセッション」も楽しめます(通称テキセ)。環境の問題で声が通せなかったり、単純に通話はしたくないな…と感じる方にはテキセへの参加をお勧めします。わたしも原則テキセ民。

ただ、Discordなんかの通話サービスを併用し、声を通して行うボイスセッションも当然あります(通称ボイセ)。筆者は参加しておりませんが、双方を織り交ぜた「半ボイセ」「半テキセ」などという形態もあるようですね。
オンラインセッションがどちらの形態で行われるかは、GMが募集段階で示してくださいます。よく確認したうえで参加しましょう。

それぞれの特徴についてですが、

ボイセ:リアルタイムで楽んでいる感覚が強くある
    肉声を通す必要がある
    ログが残らない
    やり取りに掛かる時間がテキセに比べて短い

テキセ:反応がワンテンポ遅れる
    肉声を通す必要がない
    ログが残るため、後から読み返せる
    タイプ速度にもよるが、大抵ボイセより時間がかかる

といったところでしょうか。一長一短ですね。

〈その3:逐一質問OKです〉

分からないことが見つかった。自分の理解が合ってるか不安になった。何をすればよいか見失った。

どんどん訊きましょう。

正直わたしも最初は気が引け気味だったんですが、先ほども言いました通りTRPGとは「対話のゲーム」です。「小さな疑問点ひとつすら質問できない環境で、対話を絡めたストーリー作りなんて出来るはずがない」というのは、考えてみれば当たり前なわけで。

わたしがご一緒させていただいた経験者さんたちも、それを重々承知のご様子でした。震える指で幾度か質問を投げた記憶がありますが、毛ほども気にする様子なく返答くださいまして。本当に感謝感謝です。
というか、募集によっては「キャラ作りのチュートリアル」みたいな卓もあったりします。そういう場合は一層気にせず質問しましょう。

セッションには時間がかかります。えてしてTRPGとはそういうものみたいですが、場合によっては休日の午後を丸々使います。わたしの参加したテキセがそうでしたし。
どうせそれくらいの時間ご一緒するわけですから、下手に縮こまっているより思い切って相談してみましょう。つっかえが取れるだけに留まらず、後の展開が何倍も楽しくなります。

迷ったら訊く。古事記にもそう書いてあります。

〈今回のまとめ〉

今回は最初の最初、そのものずばり「オンラインセッション」について語ってみました。筆者自身、そういう場があることを知ったのは今年に入ってからになります。ただ、幾度か野良卓に参加させていただいた身として、わたしから言えることはひとつ。

オンセ参加のハードルは、参加を迷っていらっしゃる皆さんの予想よりもずっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっと低いです。

機会がありましたら、是非ご一緒しましょう。


さて、短いですが今回はここまで。
次回以降は話を「ログホラ」に絞り、プレイ中の雰囲気なんかにも触れながら語っていこうかなと思います。
ありがとうございました!

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